日別アーカイブ: 2012年6月7日

4日目 今日は野宿? ヨーロッパ自転車の旅

昨日は自転車が泥だらけになり洗ったので、チェーンに油を差し直し、タイヤに空気を入れ空気圧を調整
これは経験者情報だがタイヤの空気圧をしっかり調整しておくとパンクしにくくなるらしい
昨日、ホテル探しの最中に見つけた自転車ショップに向かう
目指す自転車ショップの手前にも自転車ショップを発見
日本にはない大きさだ。さすが自転車の国だ
まだ開いていないようだったが
ガラス越しに中を見ると思っていたようにいろいろとたくさんの商品がそろっている
オープンは9時からと書いているがもう10時近くになっている
こんなに時間にアバウトなのか?
もう一つのショップに行ってみる
こちらは自転車ショップ以外にもいくつかショップが並んでいるが
どこも開いていない
事前情報では土日はどこも店が閉まっていると聞いていたが
今日は木曜日のはず
駐車上に車に乗った人がいたので近寄って聞いてみる
今日は土曜日で開いていないそうだ
なぜ? 
曜日は日本と違うのか?
でも町は静まりかえっている
せっかく見つけたバイクショップなのに残念。無念・・・
(ドイツでは自転車のことをバイクと呼ぶらしい)
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列車にも自転車が乗せれるので今日は列車に乗ることにする、ドイツでは自転車を普通にのせることができる
駅に着くとキップを買わないといけないが
情報が少なすぎ、駅に停車駅の見取り図がない、駅員がいない!!!
結構大き目の駅だがチケット販売機が2つと時刻表のみ
ちょうど入ってきた若いカップルに聞く
地図を見せてなんとか理解してもらったがどうやらモアバッハはかなり田舎の方なので
列車1本ではいけないらしい、乗り継ぎをしないといけないようだ
チケットもどう買うか教えてもらい無事購入(10.30ユーロ)
乗り継ぎ駅までの金額らしい、全部は買えないのか?気になったがどう話すか難しすぎるのでやめた。
とりあえず次の駅についてからまた聞こう
列車がきた、うわさどおり自転車専用車両がある。
また駅の改札口がありません。無人です。
チケットを買っても誰にも見せなくていいし、どこからでも入れる。
だからといってタダ乗りは見つるとすごい罰金らしい。
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週末ということもあってか、すでに自転車でいっぱいだ
行く方向はサイクリングコースとしてもマイナーなコースと思っていた
それでもこの数、またおじさんが何やら自分のスモール自転車が気になるようで
じろじろ見ている
自分がスモールバイクと言うと笑いながら答えてきた
家族づれでサイクリングに行くらしい、列車にはいろいろんな人がサイクリングにいくために乗っている
一人で・おばちゃんたちだけ・年配の夫婦など等、
小学生ぐらいの女の子とお母さん二人組みの自転車が入ってきた、
女の子が置くところに困っていたので
自分のところに置いてあげるとハニカミ笑をしていた。
話しをしていたおじさんたちが降りていってしまったので
奥に座っている年配の夫婦にこの電車は快速かどうか、乗り継ぎが必要か聞いた
そうこうしてると降りる駅が近づき、おじさんが次だよって教えてくれた。
危なく乗り越すとこだった。コミュニケーションは必要。
駅におり、乗り継ぎするために誰かに聞こうと思っても誰もいない。
この町にはインフォメーションがあるので聞きに行くことに。
気さくなおばちゃんがいた。日本語も英語もできないといっていたが
この町には日本語の観光ガイドブックがあった。
おばちゃんから聞いた内容によると
モアバッハ(次の目的地)にいく列車はないとのこと
山を越えれば目的地のハズなので自転車で行くことに25Kmって行っていたので
まあ、行けるかと安易な考えがこの後大変なことに・・・
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この地は観光地なので人でにぎわっていた。がけの上の城と宝石採掘で有名らしい。
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自転車のルートはひと駅分自転車で戻りそれから山の方へ入っていくコース
いくつもの丘や畑の中を登っては降り登っては降り途中森の中をぬけ砂利道をぬけ
当に25Kmは過ぎている気がするが、地図も分岐点での優先道路の明記がアバウトなので
いまいちあてにならない
方角や地図を見るのには自信があったが、ヨーロッパの広さでは方向感覚が狂いまったくあてにならないようだ。
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せっかく丘をこえても違う方向に行ってたりする。
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大きな野うさぎを発見こちらに気づき慌てて逃げていった。
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16時ごろになってそろそろ宿を探さないと危険
またまた雨も降ってきた。
交差点で迷っていたら、後ろからきた車のおっちゃんが助けが必要かと車の中から
話しかけてきたので、「アイアムロスト」道に迷ったといったらつもりなんだけど
それを聞いて行ってしまった・・・
前に進む。しばらくするとキャンプ場のサインが出てきた。ベッドのマークもあるので
ホテルもあると思いいってみることに
施設の人にここに泊まりたいというとテントは持っているかと聞かれた
持ってないというと、今日はホテルが休みらしい。キャンプ場しか泊まれないそうだ。
困っているとおじさんが近隣の施設へ電話してくれた。
しばらくしてさっきとは違うコックのお兄さんが出てきた
お兄さんが言うには、どこもいっぱいだといいに来た
「こまった」と日本語でいうとお兄さんも「こまった」といった
しばらくしてさっきのおじさんが
「宿がみつかった、この先のレストランだ、3Km先だから問題ない」
といって地図で場所を教えてくれた。お礼をいってあとにする。
別れ際におじさんから「アドベンチャー」と言われた・・・
ホテルの場所まで上り坂、でもアスファルトなのでなんとか登れる
しかも3kmじゃない気がする、倍はある・・・
今日いろんな人に場所やいろんな事を聞いたが、
自分が言うのも何なんだがドイツ人も英語が良く分かっていない人がいるようだ。
結構いい加減な気がする・・・
宿はレストランが経営する宿だった。地図には載っていない。
こんな所にも泊まれるとは、また一つ勉強になった。
屋根があればどこでもいいと思っていたのだが、意外にしっかりした
作りの部屋だった、昨日より全然いい
シャワーを浴び、選択をし夕食へ
夕食はドイツにきて初めてレストランでとることにした。
というか他に選択肢がなかった・・・
お店の人はドイツ語しかわからない。若いお姉ちゃんが一人少し英語ができる程度
分からないもの同士の英会話なので苦戦した。
「お勧めでと頼む」が伝わらない。
ここでようやくスマホアプリの翻訳機が役に立った。
ドイツ語にして、お勧めでお願いします。といったら理解してくれた。
メニューは、ポークステーキ・サラダ・ポテトフライあとビールを追加した。
ドイツでは水もビールもたいして値段が変わらない。1.8ユーロ
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料理もあわせて41.3ユーロ 今回が一番安い宿だった
腹も減っていたせいかポークステーキがとても美味しかった。
WIFIは使えないだろうと、だめもとで聞く。どうやら使えるらしい。
しばらくしておじさんがパスワードキーを書いて持ってきてくれた。
えらい長いパスワードだ、(20桁ぐらいある)本当につかえるのか
中々つながらない、おじさんも自信がないらしく良く分かってない様子。
どこかに電話をかけ出した。カウンターに座って飲んでるおじさんも加わり
電話のやり取りをしている。そんな中
どうやら電波が弱いことに気づき伝えると
ルータの側まで連れて行ってくれた
奥の部屋にルータがあるらしいが部屋の中には入れずその扉の前で受信することに
電波が強くなり何とか接続できた。だが自分の部屋からは無理らしい。
今日も1日いろんなことがあった。
今日はゆっくり列車の旅のはずが、一番ハードなアップダウンだった。
でも一つ旅のスタイルができそうな感じだ
こんな時もあるので自転車完走にこだわらなくてもいいのかも
しかも、こだわらなくても結構ハード!!
今日一日もホントついてるな!!って実感