18日目 自転車の次は、自分が壊れる?

午前:スイスの「匠の技」と雨中の走行

スイスと言えばやっぱり「アルプスの少女ハイジ」というわけで、麓から登山鉄道でユングフラウへ行こうと思う。ユングフラウ鉄道はヨーロッパで最も高い場所に位置する駅だ(海抜3,454メートル)。エコロジーからちょっと寄り道してアルプスを目指し、麓の街インターラーケンを目指す。走行距離は約98km、上昇量651m。自分のペースだと2日ぐらいかかると思うが、行ってみることにした。

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今日は朝から曇り、ぐずついた天気だ。温度は高め。スイスは寒いだろうと思っていたが、意外に暖かい。半袖サイクルウェアとレーサーパンツで出発する。
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昨日修理してもらったバイクショップのおかげで、自転車も調子がいい。さすがスイスの「匠の技」だ。スイスの道は舗装状態も良くデコボコがなく、幹線道路の脇に自転車レーンが設けてあるので走りやすい。
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GPSの使い方、クセも分かってきたので、前もってしっかり設定しておけば役に立つことが分かってきた。道に迷うことなく順調だ。

お昼頃、やはり雨が降ってきた。納屋の軒下で雨宿りするが、やみそうにないのでレインウェアを着て出発。

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今日一番の難所、651mの丘を越える。ここまでだいぶん走りこんできたせいか、体も慣れてきて自転車を降りることなく走りきる。丘を越えると雨もやみ、晴れ間が見えてきた。
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スイスの首都ベルンを通過。
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午後:ユングフラウの迫力と体の悲鳴

14時過ぎ、さすがに何も食べずに走っているとスタミナ切れになってきたようだ。道路際で休憩と昼食。昼食は昨日買っておいた桃・りんご、そしてパンの残りだ。この時点で走行距離は約50km。今日はなんだか調子が良い。ひょっとしたら今日一日でいけるような気がしてきた。

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トゥーンの街に到着。大きな湖のある街だ。湖沿いを走りぬける。ふと見上げると、白い山脈が見えてきた。どうやらユングフラウのようだ。(写真では、ちょっと分かりにくい。)肉眼で見るとすごい迫力だ。
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15時30頃、まだ麓の街まで25kmぐらいある。左膝の感じがおかしい……。(昔、両膝をスポーツと交通事故で2度痛めたことがあり、古傷が残っている。)再発しなければいいのだが……。

湖はすごく澄んでいて、エメラルドグリーンに輝いている。向こう岸に見える山すその家々がとってもいい感じだ。

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上り坂が続く。急に左膝に痛みが走った。自転車の故障の次は、どうやら自分が壊れたようだ。「なんてこった!」 左足に力を入れると激痛が走る。

目的地のインターラーケンまであと8km。だが、上り坂が続く……。まだまだ旅は長いので無理をせず今日はこの辺でとも思ったが、この付近には宿もない。できるだけ右足だけに力を入れるようにペダルをこぐ。少しは痛みが和らいだ。野宿はごめんなので、なんとか上りきり、17時過ぎに目的地のインターラーケンに到着。

夜:宿確保と応急処置

足の痛みをこらえつつ早速、宿を探す。インターラーケンはアルプスへの登り口、きっと観光客でいっぱいだろうから、目に付いたホテルに片っ端からあたることにした。案の定、どこもいっぱいのようだ。

ホテルの人に「どこかないか」と教えてもらい、やっと見つける。ホッとひと安心だ。明日は登山鉄道でアルプスに上ろうと思うので、この場所に2泊しないといけなくなるが、今日泊まれるホテルは明日は予約が詰まっているらしい。

もらったパンフレットを見て、街のツアーインフォメーションへ。明日の宿を探す。愛想の悪いカウンターのお姉さんだった。自分があんまりしつこくいろいろ聞いたので、最後は怒り出したが、まあ宿も見つかったので良しとする。

夕飯を買って宿へ戻る。膝をシャワーで冷やし、持ってきていたシップ薬で応急処置。今日はちょっとがんばりすぎたようだ。体を休めようとすると体中も痛い……。

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