自然と共存しながら【生きるチカラ】を身に付けるプロジェクト
まずはセルフビルドで家建てます。
ー想いー
始まりは2011年、自然エネルギーやエコロジー、オーガニック等に興味を持ち、
環境先進国であるヨーロッパ諸国10数ヶ国を2ヶ月間旅します。
しかも自転車で。
よくある観光名所を巡るような点と点の旅ではなく
移動手段が自転車なので
ヨーロッパの国々を線でなぞるように
現地の暮らしぶりが体感できる人力走行の旅。
そんななかヨーロッパの
自然に溶け込む街並み、木々に囲まれた家々、
仕事優先ではなく家族や友人、また自分の時間を大事にする
暮らしぶりを目の当たりにし、強く心を打たれます。
物質的な豊かさよりも自然と共存しながら生き、
今の日本社会に忘れられている、
精神的に豊かに暮らす生き方を取り戻したい・・・
そういう想いで帰国。
精神的に豊かに暮らす生き方とは何か。
人間にとって重要な「 衣 食 住 」。
その中でもヨーロッパで体感した
自然と共存し、家族や仲間との時間を大切にする豊かな暮らしを始めようと。
そんな想いを実現するために家づくり構想が始まりました。
「家をつくる」まずはみなさんだったらどう行動するでしょう?
土地を探し、住宅展示場に行き、住宅メーカーを決め、
大抵の人はローンを組み、家の購入を決め、人生の中で一番大きな買い物をするわけです。
しかし、
私の考えと行動は・・・
1,合理化され、工業製品化された家ではなく、自然素材を使いながら自然が循環するような家がいい
2,人間にも地球にも優しく子供や孫の代まで持続可能な家がいい
3,ローンのために仕事づけの生活ではなく、建築コストを抑えて家族との時間を作れる家がいい
この考えを具体化するには
『 自 分 で 家 を 建 て る し か な い 』
ということで
この【イエタチマス・プロジェクト】がスタートしたわけです。
このネーミングは
イエ(がここに)タチマス
イエ(必ず)タチマス(建ててみせます)の想いを込めたものです。
このプロジェクトは
素人が熱いハートを持って、ただ家を建てるだけのプロジェクトではありません。
✴1
日本の家は欧米と比べても耐久性や断熱性能が低いので
家を子や子孫に引き継ぐことはできず、建てては壊すスクラップ&ビルド。
耐久性や断熱性能が高く、エネルギーロスが少ないパッシブハウス。
セルフビルドの家だけど、高性能な家を目指します。
✴2
家を建てる費用のうち、材料代はおおよそ1/3その他2/3はメーカー人件費や利益、
自分で作れば家はもっと費用は抑えられる。
お金を稼ぐことに必死にならなくても良いし、その浮いた時間をもっと有意義なものに使える。
また、自然素材の材料や地産地消の材を極力使用し、自然の循環や地域の活性化なども考慮する。
✴3
作り手は建築士でない一般人。
家を自分で建てれれば、その後にかかるメンテナンスも自分で行え、
また知識も増え、【生きる力】が増す。
自然と共存し物質的な豊かさよりも個人でいかに心豊かな生活を作り出せるかのチャレンジです。
そしてセルフビルドだからこそ身につく個人完結型の【生きる力】の貯蓄の軌跡です。