35日目 デンマーク イン!!

いよいよ北欧、憧れのデンマークへ

いよいよ北欧、デンマークへ。デンマークは九州ほどの大きさの国で、北欧デザインや家具、照明などで有名だ。さらに福祉や教育が充実し、税金はとても高いが、国民のほとんどが幸せだと感じている国でもある。また自然エネルギーの開発も盛んで、ヨーロッパでもエコロジーを代表する国のひとつだ。

そんなわけで、ここは幸せ探求人の憧れの地なのである。

まず向かうのは、グリーンエネルギーのパイオニア的存在であるノルディック・フォルケセンターがある、ユトランド半島の北の果て、ティステード地方だ。ドイツ・ハンブルクから列車に揺られ、途中3回乗り継ぎ、9時間の道のりとなる。

(デンマークの列車はマントヒヒのような顔をしている)

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2時間の待ちぼうけと現金調達の裏技

途中、乗り換えの駅で2時間の待ちぼうけとなった。この時間を利用して、現金をキャッシュコーナーへ引き出しに行った。ヨーロッパは駅の改札が無いので、こんな時、自由に出入りができて便利だ。自転車は重たいため、駅のホームに縛りつけ、チェーンロックをしていく。

デンマークは独自通貨なのでユーロは使えない。ホテル代や列車代などはカードでほとんど支払いできるが、ちょっとした買い物にはやはり現金が必要だ。

銀行カードの中には、海外でVISAやマスターのキャッシングコーナーを利用し、その国の通貨で現金を引き出せるものがある。このカードを利用すると、通常の両替のような手数料がかからず、その時の為替レートが適用されるだけなので便利でお得だ。私もこのカードを愛用している。

列車内でのガム・ハプニング

乗り換えの列車は2両編成で、荷物と人でいっぱいだ。

ヨーロッパの列車は遅れる上、名前が似た駅名が多く、車両に番号や名前が書いていない場合も多いため、非常にわかりづらい。私は毎回乗る前に車掌を捕まえ、確認することにしている。今日も乗車すべき列車が案内表示に出ていない上に、その列車が途中で2つに分かれ、それぞれ別の場所へ向かうという複雑な状況で、危うく乗り過ごすところだった。

車内はすごく込み合っていて、指定席のチケットを持っていたが、重たい荷物をもって、とてもそこまでいけそうにない。しょうがないので、入り口付近で我慢する。

いくつかの駅を通り越し、ヘアニング駅を過ぎたあたりで車内もようやく余裕ができた。向かいに座っている小学校低学年ぐらいのトルコ系?のぽっちゃりした女の子が、さっきからずっとこちらを見ている。トルコ系なので、小学生のぽっちゃり系でも眼光が鋭い。

私が食べようとしたガムをじっと見ていたので、女の子にひとつ差し出すと、お母さんに「もらってもいいか」と聞いているようだ。お母さんの言葉を聞いてから女の子はガムを受け取る。どこの国の子どもも、笑顔はかわいい。

しかし、その女の子、ガムを頬張ると表情が固まっている。しかもすごい形相でこちらをにらんでいる気がする。はて?と思い私もガムを頬張ると、ミントの刺激が口の中に広がった。子どもには少々きつ過ぎたようだ。

眼光が鋭く、見ているだけなのか、にらみつけているのか判別がつかない。「辛かった?」と聞きたくても言葉が出ず、ジェスチャーで「ガムを出していいよ」と伝えても通じない。紙の切れ端を渡し、ここに出すよう促すと、ようやく納得してガムを吐き出してくれた。

女の子は、口から火が出るようなジェスチャーをしてみせる。やっぱり辛かったようだ(笑)。お母さんも渋い顔で笑っている。申し訳ないことをしてしまった。

無人駅と最高のロケーション

18時頃、駅に到着。

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到着した駅は無人駅で、自転車を組み立てる間、列車は来ないし、辺りを見回しても誰もいない。時折、車が通過するだけだ。北の果てに来たなという感じがする。
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今日の宿はGoogleマップで見つけた掘り出し物だ。ホテル検索サイトなどには載っておらず、ブログのホームページがあるだけだった。しかしホームページの雰囲気と価格の安さに惹かれ、メール連絡したところすぐに返事が返ってきたので、泊まることにした。また「自分が好きなデンマークを信じて行ってみる」ことにした。

駅から3kmほどの所にある、入り江に面した場所だ。途中から舗装道路で無くなり、砂利道を進む。到着すると何やら多くの人たちが何か作業をしている。何かイベントでもあったのだろう、片付けをしている最中のようだ。

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通りがかりの人を捕まえ宿のことを聞くと、宿の主人を教えてくれた。人の良さそうなおじさんで、握手を交わし、とても素敵な笑顔で迎えてくれた。今日は何やら野外イベントで演劇のステージがあったらしく、その片付けの最中だった。

あとから、おじさんの娘さんがやってきて部屋へ案内してくれた。部屋はホテルというより、ドイツで泊まったような農家民宿に近い雰囲気だ。とても広い間取りで一人で使うにはもったいないぐらいだ。

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無料の打ち上げと静かな海

夕食はこの辺りには食べるところがないらしく、ちょうど演劇の打ち上げをするということもあり、そこへお呼ばれすることとなった(しかも無料で!)。

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もう20時にもなるが、外はまだ明るい。打ち上げの準備の間、子ども達が水辺で遊んでいるのを見てみると、カニを取って遊んでいる
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結構大きな毛ガニだ。「これ、取って食べるのか」と聞くと、「そんなことはしない、ピースだ」と返ってきた。
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夕食は大きくてジューシーなウインナーとパン、そしてゆでたジャガイモのマヨネーズ和え。ビールもいただき、とても満足だ。

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部屋から歩いてすぐ目の前は海という抜群のロケーション。向こう岸には風力発電の風車が回っている。波の音を聞きながら、今日の一日の最後はとても気持ちのいい一日となった。
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