月別アーカイブ: 2012年8月

4日目 帯広→浦幌 親子自転車の旅「北海道 800Km」

帯広から釧路まで、少し距離があるので、今日は途中の浦幌町に宿をとる。
朝、曇っていた空も、正午前には青空が広がり、気持ちが良い天気に。
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帯広の商店街、お祭り?
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お昼前に見つけたイチゴ農園で、イチゴの入ったソフトクリームを頬張る2人
お店でスタンプラリーを見つけ
子ども達が「スタンプラリーをしたい」と言い出した。
今日の予定は比較的ゆるいので、寄り道して、行ってみることにする。
目的地は池田町「風とひつじの丘」ここから20km程の所
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近道のつもりが遠回り、農道に迷い込み砂利道を走る
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子どものロードバイクではちょっと厳しい、ペースダウン・・・
目的地は「風とひつじの丘」というだけあって、丘の上である、上り坂が多い・・・
でもスタンプラリー好きな子ども達は、がんばっている様子
思っていた以上に時間がかかり、14時半ごろ到着
昼食を丘の上のレストランで食べ、スタンプを押してもらい、羊と記念撮影。
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時間も押しているので宿へ向かうが、急に雲行きが怪しくなり、空がどんより、雨がぱらついてきた
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雨は激しさを増し、雷が鳴り出す、屋根のあるところへ緊急非難。
しかし雷は収まったが、雨は止みそうにないので、レインウェアを着て出発
まだ宿まで30~40km残っている。現在の時間は16時
子供のペースだと3.4時間はかかりそう・・・
先を急ぐ
目的地まで、ショートカットの道を教えてもらったが
アップダウンが激しく、自転車旅行に慣れていない長女には、厳しいコース
雷も再びゴロゴロ鳴りだし、雨も激しさを増す
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末っ子も「寒い、寒い」と言い出し、避難する場所も無く、少しハラハラするが
やがて雷も収まり、小雨になってきた、
しばらくすると、子ども達も、元気を取り戻し、ホッと一安心
元気に歌を歌う子供達を見て
「意外に忍耐強いんだなぁ」と成長している姿に、胸が熱くなる自分
なんとか、暗くなる前に、宿に到着!
今日の宿は、安くて古い旅館、
でも料理も美味しく、人が良い女将さんだったので、良かったのだが・・・
しかし夜な夜な部屋に、アカイエ蚊が大量発生、蚊と格闘することに!
(アカイエ蚊は、家に住み着く蚊で、ヤブ蚊と違い、見えにくくすばしっこい、探そうとすると家具の隙間などに隠れる厄介な蚊である、また刺されるととても痒い)
私はアカイエ蚊が大嫌いである。

帯広→浦幌 走行距離:54.5km

親子自転車の旅「北海道 800Km」

3日目 夕張→帯広 親子自転車の旅「北海道 800Km」

計画では、夕張から帯広に抜け、釧路・根室・知床を経由し、道東方面に向かう予定。
しかし、夕張から帯広までは、1000m級の峠を越えたり、長いトンネルを抜けないといけない
大人でも厳しいルートなので、今日は帯広まで136km、早速、列車で移動する
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今日は雨・・・
新夕張駅まで、自転車で5km 駅に到着し自転車を分解するが、列車の発車時刻に間に合わず
駅で3時間ほど待ちぼうけ・・・
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田舎の駅なので、しょうがないのかもしれないが
改札口からホームまで、階段しかなく、(しかも長い・・・)
大きな荷物を持つ人には、大変不便だと感じた。
今まで考えた事は無かったが、大きな荷物を持って移動すると、バリアフリーの大事さを痛感する
自転車社会のヨーロッパのように、自転車をそのまま載せれないにしても
バリアフリーの観点から考えても、日本はかなり遅れているようだ
ヨーロッパでは田舎の駅でも、フラットなままホームまでいける場合が多く
階段が必要な場合でも、必ずエレベーターがあった。
というか、お年寄りが多い田舎ほど、バリアフリーが必要なのではないかと思う。
この辺は、日本にも頑張って欲しいところだ
分解後の荷物は、自転車の輪行バック3台分、バック4つになる
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当初の予定では、輪行バック2台を自分が持ち、長女が自分の分を1つ、
末っ子がバック4つ(4つを1つに結び、キャリアで転がせるようにカスタムしてある)のつもりだったが、
階段があるため、長女に10kgの自転車を運ぶ事は難しく
結局、自転車3台分を自分が運び、バック4つを子供達で運ぶ事になってしまった。
駅で3時間、待ちぼうけの間に知り合ったおじさん達に助けられ、無事電車に乗り込む
15:50分ごろ帯広駅に到着
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帯広駅前は、なにやら大相撲巡業があっているらしく、お相撲さんがいっぱい
お相撲さんを横目に、子ども達と手分けして自転車を組立て、出発!!
宿は駅から5分ぐらいのところなので、すぐに到着
荷物を置いて夕食に出かける、帯広は豚丼で有名
ホテルで、おいしいお店を教えてもらい、豚丼を食べに行く!
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炭火焼きの豚丼は、ジューシでとても軟らかく、おいしい!!
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ホテルに戻り
今日は自分の誕生日、子ども達にプチ宴会を開いてもらった。
「お父さん、誕生日おめでとう!!」

親子自転車の旅「北海道 800Km」

2日目 千歳→夕張 親子自転車の旅「北海道 800Km」

『グリーンツーリズムin北海道』の始まり始まり・・・
昨日、九州福岡から飛行機で北海道入りし
今日から親子3人で、北海道を横断する旅の始まりです。
子供との自転車での長旅は、今回が初めて
どんな旅になるか、不安と期待でいっぱい
子供達が北海道の大自然を、体で感じれる旅になったらいいなぁ
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今日は千歳市内からメロンで有名な夕張に行く
今日の宿、ユースホステル「夕張フォレスト」向けて出発!
初日から、いきなり山登りルート
しかもこの旅、一番の難所かもしれないルートからのスタート!!!!
子供達には、口がさけても言えない・・・
旅のルートは、ヨーロッパ旅行でも使用した、サイクルGPS「xplova G3」を今回も使って進む
今日の予定では総距離53Km 総上昇量392m 難易度スコア2.4
(経験上、難易度 1を超えると結構きびしいルート)
初日と言うこともあり、子供達がどれくらい走れるか分からず、所要時間が読めないが
幸いな事に、山登りルート沿いに列車も走っているので
最悪の場合は、列車に載せることも可能、なんとかなるだろう。
出発前に、昨日できなかった、自転車の微調整やタイヤの空気調整
3台分の自転車に、携帯ポンプで空気を入れるのは少々大変、しかも高圧・・・
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そして最後に、末っ子の自転車にスペシャルアイテムを取り付ける
ヨーロッパの子ども自転車をまねて、お手製の旗を作成
妻が旗にメッセージを書いてくれた。
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曇り空の中 10時頃、出発
北海道は道が広いので、走りやすい
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歩道も広いところが多く、歩道と車道の間にもスペースがあるので
車の走行にストレスを感じず、走ることができる。
郊外にでると車のスピードは多少速くなるが、そんなに気にならないレベル。
市街地を抜けてアップダウンのある道へ、長女はすでに疲れ気味・・・
少々早いが昼食にする。
車がたくさん止まっている、繁盛していそうなカフェを発見
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パッチワークの畑が見える、丘の上に立つ展望の良いカフェ
店内は順番待ちでならんでいる。
「これはおいしいに違いない!」
待って食べたいところだが、1時間待ちと言われ
今日は初日ということもあり、予定が読めないので
店内で販売していた手作りパンを買って、店の外にある中庭で食べることにする
敷地内には野菜の直売所もあり、長女の大好物のトマトも買って食べる
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昼食を食べると、2人とも元気を取り戻した様子。
もっとゆっくりしたい所だが、先を急ぐ
通りすぎる車や人たちは、子供自転車を牽引した自分の自転車を、珍しそうに見ていく。
旗まで立てているので、どうやらかなり目立っているようだ。
この旅ではミニベロからシクロクロスバイクに変えたので、とても安定し、走りやすくなった。
出発から25km付近に差し掛かると、辺りが開けてくる
風が強くなり、しかも向かい風、一直線の道路が続く・・・
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長女は無言で走って、がんばっている。
35km付近から峠道に入る、GPSナビで調べた状況よりも
坂道は幾分緩やかで、少しホッとする
これなら長女も、がんばれるかも?
40km付近で、お土産屋さんを発見!
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休憩してアイスをパクリ
「残りもうひと踏ん張り、がんばれ滴!」(長女)
末っ子は、自分の後ろで陽気に歌でも歌っている。
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残り9km、長女は少し進む毎に「お父さん、あと何km」と聞いてくる。
長女は少しづつ減る距離に「あと少し、あと少し」とがんばっている。
そしてようやく目的地のユースホテル 夕張フォレストへ到着!
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長女は登り坂を、自転車から降りることなく完走!!
「がんばったぞー。」
今日の宿は、ログハウスでできたユースホテル
お風呂に3人で入り、旅の疲れを取り除く
体を動かした後の食事はうまい!農家特製の美味しい夕食をいただく。
あまりのお腹の減り具合に、夕食メニューの写真を取り忘れてしまったが
お腹いっぱい食べて満腹、満足
疲れているはずの子ども達も、今日は興奮して
なかなか寝付けない様子

千歳→夕張 走行距離:53km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

親子サイクルツアー グリーンツーリズムin北海道

いよいよ、北海道へ出発!
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福岡から2時間ちょっと、空の旅
北海道へは、実に15年ぶり
湿度が少なく、カラッとしているので、九州とは違い、とても気持ちが良い
初めて北海道に訪れる子供達は、気候の違いにびっくりし
多少オーバーに「寒い、寒い」と嬉しそうに連発していた。
空港を出て、早速自転車の組立開始
3台分の組立てなので、少々手間取り時間がかかってしまった。
夕焼け空の中、出発
宿は空港から6km程離れた、千歳市内にとっている。
空は徐々に薄暗くなってくる。
子供達も暗くなっていく中、知らない土地を自転車で走り
少し心細そう・・・
無事ホテルに到着
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ホテルでチェックインをすると、フロントのおじさんが「予約が入っていない」と言う
6月に予約し、今朝出発前に再度確認もしていたので、「そんなはずは無い」と言うと
スタッフのおじさんは「すいませんこちらのミスです」と謝り
他のホテルへ電話をかけ始めた・・・
しかし、金曜日の19時頃、宿はないらしく、どこも満員・・・
あたりはすでに暗くなり、自転車で子供ふたりを抱え、初日からとんでもない目に・・・
何気に、フロントのおじさんが確認していた予約表を覗き込むと、カタカナで「イガ」の文字が
予約はしっかりされていた・・・
どうやらチェックインの用紙に書いた「伊賀」の名前が読めなかった様子・・・
一日目から思わぬトラブルだったが
ヨーロッパ旅行を思い出し、「言葉が通じるって本当に便利」と改めて実感!

親子自転車の旅「北海道 800Km」

百道のサイクルショップ

北海道の旅の準備のため
子供達の道具や、自分の自転車の準備等ショップをめぐる
日本では本格的な子供用のサイクル商品の取り揃えが極端に少ないので、探すのも大変だ
フェルメット・グローブ・サングラス・サイクルウェア等など、
そこまで必要の無いものもあるのだが、もともとそんなに乗り気ではない子供達
格好から入ればそれなりにやる気になるのではないかと考えた。
また下の子はまだ自転車に乗り始めたばかり
今回の自転車での旅はさすがに厳しいと思う
以前購入した牽引ツールで自分の自転車に牽引して走るつもりだが
ヨーロッパ旅行に使用したミニベロにつないでいくのは少々無理がある。
そこで今回はオンロード・オフロードでも走れるシクロクロスタイプの自転車を購入し走る予定だ。
1週間少々で購入できるシクロクロスタイプ自転車をネットで事前に調べていたが
福岡市内ではトレックかジャイアントぐらいだ
両社ともショールームが家の近くにあるので早速行って見る。
トレックでは自分に合うサイズの在庫がなく、取り寄せ納期も難しいとのこと
ジャイアントは在庫もありジャイアントで決めようと思っていたが
たまたま立ち寄った百道にあるサイクルショップ「Gサイクル」さんで
キャノンデールの自転車を紹介された
在庫は無かったが取り寄せ納期も間に合うとのこと
デザインはもっとシンプルな方が自分好みではあったが
ヨーロッパの経験も踏まえるとアフタフォローは何より大事。
店主の対応がとても良いのが決めてとなりキャノンデールを購入!
納入後のポジション決めなど微調整もしっかり対応してくれ
時間が無いにも関わらずいろいろとカスタマイズの要望にも応えてくれてた。
今後も長いお付き合いができそうな、良いお店を見つけた。