月別アーカイブ: 2018年6月

伐採して無造作に山積みしてしまった木

IMG_0858
先日、応援サポーターを募集し、サポーターとして集まっていただいた皆さんに、開拓作業を手伝っていただきました。

開拓地の地面は、長年降り積もった枯葉や草が堆積し、虫の住処になっていて、そこら中に蜘蛛やムカデなどが這い回る状態。
尚且つスッキリさせるつもりで切った木が
そこら中に散乱し、かえって手がつけられない状態に・・・

正直、自分も何から手をつけたらいいか右往左往の状態で、サポーターの皆さんには作業内容を上手くお伝えできませんでした。

しかしそんな状態にもかかわらず、参加者の皆さんは快くできることから作業を始め、
そんなこんなのお陰様で、早急にやっておきたかった前面道路の斜面の整理がある程度終わりました。
(前面道路に面する斜面は不法投棄などでゴミを捨てられたりするので、早めに綺麗にしておきたかったのです。)
また、今回の作業でどのように作業を進めていけば良いかも見えてきました。
今後必要な作業は
引き続き、伐採作業と伐採した木の処理、そして地面に堆積した枯葉や草の処分。
伐採した木は、その場で幹と枝に分け整理した方が効率良く、以前はとりあえずまとめて伐採し、その後の作業で細かく分けようとしていた。しかしこの方法では伐採した木の上に、また伐採した木が折り重なり、幹と枝に分ける作業が大変だということが分かった。
枯葉や草は早めに取り除き1箇所にまとめる。
そのままの状態では、道具置き場にも困るし(虫だらけになってしまう)地面の状態がわからず、切り株があってつまずいたり、不燃物などのゴミや石などが埋まっていたり、くぼんでいたり、また滑りやすい、道具を落とすと探すのが難しい等など色々と不具合がある。
しかも、処理したものをどこにでも置くという訳にいかず
今後必要な測量作業に邪魔にならない場所に整理する必要がある
そのような場所にはすでに伐採した木が無造作に折り重なり山になっている。
まずはこの山を整理し幹と枝に分け枯葉や草を取り除く必要がある。
山に積まれた木々を見ると
気が進まないが、やらなければ先に進まないので
体に鞭を打って開始!
無造作に重ねられた木は絡み合って困難を極め
また2週間ほど経っているので、蜘蛛の巣が張り巡らされ、余計やりずらくなっている・・・
(木は伐採したら、その場で細かく分けるべしと今回学んだ・・・)
地面はツルが這い回り、ツルを取り除きながら作業を進めるので、全然進まない・・・
ということで、なんとか汗だくになりながら2日かけ、整理終了。
以前使われ隠れていた井戸も、お目見え!
IMG_0867

イエタチマス・プロジェクト

自然と共存しながら【生きるチカラ】を身に付けるプロジェクト
まずはセルフビルドで家建てます。

IMG_0569
ー想いー
始まりは2011年、自然エネルギーやエコロジー、オーガニック等に興味を持ち、
環境先進国であるヨーロッパ諸国10数ヶ国を2ヶ月間旅します。

しかも自転車で。

よくある観光名所を巡るような点と点の旅ではなく
移動手段が自転車なので
ヨーロッパの国々を線でなぞるように
現地の暮らしぶりが体感できる人力走行の旅。
S1190009

そんななかヨーロッパの
自然に溶け込む街並み、木々に囲まれた家々、
仕事優先ではなく家族や友人、また自分の時間を大事にする
暮らしぶりを目の当たりにし、強く心を打たれます。

物質的な豊かさよりも自然と共存しながら生き、
今の日本社会に忘れられている、
精神的に豊かに暮らす生き方を取り戻したい・・・

そういう想いで帰国。

精神的に豊かに暮らす生き方とは何か。

人間にとって重要な「 衣 食 住 」。
その中でもヨーロッパで体感した
自然と共存し、家族や仲間との時間を大切にする豊かな暮らしを始めようと。

そんな想いを実現するために家づくり構想が始まりました。

「家をつくる」まずはみなさんだったらどう行動するでしょう?

土地を探し、住宅展示場に行き、住宅メーカーを決め、
大抵の人はローンを組み、家の購入を決め、人生の中で一番大きな買い物をするわけです。
しかし、

私の考えと行動は・・・

1,合理化され、工業製品化された家ではなく、自然素材を使いながら自然が循環するような家がいい

2,人間にも地球にも優しく子供や孫の代まで持続可能な家がいい

3,ローンのために仕事づけの生活ではなく、建築コストを抑えて家族との時間を作れる家がいい
この考えを具体化するには
『 自 分 で 家 を 建 て る し か な い 』
ということで
この【イエタチマス・プロジェクト】がスタートしたわけです。

このネーミングは

イエ(がここに)タチマス

イエ(必ず)タチマス(建ててみせます)の想いを込めたものです。

このプロジェクトは
素人が熱いハートを持って、ただ家を建てるだけのプロジェクトではありません。

✴1
日本の家は欧米と比べても耐久性や断熱性能が低いので
家を子や子孫に引き継ぐことはできず、建てては壊すスクラップ&ビルド。
耐久性や断熱性能が高く、エネルギーロスが少ないパッシブハウス。
セルフビルドの家だけど、高性能な家を目指します。

✴2
家を建てる費用のうち、材料代はおおよそ1/3その他2/3はメーカー人件費や利益、
自分で作れば家はもっと費用は抑えられる。
お金を稼ぐことに必死にならなくても良いし、その浮いた時間をもっと有意義なものに使える。
また、自然素材の材料や地産地消の材を極力使用し、自然の循環や地域の活性化なども考慮する。

✴3
作り手は建築士でない一般人。
家を自分で建てれれば、その後にかかるメンテナンスも自分で行え、
また知識も増え、【生きる力】が増す。

自然と共存し物質的な豊かさよりも個人でいかに心豊かな生活を作り出せるかのチャレンジです。
そしてセルフビルドだからこそ身につく個人完結型の【生きる力】の貯蓄の軌跡です。