「スローフードな人生! イタリアの食卓から始まる」
著者:島村菜津
エコロジーな活動の中にスローフードという言葉がありますが
なんとスローフードという言葉は
イタリアの田舎町から始まる活動であったのを皆さんは知ってました?
スローフードを日本に広げたこの本はエコロジーな食を考える上でも外せない内容で
まさに、スローフードを感じさせる一冊となっています。
著者がスローフードが始まったイタリアをめぐりながら、
スローフードの考え方を紹介
食の大切さや楽しみ方を改めて感じさせてくれます。
著者が最後に、スローフードをわかりやすく一言で言うのはなかなか難しいが
あえて言うのなら、スローフード協会のカルロ。ペトリーニ会長に最初に教わった通り
こう言うことにしている。
ファーストフード反対運動とも少し違う
反対しているのは、ファーストフードそのものではなく、ファーストフードを支える考え方
つまり、いつでも、どこでも、同じ味、同じ質といのものに反対しているわけね。
それじゃ、世の中、楽しくもなんともないじゃないと。
だから、スローフードが守りたいものは、土地土地の味や、おふくろの味が息づいているような、
多様な味の世界なのよ」
便利さの中に失われていく、大切なものもを
私たちは、今一度考える時にきている、と私も思う。