投稿者「ryoiga」のアーカイブ

あっという間に9月! イエタチマスプロジェクト

開拓作業を中断し、いろいろな申請、見積もり手続き
計画検討などしていたら
あれよあれよと、あっと言う間に、9月です!

と言う事で、

忘れないようにこの2ヶ月間の備忘録

ある程度木々を伐採し、土地の景観がわかるようになったところで
手続きなど、時間のかかる各種申請等のため
測量や図面作成にとりかかりました。

まず色々な申請のためマイホームの概略設計
ある程度、家の構想は練っていたのですが、土地の形状に合わせ再度設計が必要。
家の設計にはCADなどを使うのが一般的だと思うのですが
自分は「SketchUp」と言う無料のソフトで3Dで作成しました。
このソフト無料なのに、なかなかの優れもの!
直感的に使えて、3Dなので素人の自分にもイメージしやすい!
色々なプラグインなどもあるので、使いやすいようにカスタマイズも可能なので
家作りを計画されている方、おすすめです!

私の土地は、近くに古墳などがあり埋蔵文化財包蔵地に指定されているため
建築工事をする場合、市の教育委員会に届け出、試掘調査が必要。
しかも調査には60日かかり、この間、建築を開始することはできません。
計画をスムーズに進めるためには、早めの届出、調査が必要です。
届出には届出書類の他に、土地の現況図や建築予定の平面図、基礎断面図などが必要です。
初めての建築図面書きで分からない事ばかり・・・
前に使った「SketchUp」のソフトがあるのでは、と思われるかもしれませんが
このソフト、2次元で提出用を印刷するには、少々難があり、
きちんと印刷するためには、有料版を購入しないと難しく、しかもこの有料版が高い(127,440円)
ということで、他の無料CAD等も試してみましたが、どうも使い勝手が悪いので
手持ちのアドビイラストレータで縮尺調整しながら作成することに、
多少面倒ではあるのですが、新しく操作を覚えるより使い慣れたイラレで作業した方が断然早い!

私の土地は、隣地が山林と言うこともあり、また登記に国土調査のしっかりした図面があったこともあり、高い費用を払って測量するのは無駄だと思い、購入時に境界確定測量を行っていません。
なので、まずは登記の図面を元に、現状残っている境界杭を目印に、他の境界を割り出し、おおまかな土地を把握。
それから土地の形状や高さなどを測定し、現況図を見よう見まねで作成しました。

作成方法は下記の通り
はじめに、土地の形状や高さを測定するため、アマゾンでレーザー距離計を購入。
(レーザー距離計は現在位置からレーザーポイントまでの水平距離や垂直高さなどがわかる優れもの)レーザー距離計は手持ちの三脚で固定。
方角などの測定には、スマホのアプリをダウンロード。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
これらの機器を使いながら、高さや形状が異なる点を妻とふたりで半日かけて測量。
次に、測量後のデータを元に図面を作成
登記の図面と照らし合わせながら測量したデーターを図面に落とし込んでいきます。
図面作成にはイラレを使用するので、縮尺した測量データを数値変換して落とし込んでいきます。
建築予定の平面図や基礎断面図は、参考になる図面が、書籍やネットにいろいろとあったので、作成は比較的難しくありませんでしたが、現況図については、なかなか参考になるような個人住宅の図面では見つからず苦戦・・・
しかし、要は現在の状況(高さ、位置)が把握できれば良いはずと自分を信じて作成する。
事前に、ある程度出来上がった図面を窓口に持参し、申請書類等の確認へ
多少の修正はあるものの、窓口の方の対応では、この図面で問題なさそう。
持ち帰り、提出書類を記入、再提出。

IMG_0946
次に地盤調査を行う。
地盤調査は、建築する場所の地盤が強いかどうかを確認するための調査です。
調査をせず家を建てると、最悪地盤が弱かった場合は家が傾くなどの影響がでるので調査を依頼。
地盤調査には住宅の地盤調査で一般的で価格もお手頃なスウェーデン式サウンディング試験を選択。できれば自分でできないものかと思ったが、専用の機械が必要なので断念。
調査会社を探して見積もり、ネットなどでも価格相場を調査し、相場の3万円でやってくれる会社に依頼。

調査は半日で終了、その後調査結果をまとめ送ってくれるとのこと
調査結果に異常がないことを祈りつつ、2週間後調査結果が届く
調査結果はベタ基礎であれば問題ないレベルで、地盤補強も必要なし。
地盤調査クリア!

水回りの見積もり
私の土地は水道が家の前まで来ておらず、水道を引くには本管より100m程度引き込みが必要。
結構な費用が予想されたが、色々と調べるうちに
この地域は地下水が綺麗で井戸を掘る家も多いとのことだったので、井戸を掘る方向で見積もり依頼。
下水は下水道がないため、浄化槽設置エリア、しかし市から補助金がでるとのこと。
浄化槽も市の指定工事会社でないと設置できないため、こちらも見積もり依頼。

電気の見積もり
電気も家の前まで来ていない為、こちらも100m程度引っ張ってくる必要がありそう、
家を建てる段階でも電気が使えた方が良いので、その場合仮設申請が必要になる。
まずは九州電力に建築申請をして、家の前まで電柱をひっぱて来てもらう。
その後、仮設申請が必要。

建築計画
イエタチマスプロジェクトでは、マイホームの他に鍼灸師である妻のために鍼灸院、そして田舎カフェ、民泊、レンタサイクルなど計画している。まずは拠点としてのマイホーム作りを計画していたが、変更になり、鍼灸院&仮設マイホームを作ることになり、これまた設計やり直し・・・

ホームページ制作
家作りとは関係がないのですが
副業のホームページ作成の仕事が舞い込み、3週間ほど時間を取られ缶詰状態、家作りお預け・・・

埋蔵文化財包蔵地の開発許可が問題なく無事おりました。
許可が降りるまで60日となっておりましたが、3週間程度で許可の書類が届きました。

と言うことで、手続きや、図面作成、見積もり、調査、ホームページ制作など
現場作業ができないまま、2ヶ月程度経ってしまい、気持ちは焦るばかり・・・
(まぁ、今年の夏はものすごく暑く、猛暑を超える勢いであったので、現場作業は難しかったかも?)

これから、いよいよ前半の山場、概略計画を元に、建築確認申請のための図面づくりです!
これが終われば、また現場作業再開!あー早く、作業したい!
あ、プレカットの見積もりと建築資材の洗い出し及び見積もりも残ってる!!

あー早く、作業したい!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

伐採して無造作に山積みしてしまった木

IMG_0858
先日、応援サポーターを募集し、サポーターとして集まっていただいた皆さんに、開拓作業を手伝っていただきました。

開拓地の地面は、長年降り積もった枯葉や草が堆積し、虫の住処になっていて、そこら中に蜘蛛やムカデなどが這い回る状態。
尚且つスッキリさせるつもりで切った木が
そこら中に散乱し、かえって手がつけられない状態に・・・

正直、自分も何から手をつけたらいいか右往左往の状態で、サポーターの皆さんには作業内容を上手くお伝えできませんでした。

しかしそんな状態にもかかわらず、参加者の皆さんは快くできることから作業を始め、
そんなこんなのお陰様で、早急にやっておきたかった前面道路の斜面の整理がある程度終わりました。
(前面道路に面する斜面は不法投棄などでゴミを捨てられたりするので、早めに綺麗にしておきたかったのです。)
また、今回の作業でどのように作業を進めていけば良いかも見えてきました。
今後必要な作業は
引き続き、伐採作業と伐採した木の処理、そして地面に堆積した枯葉や草の処分。
伐採した木は、その場で幹と枝に分け整理した方が効率良く、以前はとりあえずまとめて伐採し、その後の作業で細かく分けようとしていた。しかしこの方法では伐採した木の上に、また伐採した木が折り重なり、幹と枝に分ける作業が大変だということが分かった。
枯葉や草は早めに取り除き1箇所にまとめる。
そのままの状態では、道具置き場にも困るし(虫だらけになってしまう)地面の状態がわからず、切り株があってつまずいたり、不燃物などのゴミや石などが埋まっていたり、くぼんでいたり、また滑りやすい、道具を落とすと探すのが難しい等など色々と不具合がある。
しかも、処理したものをどこにでも置くという訳にいかず
今後必要な測量作業に邪魔にならない場所に整理する必要がある
そのような場所にはすでに伐採した木が無造作に折り重なり山になっている。
まずはこの山を整理し幹と枝に分け枯葉や草を取り除く必要がある。
山に積まれた木々を見ると
気が進まないが、やらなければ先に進まないので
体に鞭を打って開始!
無造作に重ねられた木は絡み合って困難を極め
また2週間ほど経っているので、蜘蛛の巣が張り巡らされ、余計やりずらくなっている・・・
(木は伐採したら、その場で細かく分けるべしと今回学んだ・・・)
地面はツルが這い回り、ツルを取り除きながら作業を進めるので、全然進まない・・・
ということで、なんとか汗だくになりながら2日かけ、整理終了。
以前使われ隠れていた井戸も、お目見え!
IMG_0867

イエタチマス・プロジェクト

自然と共存しながら【生きるチカラ】を身に付けるプロジェクト
まずはセルフビルドで家建てます。

IMG_0569
ー想いー
始まりは2011年、自然エネルギーやエコロジー、オーガニック等に興味を持ち、
環境先進国であるヨーロッパ諸国10数ヶ国を2ヶ月間旅します。

しかも自転車で。

よくある観光名所を巡るような点と点の旅ではなく
移動手段が自転車なので
ヨーロッパの国々を線でなぞるように
現地の暮らしぶりが体感できる人力走行の旅。
S1190009

そんななかヨーロッパの
自然に溶け込む街並み、木々に囲まれた家々、
仕事優先ではなく家族や友人、また自分の時間を大事にする
暮らしぶりを目の当たりにし、強く心を打たれます。

物質的な豊かさよりも自然と共存しながら生き、
今の日本社会に忘れられている、
精神的に豊かに暮らす生き方を取り戻したい・・・

そういう想いで帰国。

精神的に豊かに暮らす生き方とは何か。

人間にとって重要な「 衣 食 住 」。
その中でもヨーロッパで体感した
自然と共存し、家族や仲間との時間を大切にする豊かな暮らしを始めようと。

そんな想いを実現するために家づくり構想が始まりました。

「家をつくる」まずはみなさんだったらどう行動するでしょう?

土地を探し、住宅展示場に行き、住宅メーカーを決め、
大抵の人はローンを組み、家の購入を決め、人生の中で一番大きな買い物をするわけです。
しかし、

私の考えと行動は・・・

1,合理化され、工業製品化された家ではなく、自然素材を使いながら自然が循環するような家がいい

2,人間にも地球にも優しく子供や孫の代まで持続可能な家がいい

3,ローンのために仕事づけの生活ではなく、建築コストを抑えて家族との時間を作れる家がいい
この考えを具体化するには
『 自 分 で 家 を 建 て る し か な い 』
ということで
この【イエタチマス・プロジェクト】がスタートしたわけです。

このネーミングは

イエ(がここに)タチマス

イエ(必ず)タチマス(建ててみせます)の想いを込めたものです。

このプロジェクトは
素人が熱いハートを持って、ただ家を建てるだけのプロジェクトではありません。

✴1
日本の家は欧米と比べても耐久性や断熱性能が低いので
家を子や子孫に引き継ぐことはできず、建てては壊すスクラップ&ビルド。
耐久性や断熱性能が高く、エネルギーロスが少ないパッシブハウス。
セルフビルドの家だけど、高性能な家を目指します。

✴2
家を建てる費用のうち、材料代はおおよそ1/3その他2/3はメーカー人件費や利益、
自分で作れば家はもっと費用は抑えられる。
お金を稼ぐことに必死にならなくても良いし、その浮いた時間をもっと有意義なものに使える。
また、自然素材の材料や地産地消の材を極力使用し、自然の循環や地域の活性化なども考慮する。

✴3
作り手は建築士でない一般人。
家を自分で建てれれば、その後にかかるメンテナンスも自分で行え、
また知識も増え、【生きる力】が増す。

自然と共存し物質的な豊かさよりも個人でいかに心豊かな生活を作り出せるかのチャレンジです。
そしてセルフビルドだからこそ身につく個人完結型の【生きる力】の貯蓄の軌跡です。

父娘夏休み自転車の旅2016「東京ー福岡」を終えて

 

https://drive.google.com/open?id=1tVwb4CFzaYG-qI8Ydpi7Qa6a-6A&usp=sharing

2016年夏、小学5年生の娘とともに成田空港から福岡市の我が家までを自転車で
約1300Km、22日間で走り抜けた。

ファイル_000 (2)

冒険旅行は子供達に大きな自信をつけ成長させる。
そう思い、始めた今回の自転車旅。

東京の大都会を走り、富士山の雄大さに触れ、東海道の歴史を感じ、いくつもの峠を越え、自然に触れ、車の便利さ、我が家のありがたさ等々・・・
我が娘はどんな事を感じ、考えただろうか。

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

ブログでは
名所観光をし、美味しい物を食べ、楽しい旅行記に映っていると思うが
旅の後半は暑さと体力減少で、前進するのが精一杯。
食事は費用を押さえるため、スーパーの総菜で済ませたり、食の偏りを防ぐため、野菜や果物を丸かじりしたりすることも多々あった。そんな時には家庭の食事のありがたみを感じた。
宿では進行状況からどのタイミングで予約するか、また予約が取れるかハラハラしたり、貧そな宿・野宿で侘しい思いをしたりして、住まいの大切さを再認識。
決して楽しい事ばかりではなかった。時には修行の様な日々もあった。
また走行距離もトータル1300Kmと結構な距離を走ったが
娘は意外にも淡々とやり遂げてしまった。

途中、転んでケガをして、泣きべそをかく場面もあったが、大事に至らず
子供の適応能力、ポテンシャル高さを見せつけられた。

全体的にはとても達成感もあり満足行く結果だったが

しかし残念だった事が2つある。
1つはこの猛暑というか酷暑!
日本全国とても暑く、自転車で走ると、手元の温度計は40度。
そのため、夜も暑く、キャンプでは十分な睡眠が得られず、
また娘との2人旅での野宿は安全の確保が難しい事、やむを得ずホテル泊になってしまい
当初の目標であったキャンプ泊・自炊がほぼできなかった。

しかし宿泊先で、洗濯・翌日のルート・宿泊先・ブログ更新等を行なう事を考えると
自炊まではなかなか難しかったかもしれない・・・

それにしても、娘はいつもどこでも、ぐっすりとスヤスヤ寝ていた・・・
父親と居る安心感がそうさせていたのでは、と思う事にする・・・・

2つ目は、今回の旅に末っ子を、半ば強引に連れてきてしまった事。
そのため、感想を聞くとやらされた感が大きく、あまり自分自身での達成感を感じられない様子
末っ子は少しアマノジャクな所があるので素直に喜べない、反発しているだけかもしれないが・・・
旅を始める前に、しっかりと娘に了承を得て、連れてくればよかったと思う。
しかし、何かしらのキッカケで娘にとって自信となり、成長の糧となる事を信じている。

前回の自転車の旅から4年が経過して挑んだ今回の旅
そして今回は、千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・滋賀・京都・大阪・兵庫・香川・愛媛・広島・山口・福岡と多くの都道県を巡った。
同じ日本でも、自転車の交通標識や道路敷設具合は各都道府県で異なっている場合があり、全国で統一されていない。自転車道も増えてきたものの、付け足し感は否めなく、自転車でロングツーリングするには、まだまだ注意する所も多く、とても走りにくいと感じる。自転車大国ヨーロッパ等に比べても、日本の自転車道路環境は、かなり遅れている。この辺はまた機会があれば別途レポートしたい。

環境にも優しく、健康にも良い自転車。日本ではママチャリがまだまだ一般的だが、自分の体に合ったスポーツバイク(自転車)は快適で自動車に匹敵するほど便利な乗り物。もっと自転車が安心して利用できる環境が整備される事を願う。

子供との自転車の長旅は、時間とお金が少々必要だが、親がペースメーカとなり、子供の状況にお応じて旅の行程を調整していけば、意外とあっさりアドベンチャー体験が可能である。ただし、子供用自転車もしっかりした自転車が必要。体力が大人より小さい子供こそしっかりとした自転車をチョイスして欲しい。

この先、自転車の道路事情がもっと改善され、いろいろな情報が発信されれば、週末1泊のショートツーリングぐらいからなら、ヨーロッパの様にもっと始める親子も出てくるのではないかと思う。そうすれば手軽にアドベンチャー体験ができ、家族のコミュニケーションもより深まる。このブログを通してそんな親子旅のキッカケ作りができれば幸いである。

ファイル_005

真っ黒に日焼けした我が子が、少しだけたくましく見えた。2016年 夏

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/16 我が家 福岡へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今朝は、この旅初めての雨。
しかしこの猛暑、自転車で走るふたりには、少々の雨は逆にありがたい

と思っていたら、まるで自分達のラストランを祝福するかのように

お昼には雨が上がった。

北九州のおじいちゃんおばあちゃんの家から、今日はいよいよ我が家のある福岡市へ

おじいちゃん、おばあちゃん、お兄さん夫婦、従兄弟に見送られ

お昼頃出発 のはずであったが・・・

 

荷物を載せようと自転車を見ると、末っ子の自転車の後輪がまたパンク!!!

ファイル_000 (3)

しかもチューブ交換のため、ホイルを外していると、外れないはずのリアディレイラー部がポロリ・・・

よく見るとディレイラーの固定ボルトが無い・・・
「こんな場所の固定ボルトが脱落するはずが無い」

ファイル_001 (1)

そういえば先日パンク修理でリアタイヤ交換してもらった。

末っ子のロードバイクはリアキャリヤ用の取り付け穴がないので自作のステーを付けている。

そのためリアのホイールの交換が少々めんどくさいことになっている。

ひょっとしたら、この時に外して、取り付け忘れたか、締め付けが弱くて脱落したか?

と不安がよぎる・・・

しかし、その確証は無いし、単に走行中に外れてしまった可能性もある。

最終日にまたまたトラブル発生!!!

今回はおじいちゃん、おばあちゃんの家なので、最悪は宿には困らない、何泊でも泊めてもらえば済む。

なんて事も考えたが、今日帰りたい!今日帰らなければと思い直す。

幸いな事にハブのクイックリリースを締め付ければ一応ディレイラー部の固定は出来るので

これで福岡までなら、なんとか走れる・・・

また今回のパンクは、ロードバイク、フレンチバルブのチューブに

たまにあるスローパンクという現象

空気は一気に抜けず、徐々に抜けていき翌朝になると抜けてしまっているという感じのパンクで

一気に抜けないので、空気を補充しつつ走れば、走れるはず。

厄介なのは、パンクの穴が極小のため、場所の特定ができないため修理が出来ない事。

仕方が無いので、先日パンクしたチューブを修理して交換することに

しかしこちらもパンクの穴が大きいので修理が効くか心配・・・・

パンク修理キットを貼って、空気を恐る恐る入れてみる。

なんとか修理キットが効いているようだ。

タイヤチューブを交換し、タイヤを取付けディレイラーを固定

ガタツキ等も無い様なので、これで走る事にする。

 

出発が少々遅れ14時頃、親戚みんなに見送られ出発

福岡まで69Kmラストランが始まる。

何度も車で走った事がある3号線を福岡市に向けて走る。

しかし、今まで車で走っていて全然気がつかなかったが

バイパスの一部は自転車通行が不可であった。

福岡でもそんなところがあったんだと、今頃知った・・・

またアップダウンの道路を迂回したり一部3号線を外れ走る。

15時頃、携帯の着信に気付き折り返してみると、福岡のおじいちゃんおばあちゃんからだった。

どうやら末っ子の走る姿を一目見ようと沿道で待ち伏せしているらしい。

末っ子には内緒にして先を急ぐ。

昨夜は遅くまで起きていたため、睡眠不足、旅の疲れがどっと押し寄せ、体が重い・・・

末っ子もスローペースでなかなか先へ進まない・・・

ファイル_002 (1)

おじいちゃん、おばあちゃんが、どこで待ち伏せしているか良く分からないが

こちらも走るので精一杯・・・

遠賀ー岡垣ー宗像を越え、ようやく福間付近へ

沿道におじいちゃんおばあちゃんが現れた。

驚く末っ子。

さらにその脇から妹夫婦と従兄弟が出てくる!!!

自分達の到着の直前に着いたらしいが、おじいちゃんおばあちゃんも気付いていなかったらしく

ダブルサプライズ!!

おじいちゃん、おばあちゃん、妹夫婦に従兄弟から拍手喝采。

なんと、おじいちゃん、おばあちゃんからの電話があった時から2時間が経過していた。

さらに電話の前からの時間をあわせると3〜4時間待ちぼうけしていた事になる。

感謝感激。孫を思う気持ちは,ものすごいと改めて感心する。

再会もつかの間、みんなに見送られ先を急ぐ

福岡市東区に入る。ここまでくれば射程圏内、もう一息。

ファイル_003 (1)

あたりはだんだんうす暗くなってきた。

福岡市天神、街の明かりに見守られながら通過

ファイル_004

末っ子もようやく帰り道が分かる範囲に入ったようで、一気に足取りが軽くなる。

自分の方が置いて行かれないように付いて行く。

六本松を抜け、我が家のあるマンションが見えてきた

妻と長女がおかえりのタスキとカメラを持って待ち構えている。

「おかえり〜」

「ただいま!!」

ファイル_005

我が家についに到着!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ついに、東京ー福岡間を自転車で走り抜き

22日間、総走行距離1337Kmを完走!

 

 

 

スクリーンショット 2016-08-17 17.16.52

 

福岡県北九州市-福岡市 走行距離:69Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/15 北九州へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今日は関門海峡をくぐり一気に福岡へ

北九州市にある、おじいちゃん、おばあちゃんの家へ

この旅、最長の走行距離91Kmを自転車で走る。

 

この先どこまで進むか昨夜、娘と話し合った。

走行距離90Km越えは初めての体験であり、しかもアップダウン100m級が3カ所。

しかし、今までの末っ子の経験からすると出来なくはない距離

チャレンジしてみようと勧めるが、すこし躊躇している。

しかし、北九州のおじいちゃん、おばあちゃんに早く会いたいと決意する。

 

いつもより1時間早く出発。

山口の道は、お盆休みのせいか、トラック等も少なく

車道の脇の測道も広く、路面も整っていて自転車で走りやすい

ファイル_000 (2)

ファイル_001

午前中に順調に走行距離を伸ばす事ができ15:30頃には関門海峡へ到着

海底トンネルを抜け、北九州へ

末っ子が「関門海峡のトンネルはどうやって渡ると?」と

聞いてくるので

「酸素ボンベをしょって、海底を自転車で漕ぐと」と答える。

娘は「うそー」と言いつつも

半分信じている模様・・・

子供はいつも柔軟だ。固定概念が少ない。

 

関門海峡のトンネルにはエレベータで地下まで下り

自転車を押して歩いて渡る。

ファイル_003

 

 

なぜだろう?

同じ日本を旅してきたのに、九州に入った瞬間

なんだか心が落ち着く、長旅で疲労していた脚の痛みも軽くなった。

 

門司港から1時間ほど走り、戸畑のおじいちゃんおばあちゃんの家へ、無事到着。

 

スクリーンショット 2016-08-17 16.13.14

山口県防府市ー福岡県北九州市 走行距離:91Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/14 サイクリング・サロン・ヒロシゲ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今日は85kmを走る予定

日中の暑さは自転車を漕いでいると
もうゆっくり観光どころでは無く
少しでも歩を進めて1日も早く帰りたいというのが正直なところ
疲れもたまり、日に日に脚が重く
なってくる。
そんな中、唯一の癒しが宿である。

同じ値段なら、綺麗で設備が整っているに越したことは無い

その方が疲れも取れるというものである。
基本安宿に泊まるのだが、
ある所には安くてもしっかりした宿があるのである。
そんな宿を狙って、今日は85km走る。
しかし朝から走り始めて30分ぐらいしか経ってない頃
突然、末っ子の自転車からパーン!
という激しい音が聞こえた。
末っ子もかなり驚いた様子
どうやらパンクした様子。

運悪く何か鋭利なものでも踏んだんだろうと
思って替えのチューブを交換して進もうとしたら

image

image
タイヤのサイドからチューブがはみ出している。
どうやらタイヤの劣化でタイヤサイドが破断して
そこからチューブがはみ出しパンクしたらしい

この状態だとタイヤ自体を交換しないと
またすぐにパンクしてしまう。
しかし、タイヤ予備はさすがに持っていない。
出発前にタイヤの状態は確認していたが
連日の猛暑でタイヤも悲鳴をあげた様だ。

しかも末っ子の自転車はジュニアのロードバイク
タイヤの在庫を抱えているお店などほとんど無いはず。

しかも世間はお盆休み。
営業しているお店を探すだけでも大変
この旅一番の大ピンチかもしれない!!!

とりあえす、空気圧を下げ、荷物を全て
自分の自転車に載せ換え
数キロ先の柳井市まで走る。

柳井市のサイクルショップを検索し
スポーツバイクを扱っているお店へ
ダメ元でTEL、電話が繋がり運良く営業中!
次にジュニアロードバイクのタイヤがあるか確認。
しかし、やっぱり在庫は無いとのこと
状況を話し、藁にもすがる思いで
何か良い対処方は無いか聞くと
しばらくして、布テープで内側から補強すると良いとのこと
そうこうやりとりをしていると
思い出した様にショップの方が新品の在庫は無いが

確かレンタル用のジュニアロードバイクがあったはずなので
貸出中でなければそのタイヤを外して
対応してもいいと
お店の状況を確認して折り返してくれるとの事で
数分後、電話がかかってきて
対応できるとの事!
「ヤッタ!!!」
捨てる神あれば拾う神あり
早速ショップへ向かう。
そのショップはルートから少しだけ入った柳井市中心にある
サイクリング・サロン・ヒロシゲ
柳井市はお世辞にも大きな街と言え無いが
ヒロシゲはスタッフもかなりいて
お客様で賑わっていた、ちょうどツーリングから
帰ってきた人達が押し寄せてきていた。
しばらくすると、電話口で対応してくれたスタッフさんがやってきて

丁寧に対応してくれた。
無事タイヤも付けることができ、ブレーキやホイルバランスなども

さりげなくチェックしてくれた。
スタッフさんもロングツーリングの経験が
豊富の様で、自分達の状況を察してくれた様だ。
サイクリング・サロン・ヒロシゲのスタッフさん

image

image

image

image

本当にありがとうございます!!!

遅れを取り戻すため先を急ぐ。
お昼までには半分40Kmはこなしておきたい。
海岸線を無心で走る。
幸いな事に、ロードの状態も良く、アップダウンも少ない。
しかし、疲れがたまってか、思いのほか
スピードが出ない・・・

昼食は一番暑くなる14時頃に取る事にして
小腹を満たしつつ走る。

14時ごろ、昼食をと思ったが
今度は都合良くお店が無い・・・
さすがに腹が減ってはなんとやらで
仕方が無いのでコンビニで済ます。
走ってはコンビニ休憩を繰り返す。
今日は何本ペットボトルを買っただろう。
とにかく飲まずにはいられない。
頑張った甲斐あって
予定の時間前にホテルに到着

山口 岩国市ー防府市 走行距離:86km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/13 原爆ドームへ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

南下するにつれて暑さが増す
特にしまなみ海道から本州に
入って、温度がぐっと上がった気がする。
しかしアップダウンは減ったので体力的には楽になった
けれどもこの暑さがどれくらい
影響するかが読めないので
走行距離は短めに設定して宿を取る
お盆にも入るので宿の予約は早めにと
朝の出発前に決定

ネットにもほとんど情報が無く
宿の画像の感じも決して良いとは言えなかったが宿であったが
さらに追い討ちをかける電話での宿の女将の対応
あまりにも高飛車な感じで
何度も「えっ」って聞きかえしてくるし
お伝えした電話番号に対して
「本当にこの番号でいいの」
と疑心暗鬼な態度
そして最後には「本当は、今日は休業しているんだけど」と言われ
ちょっとムッときたが
この時期宿が取れただけでもありがたいと

気を取り直し、予約する。

しかし、不安は残る・・・

image

午前中、広島市内の原爆ドームへ
観光客がすごく多く、記念公園の方はさらに多い人だかりになっていた
ご冥福を祈る人、写真を撮る人等様々だが

さすがにドームの前ではみんな、厳かな雰囲気

image

今日の様な暑い日に、この空の上で原爆が爆発し

何の罪も無い市民が犠牲になったかと思うと

何ともいたたまれない気持ちになった。

imageimage

お昼はやっぱりコレ、お好み焼き
原爆ドームを後に山口 錦帯橋へ向かう。
途中2号線を南下していると左手の海岸線に宮島が見えてきた。

image
観光客の車が多く他県ナンバーが目立ち渋滞していた。
時間は14時頃、1番暑くなる時間にさしかかる。

image
手元の温度計は40度
ペダルを漕ぐ足も重く、なかなか前に進まずペースダウン
15時、錦帯橋に行くには岩国市から山手へ
向かわないといけないが
この暑さではさすがに、遠周りしていく気にはなれず

 

予定変更、宿へ向かう事に・・・
もう暑さを耐えしのぐだけで精一杯

18時頃、宿へ到着
しかし看板はあるが宿が見えない・・・
よく見ると敷地の奥に平屋の木造が
数十年まえのドライブインって感じの建屋がある。
朝、電話で今日は閉まっているから
こられたら看板の下のボタンを押してと
言われていたので押して見ると
しばらく経って、中から白髪の老婆が出てきた。
朝の電話の対応の訳がこれでのみ込めた。
高飛車では無く、ご高齢でした。
お部屋ももちろんご高齢、今時こんな宿探す方が難しいと言った感じ。
しかし、屋根があって、空調が付いて、布団があれば充分幸せ
今日も1日お疲れ様

広島市ー山口 岩国市64Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016