日別アーカイブ: 2016年8月23日

父娘夏休み自転車の旅2016「東京ー福岡」を終えて

 

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2016年夏、小学5年生の娘とともに成田空港から福岡市の我が家までを自転車で
約1300Km、22日間で走り抜けた。

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冒険旅行は子供達に大きな自信をつけ成長させる。
そう思い、始めた今回の自転車旅。

東京の大都会を走り、富士山の雄大さに触れ、東海道の歴史を感じ、いくつもの峠を越え、自然に触れ、車の便利さ、我が家のありがたさ等々・・・
我が娘はどんな事を感じ、考えただろうか。

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ブログでは
名所観光をし、美味しい物を食べ、楽しい旅行記に映っていると思うが
旅の後半は暑さと体力減少で、前進するのが精一杯。
食事は費用を押さえるため、スーパーの総菜で済ませたり、食の偏りを防ぐため、野菜や果物を丸かじりしたりすることも多々あった。そんな時には家庭の食事のありがたみを感じた。
宿では進行状況からどのタイミングで予約するか、また予約が取れるかハラハラしたり、貧そな宿・野宿で侘しい思いをしたりして、住まいの大切さを再認識。
決して楽しい事ばかりではなかった。時には修行の様な日々もあった。
また走行距離もトータル1300Kmと結構な距離を走ったが
娘は意外にも淡々とやり遂げてしまった。

途中、転んでケガをして、泣きべそをかく場面もあったが、大事に至らず
子供の適応能力、ポテンシャル高さを見せつけられた。

全体的にはとても達成感もあり満足行く結果だったが

しかし残念だった事が2つある。
1つはこの猛暑というか酷暑!
日本全国とても暑く、自転車で走ると、手元の温度計は40度。
そのため、夜も暑く、キャンプでは十分な睡眠が得られず、
また娘との2人旅での野宿は安全の確保が難しい事、やむを得ずホテル泊になってしまい
当初の目標であったキャンプ泊・自炊がほぼできなかった。

しかし宿泊先で、洗濯・翌日のルート・宿泊先・ブログ更新等を行なう事を考えると
自炊まではなかなか難しかったかもしれない・・・

それにしても、娘はいつもどこでも、ぐっすりとスヤスヤ寝ていた・・・
父親と居る安心感がそうさせていたのでは、と思う事にする・・・・

2つ目は、今回の旅に末っ子を、半ば強引に連れてきてしまった事。
そのため、感想を聞くとやらされた感が大きく、あまり自分自身での達成感を感じられない様子
末っ子は少しアマノジャクな所があるので素直に喜べない、反発しているだけかもしれないが・・・
旅を始める前に、しっかりと娘に了承を得て、連れてくればよかったと思う。
しかし、何かしらのキッカケで娘にとって自信となり、成長の糧となる事を信じている。

前回の自転車の旅から4年が経過して挑んだ今回の旅
そして今回は、千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・滋賀・京都・大阪・兵庫・香川・愛媛・広島・山口・福岡と多くの都道県を巡った。
同じ日本でも、自転車の交通標識や道路敷設具合は各都道府県で異なっている場合があり、全国で統一されていない。自転車道も増えてきたものの、付け足し感は否めなく、自転車でロングツーリングするには、まだまだ注意する所も多く、とても走りにくいと感じる。自転車大国ヨーロッパ等に比べても、日本の自転車道路環境は、かなり遅れている。この辺はまた機会があれば別途レポートしたい。

環境にも優しく、健康にも良い自転車。日本ではママチャリがまだまだ一般的だが、自分の体に合ったスポーツバイク(自転車)は快適で自動車に匹敵するほど便利な乗り物。もっと自転車が安心して利用できる環境が整備される事を願う。

子供との自転車の長旅は、時間とお金が少々必要だが、親がペースメーカとなり、子供の状況にお応じて旅の行程を調整していけば、意外とあっさりアドベンチャー体験が可能である。ただし、子供用自転車もしっかりした自転車が必要。体力が大人より小さい子供こそしっかりとした自転車をチョイスして欲しい。

この先、自転車の道路事情がもっと改善され、いろいろな情報が発信されれば、週末1泊のショートツーリングぐらいからなら、ヨーロッパの様にもっと始める親子も出てくるのではないかと思う。そうすれば手軽にアドベンチャー体験ができ、家族のコミュニケーションもより深まる。このブログを通してそんな親子旅のキッカケ作りができれば幸いである。

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真っ黒に日焼けした我が子が、少しだけたくましく見えた。2016年 夏

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016