私たちが住む日本という国は、世界から客観的に見ると、極東の小さな島国でありながら、戦後の貧しい状況から超高度経済成長を遂げ、経済大国となりました。今や世界でも類を見ない貴重な存在となっているそうです。
しかし、豊かで便利な社会の裏には、「大量生産・大量消費・大量廃棄」という問題が潜んでいます。
バブル崩壊、その後の失われた20年、東北大震災、福島原発事故、さらには数十年以内に化石燃料が枯渇すると言われており、少子高齢化の波も足元に迫っています。
このような状況の中で、経済発展を優先するよりも、持続可能な社会の構築が今、最も必要とされているのではないでしょうか。
環境先進国であるドイツや北欧諸国、その他ヨーロッパの国々では、環境に対する意識が強く、国や行政、社会全体で既にサステナブル(持続可能な)活動を行っていると聞きます。
そういった国々を見て学び、自分にも何かできることがあるはずだと感じました。
その想いを抑えられず、語学力も十分ではない中、一人で自転車旅をすることを決意し、ヨーロッパへ行ってきました。
旅は約2か月にわたり、10か国を巡り、総走行距離は約3000kmとなりました。
これは、39歳の男が体験した旅の記録です。もしよければ、ご覧ください!