今日は今治を抜けてサイクリストの憧れの地、しまなみ海道サイクリングコースへ
しまなみ海道は、四国の今治と広島の尾道を、島と橋で結ぶ全長 70Kmのサイクリングコース
また、とびしま海道はしまなみ海道の途中から一部フェリーになるが広島の呉を結ぶコースだ
まず現在地から今治まで20Kmを走る
そして今治からいよいよしまなみ海道へ、まずは大きな来島海峡大橋を越える。
橋を渡るには下から緩やかなスロープ状の長い坂を登っていかなければならない
今日は祭日でもあることから家族連れの自転車とも多くすれ違った
日差しは強く暑かったが風が気持ち良く吹いていた、海も透明度が高く最高の景色の中を走る事が出来た。
しかし、有名なサイクリングコースなので
走りやすいんだろうと思っていたら
結構なアップダウンがあり
重い荷物を積んでいる自分達にはちょっと辛いコース
自分達は途中から九州に近い呉へ向かうため、とびしまコースへ向かったがこのコースがさらに過酷なルートとなってしまった・・・
サイクリングコースというものの、勾配が激しい離島によくあるアップダウンのある道、車でもちょっと辛い道路を超えていかなければならない。
4時20分頃フェリー乗り場に到着、次は最終の17時40分
少し港で待ちぼうけ
今日の宿はとびしま海道途中の民宿
本当は宿の取りやすい広島の呉まで一気に行きたかったが
お昼の時点で、まだ前半地点だったので予定変更。
しかし宿の数も少なく祭日であるので、
当日予約はなかなか見つからなかったが
なんとか民宿に予約が取れてひと安心。
フェリーはとびしまの岡村港に18時過ぎに到着
宿までは23Km、景色は夕日に変わっていた。
漁港周辺の集落では、日も落ちて涼しくなったせいか
多くの人が家の前でくつろいでいた。
なんとも言えないそんな風景を横目に集落を通過
「なんとか暗くなる前に宿に着きたい」と思いながらも
夕日がどんどん沈んでいき、とうとうあたりが暗くなってきてしまった
人もいなくなり、車もまばら、街灯も少ないのでかなり暗い
自転車のライトももちろんつけているが
こんな状況は想定していなかったので
照度の低い、点滅タイプのライト
街灯がないとかなり暗め
末っ子もだんだん心細くなってきたようだ
そう言えば、こんな暗い夜を経験するのは何年ぶりだろうか
自分達が文明社会にどっぷり浸かっていることを改めて感じる
た。
ようやく遠くに街の灯りが見えてきた
20時過ぎ頃、ようやく民宿に到着
前情報は無く、島の民宿で、しかもこのタイミングで予約が取れた宿
正直あまり期待はしていなかった。
しかし、ついてみると、この場にはふさわしくないぐらい
明々と照明が照らされ立派な感じ
食事処がメインで宿を営んでいるようだ、しかも温泉まであるらしい
部屋も綺麗で今時な洋室仕様、「自転車も盗難の心配があればお部屋に入れてもらって構いません」と粋な計らい
温泉は営業時間を過ぎていたが、宿の計らいで特別に入らせてもらえた。
娘と二人で貸切風呂、とっても贅沢な時間
今日の疲れが吹き飛ぶ。
夕食は食事処でいただく、というか辺りには他に選択肢は無さそう
宿までの寂しい道のりと、宿とのギャップで
財布の紐も緩み、たまには贅沢もいいかと
今日は新鮮な海の幸を使った漁師料理をいただく事に
末っ子も本当に嬉しそう
苦あれば楽あり、今日も一日お疲れ様
愛媛県西条ー広島県上蒲刈島 走行距離:90Km
父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016