今話題のドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」に
キーパーソンとして出演しているプレーベン・メーゴー氏が運営する
ノルディック・フォルケセンターへ出発!
「ノルディック・フォルケセンター」とはプレーベン・メゴール氏が1983年に設立。町工場による風車づくりからスタートし、1983年から政府と地方自治体の補助金を受けて拡大。現在では、世界的な循環エネルギー開発センターとして、太陽熱・バイオガス・エネルギーボックスなどの総合的な研究開発を行っている。センターが目指すのは、金儲けではなく、民衆のためのエネルギー開発である。研究員は20人ほどいるが、各研究室には鍵はかけられておらず、データーは全部公開されている。デンマーク社会を理解するキーワードは共同(andels)だが、それが社会の仕組みとしてすみずみにまで浸透している。フォルケ・センターもそのようなデンマーク精神の表れの一つといえるだろう。(http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3252/Alttour3.htmより)
自然エネルギー技術の詳細から事業化に向けた検討まで実践的な人材育成プログラムがあり、世界各地から研修生が集まっている
センターは宿から900m 程のところにあるので、すぐに到着。
まず、センターの入り口前にある。風車群に圧倒される。
入り口横の建物にインフォメーションと書いてあったので
まず、そちらに行ってみることに
中にはいって声をかけるが誰もいない・・・
話しの通り、カギがかかっていない
パソコンや貴重なものが沢山おいてあるのに、逆にこちらが心配になってくる。
そんなことを考え、声をかけつつ辺りを見てまわる
しばらくすると若いお兄さんがやってきた。
うまく話せそうにないので、今回はあらかじめ紙に書きとめたメモを見せる。
「私はエコロジーが進んだヨーロッパを自転車で見てまわっています。私は日本から来ました」
「この施設を見学してもいいですか」
お兄さんは「ああ、何も問題ないよ、いろいろ見てまわってください」
みたいな事を言っているようだ。
「写真撮ってもいいか」と聞くと
「ノオプロブレム!」と笑顔で答えてくれた。
建物を出て、先ほどの入り口らしき所に行くと、自由に見学できると書いてある。
入り口の前には小さな貯金箱のようなものが置いてあり
自主的に入場料を払うようになっている。
さらに50DKK払えば、係りの人が施設内を案内してくれるようだ。
1.Visitor’s Entrance
2.Strawbale House
3.SklbstedFjord
4.Green Wastewater Treatment
6.Biodome
内部はこんな感じ
7.Windmill Blade Expo
8.Historical Wind Turbines
9.Wind Hydrogen Plant
12.Plant Oil Lab
実際の風車の羽は間近でみるととても大きい!!
1975年に木製の物で、今と同じぐらいの大きさの風車があったのには驚いた
いろいろな風車を開発してきた後がうかがえる
いろいろなアイデアが詰まっていて面白い
自分も物作りが大好きなので、見ているだけでテンションが上がる。
ここはどうやら開発工場のようだ
加工用の旋盤やボール盤、フライス盤などが置いてあり
ここで本格的加工まで行っているようだ
黒板には電気回路図が書いたままの状態
本当にオープンな施設のようだ。
自分も昔は技術開発系だったので、こんな所を見ると昔を思い出しウズウズしてくる
どの施設もただ整然と置かれているだけではなく
まるでアートのようにそこに存在し、自然と調和しているように感じた。
エコロジーな生活は苦しく大変なものではなく、「オシャレで明るく楽しい生活ができるんだ!」っと
まさにこの施設は言っているような気がした。またひとつ大きな力をもらった。
お昼過ぎまで施設内を見学し、午後から今日の宿がある。ホルステブローまで49kmを走る
次の目的地はデンマークの首都コペンハーゲンまで約400kmを自転車で移動、九州縦断ぐらいの距離だ
ユトランド半島の北部まで来ているので再度南下しフュン島を横断してコペンハーゲンのあるシェラン島へ
2,3日はかかる計算だ。
デンマークは風力発電が盛んな国なので、
風が強いとは思っていたが、まさにその通りでとても風が強い
いたるところに風力発電の風車がある
自分が住んでいる福岡の街の感覚だと、風は海から吹くものだと思っていたので
海から内陸へ向かって走れば、
海からの風を背に受けスムーズに走れると勝手に思っていたら
当ては外れ、風は内陸から海に向けて吹いている・・・
向かい風がとても強い・・・
少し、肌寒いぐらいの気候だが自転車をこいでいる分には今日はちょうどいい気候だ
午後から雨がぱらついてきた。
昼食時なので今回はお店を見つけたら
躊躇せず入ろうと思っていたら、ちょうどレストランの看板を発見。
お店に入る、何か変だぞと思い、入ってみると、何やらあやしげな店、
店の一番奥にファーストフードのようなお店があり、とりあえず
ホットドックとジュースを注文。
雨は昼過ぎにはさらに激しさをましたが1時間程で止んだ。
濡れた服も風が強いのですぐに乾く
今日の宿へ到着。
ゴルフ場とレストランが併設されたホテルだ。
チェックインをするとホテルのスタッフは名前も何も聞かず、すぐにカギをくれた。
昨日は宿は農家民宿的なところだったのでそのような状態も理解できるが
今日の宿はそれなりのホテルだ、これもデンマーク的な国の文化の表れなのだろうか
などと勝手に思い込む
今日の部屋は、窓を開けてびっくり、グリーンがすぐそこ