コペンハーゲン市内
コペンハーゲンに行くには海を渡る必要があるため、自転車ルートが無い、列車での移動が必要
いつものように、通りがかりの人に声をかけ、キップを購入。
列車が到着、列車に自転車のマークが見当たらない
一番近くの入り口に乗り込もうとしたら
車掌さんが何やら、わあわあ言っている、どうやら向こうの車両に乗るように言っているようだ。
列車に乗り込み自転車を固定
アジア系の若者の隣に座る。
日本人っぽい若者だが、車内販売のおばさんとのやりとりを聞いていると
英語でスラスラやっているので、どうも違うようだ。
ふと見ると、若者は日本語の本を読んでいる・・・
なんだ日本人か~「こんにちは」と挨拶すると
向こうも驚いた様子。
彼はデンマークに1年ほど留学していてトランペットを弾いているらしい
各地のオーデションを受けにいく毎日だそうだ。
今日は日本に一時帰国するところだったらしい。
彼は正確には日本人ではないらしいが(韓国人らしい)
でも生まれも育ちも日本で、自分よりよっぽど日本人だった(笑)
コペンハーゲン到着までの間、いろいろな話で盛り上がる。
久々の日本人(といって言いかわからないが)との会話でテンションがあがってしまった。
デンマーク コペンハーゲン駅に昼頃到着。
憧れのデンマークの首都コペンハーゲンは欲望の赴くまま、
観光三昧で楽しむつもりだ!ワッハッハ!!
まずはコペンハーゲン発祥の地、クリスチャンスボー城へ
カラフルな通りがあるニューハウンへ
う~ん、すてき!
やっぱり荷物が邪魔でしょうがないのでホテルへチェックインにいく
チェックインは14時からなので、先に荷物だけ預かってもらおうと思ったが
今日、明日の宿はユースの様な安宿(フロ・トイレ共同)さすがに対応悪く受け付けてくれない・・・
あと20分ほどで時間になるので、近くのカフェで昼食がてら、待つことにする。
14時になりホテルへ、荷物をおいて市内へ再出発!
デザイン博物館へ
一番初めのコーナーは、なんと私を待っていたかのようにペリカンチェアが置いてある!
(私が北欧家具で一番好きなフィン・ユールのチェア)
しかも座れる!!!
日本で買うと60~90万円ぐらいする代物
すわり心地も思った通り、最高~
物欲に走る自分である・・・これ欲しい~なぁ!
他にも名作チェアーが目白押し・・・
まだまだ
まだまだまだ
もちろん照明もある~
次はストロイエ通りへ
北欧デザインの生活用品からデザイングッズまで
いろんなものがそろうデパートなどが立ち並ぶ通りだ
イルム
イルムス・ボーリフース
ロイヤルコペンハーゲン
レゴ
レゴ店内
本能のままに見てまわる、あー楽しい!!
40歳まじかのおっさんも夢中である。
いろいろ欲しいものがあるが、荷物を増やすわけにもいかず、我慢我慢・・・
デンマークの荷台付き自転車、デンマークは前に付いたタイプが多い。
月別アーカイブ: 2012年7月
今日はついてない・・・
出発地の住宅地
工場
町からでるとこんな感じ
麦畑が続く・・・
今日も朝から雨、町を抜けると降り出してきた。また昨日よりもひどい、
時折降る大粒の雨、止んだと思ったらまた降ってくる。
今日もあたり一面麦畑の中をもくもくと雨風に打たれながら走る・・・
昨日と道路慮状況が違うのは、アップダウンが多いことだ
デンマークの国土はおおむね平坦で最高地点は173mであると聞いていたが
結構上り下りの坂道が続く・・・
こんな感じ
この勾配わかりますか?もうかんべん・・・
お昼前に通り沿いに図書館らしきものを発見
面白そうなので休憩がてら進入!
このような何気ないところを見るのが好きな私・・・
思ったとおり雰囲気がいい、子どもコーナーは遊具まで設置してある。
なんともかわいらしい
日本のコーナーが無いか探してみる。端のほうに少しだけ10冊程度置いてあった
日本では見かけない日本人の本と、アンデルセンの童話の日本語版等など
写真を撮りたかったがすぐ側におじさんが座っていたので怪しまれそうなので止めた。
トイレを済ませ出発
昼食にしようとお店を探すが手ごろなお店が見つからず
とりあえず持っていたお菓子のグミを食べる。
食べているとガリっと何か異物をかんだ。
口からだしてみると、銀歯だった。
グミについて外れたようだ、こんな時に・・・
どこが外れたか分からず、とりあえず昼食は抜きにして先を急ぐ。
14時頃、ふと停車して見ると前輪のタイヤがパンクしている。
タイヤを見るとナイフのような石が刺さっている!?
路肩によせて修理
予備のチューブを1本持ってきているのでチューブごと交換
パンク修理はホテルについてから行うことに
こんな日もあるさ~、
なんとかなるさ~
アンデルセンが生まれた島、フュン島へ入る
デンマーク ユトランド半島を行く
デンマークは税金が高いので、ホテルや外食も高くついてしまう。
日本の1.5倍ぐらいかかってしまう。
昨日、夕食をホテルのレストランで注文したら
内容は一番安いセットにも関わらず後で計算すると3000円近くかかってしまった・・・
ホテル探しもエコノミー重視で探しているが、なかなかお手ごろなのが見つからない
ネットでホテル探しに2時間も費やしてしまった・・・
今回、初めてのユースホステルに泊まる。
ユースホステルは、青少年少女の旅に安全かつ安価な宿泊場所を提供しようという主旨で
始まった運動と、それにより生まれた、宿泊施設の世界的なシステムである。
中年男性ももちろん泊まれる(笑)
今日も朝から小雨がちらつく中、出発
あたり一面麦畑がつづく、人の姿も見えない、
見えるのは時折現れる放牧の牛達ぐらいだ。
猫のような牛に遭遇(頭をかいている)
あやしげな人?魔女?に遭遇?
ようやく幹線道路に入る。
田舎の方なので自転車道路は特に無い、道路の脇を進む。
ときどき通過する車もデンマークは他の国よりスピードも控えめなので
そこまで危険を感じなくて済む。
(国により車のスピード、マナーも違う)
今日のルートは、ほとんど直線コース、最短距離で進めるのはいいのだが
10Km、20Kmと続く直線道路なので
同じ姿勢が続くのも少々辛いものだ。
途中、高速のジャンクションにぶち当たり、自転車進入禁止のマーク
ここを越えないと先へ進めない
少し引き返し、わき道のある住宅地へ入るが行き止まり
他の道も探してみるが、探すほどの道も無くなり、
30分程度うろうろ道を探す
これ以上、辺りには道が無い・・・
仕方がないのでジャンクションに突入!!
近づいてみるとロータリーになっているので、車もそんなにスピードは出せない
斜め前方の道へ入れば目的の街の方へ行ける。
クラクションを鳴らされないかと、少しビクビクしながら、恐る恐る進入
なんとか大丈夫なようだ。
目的の街の道路へ無事入る。
面白いものを見つけた。麦畑に銅像が浮いている!
寝ている銅像・・・これはなんだ?
途中ヘアニングの街へ入る。
昼食をかねてトイレにも行きたいが
トイレのある店で手ごろな店がない・・・
商店街らしきところにWCの文字が・・・
無料のトイレを発見、間に合った・・・
昼食はガソリンスタンドに併設されているセブンイレブンで軽く済ませる。
今日はかなり肌寒いので、先を急ぐことにする。
16時半ごろ 無事、ユースホステルに到着
とても綺麗なユースだった。下手なホテルに泊まるより、よっぽどいい感じ!
スーパーで買った今日の夕食 48DKK (630円なり~)
いただきま~す!
自然エネルギー開発のパイオニア、ノルディック・フォルケセンターへ
今話題のドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」に
キーパーソンとして出演しているプレーベン・メーゴー氏が運営する
ノルディック・フォルケセンターへ出発!
「ノルディック・フォルケセンター」とはプレーベン・メゴール氏が1983年に設立。町工場による風車づくりからスタートし、1983年から政府と地方自治体の補助金を受けて拡大。現在では、世界的な循環エネルギー開発センターとして、太陽熱・バイオガス・エネルギーボックスなどの総合的な研究開発を行っている。センターが目指すのは、金儲けではなく、民衆のためのエネルギー開発である。研究員は20人ほどいるが、各研究室には鍵はかけられておらず、データーは全部公開されている。デンマーク社会を理解するキーワードは共同(andels)だが、それが社会の仕組みとしてすみずみにまで浸透している。フォルケ・センターもそのようなデンマーク精神の表れの一つといえるだろう。(http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3252/Alttour3.htmより)
自然エネルギー技術の詳細から事業化に向けた検討まで実践的な人材育成プログラムがあり、世界各地から研修生が集まっている
センターは宿から900m 程のところにあるので、すぐに到着。
まず、センターの入り口前にある。風車群に圧倒される。
入り口横の建物にインフォメーションと書いてあったので
まず、そちらに行ってみることに
中にはいって声をかけるが誰もいない・・・
話しの通り、カギがかかっていない
パソコンや貴重なものが沢山おいてあるのに、逆にこちらが心配になってくる。
そんなことを考え、声をかけつつ辺りを見てまわる
しばらくすると若いお兄さんがやってきた。
うまく話せそうにないので、今回はあらかじめ紙に書きとめたメモを見せる。
「私はエコロジーが進んだヨーロッパを自転車で見てまわっています。私は日本から来ました」
「この施設を見学してもいいですか」
お兄さんは「ああ、何も問題ないよ、いろいろ見てまわってください」
みたいな事を言っているようだ。
「写真撮ってもいいか」と聞くと
「ノオプロブレム!」と笑顔で答えてくれた。
建物を出て、先ほどの入り口らしき所に行くと、自由に見学できると書いてある。
入り口の前には小さな貯金箱のようなものが置いてあり
自主的に入場料を払うようになっている。
さらに50DKK払えば、係りの人が施設内を案内してくれるようだ。
1.Visitor’s Entrance
2.Strawbale House
3.SklbstedFjord
4.Green Wastewater Treatment
6.Biodome
内部はこんな感じ
7.Windmill Blade Expo
8.Historical Wind Turbines
9.Wind Hydrogen Plant
12.Plant Oil Lab
実際の風車の羽は間近でみるととても大きい!!
1975年に木製の物で、今と同じぐらいの大きさの風車があったのには驚いた
いろいろな風車を開発してきた後がうかがえる
いろいろなアイデアが詰まっていて面白い
自分も物作りが大好きなので、見ているだけでテンションが上がる。
ここはどうやら開発工場のようだ
加工用の旋盤やボール盤、フライス盤などが置いてあり
ここで本格的加工まで行っているようだ
黒板には電気回路図が書いたままの状態
本当にオープンな施設のようだ。
自分も昔は技術開発系だったので、こんな所を見ると昔を思い出しウズウズしてくる
どの施設もただ整然と置かれているだけではなく
まるでアートのようにそこに存在し、自然と調和しているように感じた。
エコロジーな生活は苦しく大変なものではなく、「オシャレで明るく楽しい生活ができるんだ!」っと
まさにこの施設は言っているような気がした。またひとつ大きな力をもらった。
お昼過ぎまで施設内を見学し、午後から今日の宿がある。ホルステブローまで49kmを走る
次の目的地はデンマークの首都コペンハーゲンまで約400kmを自転車で移動、九州縦断ぐらいの距離だ
ユトランド半島の北部まで来ているので再度南下しフュン島を横断してコペンハーゲンのあるシェラン島へ
2,3日はかかる計算だ。
デンマークは風力発電が盛んな国なので、
風が強いとは思っていたが、まさにその通りでとても風が強い
いたるところに風力発電の風車がある
自分が住んでいる福岡の街の感覚だと、風は海から吹くものだと思っていたので
海から内陸へ向かって走れば、
海からの風を背に受けスムーズに走れると勝手に思っていたら
当ては外れ、風は内陸から海に向けて吹いている・・・
向かい風がとても強い・・・
少し、肌寒いぐらいの気候だが自転車をこいでいる分には今日はちょうどいい気候だ
午後から雨がぱらついてきた。
昼食時なので今回はお店を見つけたら
躊躇せず入ろうと思っていたら、ちょうどレストランの看板を発見。
お店に入る、何か変だぞと思い、入ってみると、何やらあやしげな店、
店の一番奥にファーストフードのようなお店があり、とりあえず
ホットドックとジュースを注文。
雨は昼過ぎにはさらに激しさをましたが1時間程で止んだ。
濡れた服も風が強いのですぐに乾く
今日の宿へ到着。
ゴルフ場とレストランが併設されたホテルだ。
チェックインをするとホテルのスタッフは名前も何も聞かず、すぐにカギをくれた。
昨日は宿は農家民宿的なところだったのでそのような状態も理解できるが
今日の宿はそれなりのホテルだ、これもデンマーク的な国の文化の表れなのだろうか
などと勝手に思い込む
今日の部屋は、窓を開けてびっくり、グリーンがすぐそこ
デンマーク イン!!
いよいよ北欧、デンマークへ
デンマークは九州ほどの大きさの国で、北欧デザインや家具、照明等で有名。
そしてさらに福祉や教育が充実した国で、税金はとても高いけど
国民のほとんどの人が、幸せだと感じているそんな国だ。
また自然エネルギーの開発も盛んでヨーロッパでもエコロジーを代表する国のひとつだ。
そんなわけで幸せ探求人の憧れの地なのである。
まず初めに向かうのはユトランド半島の北の果てにある
デンマーク、グリーンエネルギーのパイオニア的存在
ノルディック・フォルケセンターがあるティステード地方へ。
ドイツ、ハンブルグから列車に揺られ、途中3回乗り継ぎ9時間の道のり、
(デンマークの列車はマントヒヒのような顔をしている)
途中、乗換えのため駅のホームで2時間待ちぼうけ
この時間を利用して現金をキャッシュコーナへ引き出しにいく
ヨーロッパは駅の改札が無いのでこんな時、自由に出入りができて便利だ
自転車は重たいので駅のホームへ縛りつけ自転車のチェーンロックをしていく
デンマークは独自通貨なのでユーロは使えない
ホテル代や列車代などはカードでほとんど支払いできるが
ちょっとしたものにやっぱり現金は必要だ。
銀行カードの中にはキャッシングではなく、
海外でVISAやマスターのキャッシングコーナーを利用し
その国の通貨で現金を引き出せるものがある。
このカードを使用すると、通常の通貨両替のように手数料などはかからず、
その時の為替のレートが適用されるだけなので便利でお得だ。
自分もこのカードを愛用している。
乗換えの列車は2両編成で荷物と人でいっぱい、
ヨーロッパの列車は遅れるし、名前が似た駅名は多いし、列車には番号や名前が書いていない場合が多いのでとてもわかりづらい
自分は毎回乗る前に車掌を捕まえ確認することにしている。
今日も乗車しないといけない列車が案内表示に出ておらず
またその電車が2つに別れ、それぞれ別の場所へ行くという
とても複雑な状況だったので危なく乗り逃す所だった。
車内はすごく込み合っていて、指定席のチケットを持っていたが、
重たい荷物をもって、とてもそこまでいけそうにない。
しょうがないので、入り口付近で我慢する。
いくつかの駅を通り越し、ヘアニング駅を過ぎたあたりで車内もようやく余裕ができた。
向かいに座っている小学校低学年ぐらいのトルコ系?のぽっちゃりした女の子、
さっきからずっとこっちを見ている
トルコ系なので、小学生のぽっちゃり系でも眼光が鋭い。
自分が食べようとしたガムをじっと見ていたので女の子にひとつ差し出すと
女の子はお母さんに何やら「もらってもいい」と聞いているようだ。
お母さんの言葉を聞いてから女の子はガムを受け取る。
どこの国の子どもも、笑顔はかわいい。
でもその女の子、ガムを頬張ると表情が固まっている。
しかもすごい形相でこっちをにらんでいる気がする。
はて?と思い自分もガムを頬張る、ミントの刺激が口の中に広がる、
子どもには少々きつ過ぎたようだ。
女の子の口は動かさず、まだずっとこっちを見ている。
眼光が鋭いので見ているだけなのか、にらみつけているのか良く分からない。
辛かった?って聞きたいが、なんていっていいかわからず、
ジェスチャーで「ガム出していいよ」って言っても
分かってもらえず。紙の切れ端を渡し、これに出しっていうと
ようやく納得しガムを吐き出す。
女の子、口から火が出るようなジェスチャーをしてみせる。
やっぱり辛かったようだ(笑)
お母さんも渋い顔で笑っている。
申し訳ないことをしてしまった。
18:00頃、駅に到着
到着した駅は無人駅、駅で自転車を組み立てるが
その間、列車はやってこないし、辺りを見回しても誰もいない
時折、車が通過するだけ・・・
北の果てに来たなという感じがする。
今日の宿はグーグルマップで見つけた掘り出し物、
ホテル検索サイトなどには載っておらず、ブログのホームページがあるだけ
しかしホームページの雰囲気と価格の安さにつられメール連絡したところ、
すぐに返事が返ってきて、印象がよかったので泊まることにしたホテルだ。
また自分が好きなデンマークを信じていってみることにした。
駅から3kmほどの所にある、入り江に面した場所だ、
途中から舗装道路で無くなり砂利道を進む
到着すると何やら多くの人たちが
何か作業をしている。何かイベントでもあったのだろう
片付けをしている最中のようだ
通りがかりの人を捕まえ宿のことを聞くと宿の主人を教えてくれた。
人の良さそうなおじさんで、握手を交わし、とても素敵な笑顔で迎えてくれた
今日は何やら野外イベントで演劇のステージがあったらしい
そのステージなどの片付けの最中だった。
あとから、おじさんの娘さんがやってきて部屋へ案内してくれた。
部屋はホテルというより、ドイツで泊まった農家民宿のような感じ
とても広い間取りで一人で使うにはもったいないぐらいだ。
夕食はこの辺には食べるところが無いらしく、
ちょうど演劇の打ち上げをするということもあり
そこへお呼ばれすることとなった、しかも無料で・・・
もう20時にもなるが外はまだ明るい
打ち上げの準備の間、子ども達が水辺で遊んでるのを見て
何をしているかと思ったらカニを取って遊んでいる。
結構大きな毛ガニだ。
これ、取って食べるのかと聞くと、そんなことはしない、「ピースだ」と返ってきた。
夕食は大きくてジューシーなウインナーとパン
そしてゆでたジャガイモのマヨネーズ和え、
ビールもいただき、とても満足。
部屋から歩いてすぐ目の前は海という抜群のロケーション
向こう岸には風力発電の風車が回っている
波の音を聞きながら
今日の一日の最後はとても気持ちのいい一日となった。
憧れの地、北欧デンマークを目指す
アムステルダムで断食?
曇りときどき雨
朝から、ホテル内で工事の音が鳴り響く、すごい振動だ。
日本だと通常この状況でのホテル営業はまず無いだろうと思うが
大陸はさすがおおらかだ。
今日のルートはデンハーグ→アムステルダム(66Km)
昨日と大分違って、大自然の草原のサイクリングロードが中心
周りには放牧された、牛や羊やヤギそして、緑が一面に広がっている。
そんなところを走るのでサイクリングロードにはときどき馬か牛の糞が大量に落ちている。
気をつけないと糞まみれになってしまう・・・
自然の中を走るので飛んでいる虫も多く、顔に容赦なくぶつかってきて痛い・・・
サングラスが無いと危険で走れない。
お昼が近づきお腹も減ったので昼食にしたいが店が無い・・・
今朝は朝食付きホテルでなかったので、今朝の朝食は自動販売機で買った
チョコスティック一本。
さすがに、チョコステイック一本で3時間走りつづけるとスタミナ切れでもうろうとしてくる。
「あーお腹がへった・・・」 自分の体は残念ながらエコロジーではないようだ。
13時ごろやっと街に入り、昼食にする。
オランダで有名なコロッケのハンバーガ屋さんを見つけたので、ここで昼食をとる。
ハンバーガー2つとジュースで6ユーロ、以外に安い!
見た目は少しさびしい感じがするが味はまずまず、
窓際のカウンターで食べていると、後から何人も作業着を来た人たちが入って来た
どうやら、庶民の憩いの場のようなお店みたいだ。
お腹も満たされ出発、川沿いを走る。オランダは言うまでもないが川が多い、
船の往来があるときは橋をあげて船を通すため
橋には詰め所のようなところがあり、おっちゃんがひとり駐在している。
また家の前に川がある家は、車を持つように、ボートや船を泊めている。
だんだん車や人が多くなってきたどうやらアムステルダムに入ったようだ。
今日の自転車道は日本のように舗装状態も良かったので、速く走れたおかげで予定より早く着いた。
14時頃、到着。
ホテルへ荷物を置いて市内観光と駅と郵便局へ向かう。
駅へはデンマークへのルートを確認しに
郵便局には不要な荷物が溜まったため日本へ送る手配
中央駅や市内まではホテルから8Kmほどあり
30分ぐらいかかる。
アムステルダムは近代的な建物が多い、オシャレな街だ。
駅へ到着
さすがオランダ自転車保有率No1の国
駅前の自転車置き場の自転車の数が半端ない
駅前は人でごった返している。その中を自転車とバイクがびゅんびゅん走る。
(オランダは自転車用の道を、バイクも一緒に走る)
駅のインターナショナルインフォメーションでデンマークへのルートを確認したいが
整理券を渡され40人待ち。
ずっと待っていたら郵便局が閉まってしまうので、待ち時間を利用して、先に郵便局へ行く
郵便局の場所を聞いてから進むが
川と格子状の街でどこも似たような感じ、なかなか見つからない
何人もの人に聞きやっと郵便局へ着いたのは17時ジャスト、急いで郵便局への階段を
上がっていく、すると郵便局はすでにシャッターが降りて閉まっている・・・
さすがヨーロッパ閉まるのが早い・・・
(今まで何度か、お店でも閉店時間きっかりに追い出された経験がある)
なおさら郵便局はしっかり閉まるだろうと、半ばあきらめ、帰ろうとしたとき
建物の端に半地下の階段がある。覗いてみるとコンビにのような雰囲気になっている。
良く見ると郵便局の小包受け渡し場所のような感じ
無事手続きを済ませ、駅へ戻る
自分の番号はすでに過ぎ去っていた。仕方がないので再度整理券を取る。
それから待つこと一時間・・・、ようやく順番がくる。
前もって用意していた英文を見せる。
(片言の英語を話すより、文章で伝えた方が相手にもしゃべれないことがわかり、スムーズなようだ
また下手な英語でしゃべると場合によっては見下してくる人もいるので、
文章はかけるぞとアピールした方が良いようだ。
人の良さそうなカウンターのおばちゃんだったが
ハイスピードの列車には自転車を乗せれないという。
今まで分解してバックにつめてOkだったと言うがうまく伝えれない
どうも120x90cmのスペシャルボックスが必要だとか言っている。
どうもカウンターの前に自転車を止めたため
自転車を載せる場合のことを律儀になんとか言っているようだ。
でも輪行バックにつめておけば通常の荷物と一緒で持ち込めるハズだ
険悪なムードが漂う・・・
タイヤを外して小さい自転車なので、かなり小さくバックに詰めれるみたいな
ことを説明し、なんとかチケットを購入。
時間は19時前、準備、手配だけで午後の時間が過ぎてしまった。
戻る時間を考えるともうホテルへ戻った方が良さそうだ。
夕食と朝食を調達し、宿へ向かい今日の一日を終える。
オランダといえば、やっぱり風車
朝から空は明るいが雨が降っている
ベルギー・オランダの辺りではこんな天気がよくあるそうだ。
今日泊まったホテルはあたり一面に畑が広がっている。
そのためかホテルの室内も窓を閉めているにも関わらず、肥やしの匂いがただよっている。
オランダは干拓により領土を拡大してきた歴史があるので、河川がかなり多い、
しかしその割に、かかっている橋が少ないらしい。
たしかに橋の付近は車の渋滞が目立つ。
今日、目指すのは世界遺産にも登録されているキンデルダイクにある風車群、
その後、ロッテルダムをぬけ、実質的な国の中心地デン・ハーグに泊まる予定。
しかし少々問題発生である。
昨日ルートを再度確認すると
最短距離でキンデルダイクに行くつもりで、川の手前にあるこのホテルに泊まったのだが
今日向かう3Km先にある橋を渡る予定だったが、ハイウェイ専用の橋らしく自転車は通れないとの事
GPSナビは通常、自転車が通れるところだけをルートに表示するはずだが、どうやら誤認識したようだ。
迂回ルートでまわると迂回だけで70km程距離がある・・・
さすがに70Kmの迂回はきついので、ちょうど列車が近くを通っていて川を越えるようなので
自転車を列車に乗せ、橋を越えることにする。
出発駅と到着駅の名前をグーグルマップから書きとめる
朝、雨が止み、出発。
駅は2km先にあるので、すぐに駅に着いた、しかし人が誰もいない・・・
しばらくすると二人組みの女性がやってきたので、たずねてみるが、うまく話せず、
二人は駅の名前を知らないらしい、また二人が言っていることも良く分からず、困ってしまう。
二人は列車の時間があるのでと言って行ってしまった。
二人が言うにはどうもこの駅からは自分が書いた駅には行かないといっているようで
街の方にある駅からじゃないとダメだといっている様子。
今は地図も持っていないため、GPSの入力データのみが頼りの綱、
街の駅までは今の状況では行けない・・・
でも昨日グーグルマップで確認した感じだとこの駅は川の手前にある駅なので
とりあえず次の駅までいければ、橋はクリアできるはず、一駅だけ乗車することにする。
次にきたアジア系のおばちゃんに次の駅までのキップの買い方を教えてもらう。
しかし、バイクのキップの買い方は分からないといっている。
しょうがないのでとりあえず通常のキップのみ購入し、後は車内で購入しようと思っていたら
駅の掃除のおじさんが来たのでたずねてみる。
おじさんは操作してキップを選んでくれた、しかし今度は小銭がなく
キップを購入できない・・・
5ユーロ札しかないとおじさんに言うと、「ちょっとまってろ」と車へ
コインを持って帰ってきた。おじさんが両替してくれて無事キップを購入。
一駅なのであっという間に着く。
GPSを起動させると、かなりルートからそれている。
しかし、川はこえているようだ、でも画面を見て、ハッとした
川はあと3つ程越えないと行けない・・・
他の川は自転車で渡れるのだろうか・・・・不安がよぎる・・・・
でも、しょうがない、取り合えず、行ってみる事にする。
ルートがそれているので、とりあえずGPSの方向を頼りに進む。
オランダは結構道が整備されているので、行きたい方向に道がある場合が多いので、
引き返すことが少なくてすむ。
まず最初の橋の方角へ進む、何度か行ったりきたりしたが橋が見えてきた
ちょうど渡っている自転車が見えたのでホッとする。
1つ目クリア
GPSのルート上に戻ったので、ルートに沿って進む。
2つ目の橋も無事クリア
3つ目の橋も無事クリア
なんとか無事に進むことができた。いよいよ風車郡のあるキンデルダイクへ
オランダといえばやっぱり風車、風車の付近はサイクルロードも完備されている。
到着し入り口らしいところを通過する。有料かと思ったら無料で通れるらしい・・・
キンデルダイクは街の中にぽっかりと自然が残されている地域だ。
風車と乳牛
風車と私
風車の写真を撮っていると、おばちゃんが「写真撮ってあげようか」といってくれたので
お言葉に甘え撮ってもらった。
後からおじちゃんもやってきてどこから来たというので
「JAPANだ」と答える
「どこの町だ東京か」と言ってきたので
「福岡だ」と答えるとふたりは知らない様子・・・
雨が降ってきたので、次の目的地へ急ぐ。
ロッテルダム到着
団地のようだが日本と違ってなんともかわいらしい
GPSのルートを見るとルートが遠回りしていたので
直線距離のルートを見つけたので、そちらに行ってみる。
うまくショートカットができた。
またGPSが遠回りしている、しかし今度は結構距離が大きいが直線ルートがありそうなので
そちらに進む、なんとかうまく目的地のデンハーグに近づいてきたが、目的地の付近は
ハイウェイの大きなジャンクションになっていて、なかなか目的の方角へいけない・・・
1Km程行っては戻りのくり返し・・・
やっとハイウェイを越えたと思ったら今度は河川に邪魔をされ、向こう岸へ渡れない
橋はかなり先の方にしかない・・・
やっとのことでホテルに到着、しかしホテルを見て愕然とする!
ホテルは工事中! 入り口はベニア板で閉ざされている・・・
たしかに昨日予約を入れて支払いも済ませている。
小さく看板「←reception」が目に入る。
矢印の方へ行ってみる、仮設の受付があった
どうやらホテルは営業中らしい、びっくりさせられた・・・
最後の最後まで何があるか分からない一日だった。
デン・ハーグ
オランダ 快晴
快晴
今日はベルギーからオランダへ、自転車で走る。
途中アントワープという街を見ていく予定だったが
ナビに通過点としか登録していなかったため
良く分からず通り過ぎてしまった・・・
大きな街は立体道路や、工事中だったり、道が新しくなっていたりするので
ナビ通りに行けないこともあり、少々迷ってしまう時がある
今回も抜け出すのに時間がかかってしまった。
いつも走っていて思うのだが、トイレがどこにでも無いのがやっぱり不便である。
トイレを借りるためスタンドやお店にはいると、そこでまたお茶したり、
ジュースを買ったりしないといけないので
結局また、すぐにトイレに行きたくなる、このくり返しだ。
山の中を走る時はその辺ですませればいいが、市街地の場合はそうもいかない。
いつの間にかオランダへ入ったようだ、若干雰囲気が変わった
国境の表示は特に無いようだった、今思えばあの看板だったかなと思うぐらいの国境だった。
ベルギー・オランダは本当に坂が無い・・・
自転車で走るのが今までと比べるてかなり楽。
幹線道路沿いの自転車道ばかり走るせいか
ドイツやスイスに比べると自転車でサイクリングしている人は少ない。
オランダに入ると河川・クリーク?が目に付くようになった。
今日は天気もいいので大草原の緑に青空の青がとても綺麗だ
自転車専用道に入るとサイクリングの人たちに良く出くわした
子ども達も先週から夏休みに入ったので、家族でサイクリングしている人が目立つ
ヨーロッパでは、日本では考えられない老人が自転車に乗っている
電動車椅子と電動自転車でサイクリングする夫婦
とても微笑ましい感じがした。
今日の宿はハイウェイ沿いにあるホテル
周辺に食事をするところはトラックターミナルのレストランだけなので
ここで食事をする。
メニューをみる。もちろん英語なので、なんとなくしか分からない。
写真付きのページがあったのでこの中から注文しようかと思ったが
1プレート内容の割りに価格が異様に高い気がする・・・
よく見てみると文字のみのメニューページの方が内容も豪華なようだ。
ポークとオニオンフライのなんちゃらかんちゃらセットにする。
水を注文するより、ビールの方が安いのでビールを注文!!
ポークのこぶし大のレバーが2つ、カロリー高そう!! でもうまかった!!
ホテルに戻って、明日の準備、ネットで明日の予定やホテルの予約をする。
のどが渇いたので自動販売機でジュース(1,75ユーロ)を買おうと2ユーロ入れると
お釣りがジャラジャラでてきた。「どんだけ細かくなって出てくるんだ」と思いつつ
手にとって見ると、50セントが6枚と2セントが2枚と・・・・
入れた分以上に帰ってきた。ラッキー!!
こんなこともあるもんである。くれるものはもらっておくことに
この間スイスでお釣りが出てこなかった分がオランダで利し付きで帰ってきた。
今日は気持ち良く眠れそう(笑)
ベルギー、ブリュッセルへ
北欧に行く前にベルギーとオランダに寄り道
ベルギー、オランダともに地形がなだらかで高低差が無いため(ベルギーは南部に山があるが)
自転車が非常に多い国。
フランクフルトからベルギーの首都ブリュッセルまでは
ICEの直行便で3時間20分、列車の旅
ベルギー入国!!
ブリュッセルの駅周辺も治安が悪いらしいが
ヨーロッパの主要な都市、駅周辺はどこも治安が悪いようだ。
気をつけていれば、そんなに怖いことも無い。
駅を出て自転車を組み立て出発。
ブリュッセルの観光名所は駅から3Kmほどのところにあるグランプラス広場
ここを経由して今日の宿泊地のメヘレンへ向かう。(25km)
お昼を食べそこね、出発するが、さすがに朝、アップルパイをひとつ食べただけなので
腹が減る。通りにあったお店でワッフルを買って食べる。
ベルギーの道はとても走りやすそうだ。道路の横に自転車専用道を設けてある。
そして坂がない、メヘレンへ向かう途中にあった坂と言えば
立体道路で橋になっている所を。上ったぐらいだ。
今まで、回ってきた国はこれでもか、というぐらい坂道があったので、すごく不思議な感じだ。
ずっと平坦な道が続いている。
メヘレン到着。小さな町かと思ったら以外に活気があり人で賑わっていた。
教会の前の広場には移動遊園地?が来ていてよりにぎやかになっている。
ベルギーも町の至る所に古い建物が立ち並でいる。
夜ホテルでブログを書いていると壁に小さな黒い点が
よく見るとアカイエ蚊である。家屋の中に住みつき、夜中に活動し吸血するたちの悪い蚊でる。
足が痒いと思っていたらどうやらこいつの仕業のようだ
ふと天井を見ると、さらに5,6匹、止まっている!!
幸いに室内の壁の色が白く見つけやすかったのでなんとか退治
3、4匹がすでに血を吸っており、
さらにカーテンなどをはたくとまた数匹でてきた。
しばらく格闘がつづく・・・
今日の夜は眠れるか心配。。。。