日別アーカイブ: 2012年6月15日

フライブルクまで75Km

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天気にも恵まれ少々暑くなってきた。
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ここ数日気温の差が激しい。
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あまりの暑さに今日初めてレーサーパンツデビューした。
(自転車用のおしりの部分にクッションのはいったぴったりしたパンツ)
ずっとインナーにははいていたのだが肌寒さと少々気恥ずかしいのでためらっていた・・・
腕はしっかり日焼けしているのに足は真っ白・・・
オセロのような感じだがしょうがない。
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途中でGmeiner家のお父さんにもらったパンとカロリーメイトのようなものを食べた。
カロリーメイトかと思っていたらチョコレートでコーティングされたすッごく甘いスティックだった・・・
でも、おいしくいただいた。
道路沿いを走っていると、この一帯はイチゴとさくらんぼが今が旬みたいで出店が多く出ていた。
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今日はバイパス沿いの自転車道をずっと走るので道に迷うことなく
フライブルクまで走ることができた。
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だが途中2人のドイツ人に助けられた。
1人は学校帰りの自転車の少年
工事中で回り道の標識がでていたので立ち止まって考えていた時
小学生ぐらいの少年が一度は通り過ぎ、戻ってきて道を教えてくれた。
もう一人は同じ方向に自転車で走っていた男性。
フライブルクの街に入りツアーインフォメーションを探している時
道を尋ねた後、彼は先に行ってしまったが、しばらく進むと
先で立ち止まり待っていてくれた。
「この道まっすぐだ」と言って彼は曲がって行ってしまった。
心配で立ち止まっていてくれたらしい。
ドイツは親日家が多いとは聞いていたが優しい人がとても多い国だ。
ちなみに自分は中国人によく間違えられる・・・
ニーハオ!!

Gmeiner家

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朝食はGmeiner家でご馳走になる。納屋兼住居で納屋の二階にある屋根裏部屋のような部屋
まるで「アルプスの少女ハイジ」から飛び出してきたかのようなかわいらしい部屋だった。
朝食を食べ終わるとお父さんがバイクウエアを身にまとい帰ってきた。
朝からバイクでひとっ走りトレーニングしてきたらしい。
今日は金曜日だったが仕事は休みと言っていた。
ドイツ人はみんな、自分が聞くと「休み」と言っている気がする・・・
お父さんはトレーニングのついでにパンを買ってきて
自分にも持って行けと分けてくれた。
お母さんは自分ひとりで使ったので宿代をかなり安くしてくれて
夕食や朝食はサービスしてくれた。
出発の準備を部屋でしていると
お父さんが何やらスティックお菓子のようなものを数個持ってきて
「バイクでのエネルギーだ」とまた持たせてくれた。
どうやらカロリーメイトのようなものであるらしい。
「自分には何もできない」と思いながら、
家から出るときに家族が作ってくれた和紙の折り鶴をお母さんに渡す。
喜んで受け取ってくれた。
日本に来ることがあればぜひ連絡して欲しいと言いたかったが
言葉伝わらず・・・
家族みんなで自分を見送ってくれた。
お父さんは写真をパチパチ撮ってくれた。
丘の上の家から自分が見えなくなるまでずっと見送ってくれた。
なんだかぐっと込み上げてくるものがあった。
ありったけの声で「ダンケ シェーン ありがとう」と叫んだ。