天気にも恵まれ少々暑くなってきた。
ここ数日気温の差が激しい。
あまりの暑さに今日初めてレーサーパンツデビューした。
(自転車用のおしりの部分にクッションのはいったぴったりしたパンツ)
ずっとインナーにははいていたのだが肌寒さと少々気恥ずかしいのでためらっていた・・・
腕はしっかり日焼けしているのに足は真っ白・・・
オセロのような感じだがしょうがない。
途中でGmeiner家のお父さんにもらったパンとカロリーメイトのようなものを食べた。
カロリーメイトかと思っていたらチョコレートでコーティングされたすッごく甘いスティックだった・・・
でも、おいしくいただいた。
道路沿いを走っていると、この一帯はイチゴとさくらんぼが今が旬みたいで出店が多く出ていた。
今日はバイパス沿いの自転車道をずっと走るので道に迷うことなく
フライブルクまで走ることができた。
だが途中2人のドイツ人に助けられた。
1人は学校帰りの自転車の少年
工事中で回り道の標識がでていたので立ち止まって考えていた時
小学生ぐらいの少年が一度は通り過ぎ、戻ってきて道を教えてくれた。
もう一人は同じ方向に自転車で走っていた男性。
フライブルクの街に入りツアーインフォメーションを探している時
道を尋ねた後、彼は先に行ってしまったが、しばらく進むと
先で立ち止まり待っていてくれた。
「この道まっすぐだ」と言って彼は曲がって行ってしまった。
心配で立ち止まっていてくれたらしい。
ドイツは親日家が多いとは聞いていたが優しい人がとても多い国だ。
ちなみに自分は中国人によく間違えられる・・・
ニーハオ!!
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Gmeiner家
朝食はGmeiner家でご馳走になる。納屋兼住居で納屋の二階にある屋根裏部屋のような部屋
まるで「アルプスの少女ハイジ」から飛び出してきたかのようなかわいらしい部屋だった。
朝食を食べ終わるとお父さんがバイクウエアを身にまとい帰ってきた。
朝からバイクでひとっ走りトレーニングしてきたらしい。
今日は金曜日だったが仕事は休みと言っていた。
ドイツ人はみんな、自分が聞くと「休み」と言っている気がする・・・
お父さんはトレーニングのついでにパンを買ってきて
自分にも持って行けと分けてくれた。
お母さんは自分ひとりで使ったので宿代をかなり安くしてくれて
夕食や朝食はサービスしてくれた。
出発の準備を部屋でしていると
お父さんが何やらスティックお菓子のようなものを数個持ってきて
「バイクでのエネルギーだ」とまた持たせてくれた。
どうやらカロリーメイトのようなものであるらしい。
「自分には何もできない」と思いながら、
家から出るときに家族が作ってくれた和紙の折り鶴をお母さんに渡す。
喜んで受け取ってくれた。
日本に来ることがあればぜひ連絡して欲しいと言いたかったが
言葉伝わらず・・・
家族みんなで自分を見送ってくれた。
お父さんは写真をパチパチ撮ってくれた。
丘の上の家から自分が見えなくなるまでずっと見送ってくれた。
なんだかぐっと込み上げてくるものがあった。
ありったけの声で「ダンケ シェーン ありがとう」と叫んだ。
農家民宿体験
ドイツには有名なアウトバーンがある。速度無制限で無料の高速道路である。
(しかし、速度無制限区間は全体の20%ぐらいで、近年有料になるらしい)
無料であるため入り口もなく自転車で入ろうと思えば入れるので厄介である。
そしてその他に車専用のバイパスのような道路、
自転車や車が走れる街の道路、自転車専用道がある。
ドイツは日本のように道路がどこへでもつながっているわけではなく、しかも数が少ない
日本の感覚で方向を頼りに走ってもたどりつけない事が多々ある。
自転車で走れるのは自転車道と街の道路だけなので
道路サインの標識の方向と実際に進む方向とは異なることもよくある。
なのでドイツを走るにはちょっとしたコツが必要だ。
このようなことが良く分かっていなかったので
今まで目的地へ行くのにすごく時間がかかっていた。
道路事情が分かってきて、分岐点のポイントでは、必ず確認して走るようにした。
道を訪ねた人の中には良くわかっていない人も多いので
また、どうやって行くのか(自転車で)もしっかり話さないと
アウトバーンの方向を言われて引き返す羽目になる。
遠い場所を指すよりも近い距離の場所を聞いていったほうが良いようだ。
途中で道を聞いた自転車乗りの人はイスタンブール(トルコ)から来たと言っていた。
自分には見分けがつかないが、どうやら自転車で走っている人は外国人も多いようだ。
今日は天気も良く目的地まで短い距離なので、また順調に走れているので
途中の街で昼食を取ることにする。
カフェでビールを飲みながら昼食、少し旅にも余裕がでてきてホッとする瞬間。
今日は先日カールスルーエでお会いした松田さんお勧めのシュヴァルツヴァルト(黒い森)の麓にある
ゲンゲンバッハの農家民宿を体験しようと思う。
日本でもグリーンツーリズムといって農家体験して宿泊するものがあるが
日本では受け入れ側の負担が大きくなってしまいがちで、事業として存続させるには
なかなか難しい現状だそうだ。
ちょうど今日の日本のニュースで、農林水産省が自らの事業仕分けで
農家が営む民宿など都市と農村の交流を支援する「食と地域の交流促進対策交付金」を
廃止したと発表があった。
細かい事情もあるのかも知れないが、自分としては日本の場合、
このような事業はまだまだ模索段階でなかなか難しいと思うし、
日本にはこのような文化がまだ成熟していない。
だからこそ、国や行政の支援が必要だと思う。
日本のエコロジー文化を育てるために国がこのような事にもっとお金を使うべきだ。
目先のことだけでなく、もっと先をみて考えて欲しいと思う。
そのようなわけでヨーロッパの農家民宿とやらを体験しようと思う。
13時ごろ目的地のゲンゲンバッハに到着。
松田さんから直接予約が難しいようであれば
街にはツアーインフォメーションがあるのでそこで聞いてみるといいと言われていたので
インフォメーションを探す。
インフォメーションのスタッフはとてもよい感じで対応してくれた。
松田さんから事前情報をいただいていたので
また松田さんから紹介してもらったと話すと
スタッフも察してくれたようで予約の電話をかけてくれた。
現地に行くには自転車で30分程だそうだ。山の中と思っていたので
アップダウンは無いかと聞くとたいした事はないと言われ出発。
そんなはずが無い、やっぱり山の中だ、ドイツ人は自転車に乗りなれているので
これぐらいの道は、なんて無いのだと思う、しかし日本ではなかなか自転車では行かないようなところだ。
息をきらして丘陵地に佇むGmeiner家の農家民宿に到着。
ドイツでは農家民宿の事をバウエルンホフ(Bauernhof)と呼ぶ
ひとつの大きな家・部屋を家族でかり余暇を数日間過ごすのだそうだ
小さな子供づれの家族だと、子どもが騒ぎゆっくりできないので
このような場所で周りに気兼ねなく過ごす家族も多いらしい。
ちなみに食事は自炊が基本だそうだ。
施設提供側も宿泊施設を提供するだけで
日本のように何か特別プランを用意することは少ないらしい
(地域によってはいろんなプランを用意しているところもある)
干渉せず好きなように時間を使ってもらうのがドイツ流。
ただし、ドイツの農家民宿のポイントは、触れる動物がいるかどうかが大きいらしい。
てっきり、古い農家を改築したものかと思っていたが
建物は新し建てられたもののようで設備や内装も大変きれいに整えられている。
一戸建ての建物は1フロワー毎に使用できるように区切られ
3階建てで3組の家族が宿泊できるようになっている。
中身も広くリビングキッチンだけで50平米ぐらいありそうだ
そのほかに寝室が3部屋・トイレ・シャワーがある
キッチンも立派な設備が揃っていて家族で料理が楽しめそうだ。
これだけの設備で1泊 約70ユーロ
1泊しか泊まらない人はなかなかいないそうだが(笑)
そこは状況を説明し分かってもらった。(たぶん・・・)
敷地内にはさまざまな動物や簡単な遊具などがあり、子どもたちも十分楽しめそうだ。
WiFiまで完備されていたのには、驚かされた。
今日は自分の家より広い部屋で一人泊まることにする。
食事は基本的には自炊だが状況を説明し食事の手配をしてもらった。
夕方Gmeiner家のお父さんが帰ってきた。
いろいろ話しをしているとお父さんは自転車が好きでレースなんかにも出ているらしい
「私のバイクを見るか」といわれガレージへ
たくさんのバイクがあった。
お父さん自慢のバイクはカーボン製、超軽量タイプだった。
自分でカスタムするのも好きだそうだ。
パーツはシマノが良いと言っていた。
この二人乗り自転車はお父さんが作ったらしい!!
お父さんはメカマニアだった。
何でも仕事はロボットエンジニアだそうだ
なるほど、うなずける。
午後8時 夕食
Gmeiner家の夕食に囲んでもらった。
昨日Gmeinerさんの娘さんの誕生日だったらしく
両家のおじいちゃんおばあちゃんも来ていて
にぎやかな夕食を一緒にいただいた。
とても良い時間だった。
フランス トラムの街 ストラスブール
ストラスブールから車で40分の所にある街Barr
ここから列車に乗ってDorisheimへ(20分)
Dorisheimからストラスブールへ自転車で戻る(30Km)
自転車で2時間程度走るとストラスブールだ
途中でパン屋を見つけ朝食&昼食をかねてパンを買い店先で食べる。
フランスのパンはなかなか美味しい。
カナダ人ガイさんのおかげでだいぶん道の走り方が分かってきた。
途中でお姉さんに道を聞いたら反対方向だといわれ
でも怪しかったのでもう一度他のおじさんに聞いた
やっぱり自分が行っていた方向で良かった。
どうも、自転車でいくか車で行くかでも異なるようだ。
何度か引き返しやっと昼頃到着。
ホテルを探す。
ストラスブールは都市なのでどこも結構な値段がする。
駅近くて値段も比較的リーズナブルなホテルを見つける。
カウンターのお姉さんは
今日は自分が最後の部屋だと言っていた。ぎりぎりセーフ、ラッキだった!!
今夜の宿を押さえ
市内を見て回る。
ストラスブールはトラム(路面電車)が発達した街だ。
この便利なトラムのおかげで
市内に入る車の数を規制し交通渋滞などを防いでいるそうだ。
また車が少ないので環境にも配慮されている。
今日はエコロジーツアー以外にも教会や運河を見て回る。
とても大きな教会だった。
今回の旅で初めて観光を行った。
街は平日にも関わらず観光客で溢れていた。
帰りにスーパーマーケットによった
フランスでもビオ食品は盛んのようだ品数も豊富
人が並んで美味しそうなパンやがあったので夕食を並んで購入
ホテルに戻り今日一日をパソコンで記録しようと思ったが
コンセントはあるものの電気がきていない!!
オーシェット!!
カナダ人 強ししし!! ヨーロッパ自転車の旅
今日はドイツ・カールスルーエからフランス・ストラスブールを目指す。走行距離約120Km
自分のペースでは二日ぐらいかかると思う。外はあいにくの雨
街から出るのが一苦労だった。迷いながらも何とか脱出しライン川沿いのルートにでる。
ライン川沿いといっても、いくつかの川や森の中を抜ける感じだ
走っているとサイクリングのおじさんに出会った。
どうやら同じストラスブールを目指しているそうで
「一緒に来るか」と言われたので、ついていくことにする。
おじさんは半ズボンにぼろぼろのセータ・・・
雨が降り出すとビニール袋に穴を開けたものをかぶりレインコートにしている・・・
ワイルドだ!!
荷物も荷台に少しだけ載せ、ビニールをかぶせているので、
見た感じ、こういっちゃ悪いが浮浪者の大男といった感じだ。
しかしこのおじさん道にほとんど迷うことなく
迷ったとしてもすぐに軌道修正し的確に走る。
おかげで今日はかなり距離を走れそうだ。
おじさんは水も補給せずガンガン走る。
おじさんのバイクはタイヤも大きく太いのでいいが
こっちはミニベロでタイヤも小さく細いので砂利道やぬかるんだ道ではハンドルをとられ
なかなかうまく走れない。
おまけに今日はかなりの向かい風だ。
時折、雨も降り、天気も悪い。
だがおじさんに負けるわけにはいかないので、どっちが根を上げるか根競べ!!
おしりが痛い・・・
おじさんと出会って3時間ぐらい走った14時ごろ、
おじさんが「のどか乾かないか」と
誘われるがまま休憩、昼食にする。
昼食の場所を探すにしても、道に迷ったにしても、
おじさんは英語ができるので難なくこなしていく
英語が出来ればと実感する・・・
昼食時におじさんと話しをすると、
おじさんは3日前にフランクフルとに来たカナダ人だった。
名前はガイさん、んーなんか似ている・・・
ドイツに来る前に、ハノイから上海に北上してから来たと言っていた。
やっぱり只者ではなかった・・・
今は仕事の休みを利用して一人旅に来ているとのこと
お昼はビールにポークステーキ・ポテトを食べた。
カナダ人の主食は何かと聞くと「ステーキだ」と言っていた。
昼食後再び走り出す。
ライン川を渡し舟でわたりフランス入りする
ガイさんは「ドイツよりフランスがいいぞ」と言っていた。
フランスは華やかな印象を受けた。ドイツも好きだがフランスも良い。
川を渡るだけでこんなに街が違うのかと驚いた。
フランスは花がたくさんあり、
家も赤茶色の屋根が多く明るい色したメルヘンチックな家が多かった
このペースで行くとストラスブールまで今日中に着けそうだ。
向かい風が強いのでおじさんが「自分の後ろにぴったりくっ付いて走れという」
こうすると後ろの人は風の抵抗が無くなり楽に走れる。
二人で交互に交代しながら進む。
16時、あとストラスブールまで20Kmの標識
しかし中々つかない、120Kmはかなり遠い。
道に迷う・・・
10kmぐらいロスしてしまった・・・
かなり強い雨が降ってきた
小屋を見つけたので雨宿り
しばらくするとフランス人らしき自転車の兄ちゃんも入ってきた。
おじさんと英語で何やらやりとり、早すぎてよく分からない・・・
雨が一向に止まないので小雨になったところで出発
ガイさんはサインを目印にバンバン走っていく。
後ろから、さっきのフランス人の兄ちゃんがやってきた。
あと少しなのでストラスブールまで案内してくれるそうだ。
18:30分 ストラスブールに到着
二人で宿を探す。
ホテルを見つけ早速交渉。
いっぱいであった。
ガイさんはホテルのインタネットを借りて
ストラスブールを検索する。しかしなかなか見つからない。
ネットより実際足で探した方が見つかることが多いと事前情報で聞いていたが
ガイさんに細かなニュアンスは伝わらないし
これからの時間だとどうなるかわからないので
旅の猛者に委ねる事にした。
二人とも雨とドロでドブねずみの様ないでたち
ホテルのスタッフにも近くのホテルに電話してもらうがどこもいっぱいだった。
仕方がないのでネットで空きが唯一あったヒルトンホテルに向かう。
一人330ユーロだ。仕方がない・・・
ホテルへ着くとネットで空きが合ったのに関わらずいっぱいだと断られる。
ガイさんもかなり怒ってスタッフに交渉しているが無理のようだ・・・
このいでたちじゃ仕方がない・・・
しょうがないのでヒルトンでインタネットを借りまた検索・・・
この場所からかなり遠くまでいけば空室があるようだ
40Kmも離れている・・・
ホテルに自転車を積めるタクシーを呼んでもらい高速を使って移動する
タクシー代100ユーロ。30~40分後到着。
宿代をガイさんがカードで立替予約したので
タクシー代は自分が払う。
タクシーの兄ちゃんがメータを見せ130ユーロだと言ったので仕方がなく支払う。
支払った後ガいさんがいくら払ったかと聞いてきたので130ユーロだと言う。
ガイさんはさっきまでタクシーの兄ちゃんとフレンドリーに話していたのに
ガイさんは話しが違うと運転手に怒り出した。
ホテルで電話で呼んだときに「100ユーロだ」と言ったのにおかしいと言って引き下がらない
運転手は雨の中、自転車まで運んだのにそれは無いだろうと言っている。
自分はタクシーだからしょうがないと思ったが
おじさんは一歩も引かない・・・
宿の主人も加わり、タクシー会社へ電話することに・・・
数分やり取り・・・
運転手も観念したようで「これでお互いさまだ」と言って
自分に20ユーロ手渡した。
運転手は捨て台詞を吐いて帰っていった・・・
タフ・ガイさんの勝ちである。
時間は22:00
今日の夕飯は宿で買えるビールのみ
今日は1日長距離を走り、トラブルもあり疲れたが
服もドロでドカドカなので洗濯してから消灯・・・
今日はヘビーな一日だった・・・
カールスルーエ在住の環境ジャーナリスト ヨーロッパ自転車の旅
午前中にショッピングセンターやサイクルショップに出かけました。
日本のショッピングモールのような所です。
概観はシンプルでスタイリッシュなので、日本の感覚だと
ここはお店なのかと思うような感じです。
ドイツはどこのお店も看板、サインなどは必要最小限になっているので
景観なども考慮した都市計画がなされているのではないでしょうか?
この辺りは日本ももっと見習うべきところだと思います。
サイクルショップ、日本とは違い品数が豊富。
ドイツの人はこれに小さな子どもを乗せて自転車につないで走ってます。
自分も一台欲しい・・・
ドイツでは普通にクリーム色に塗られたベンツがタクシーで
そこらじゅうに走ってます。
街の広場
午後からカールスルーエ在住の環境ジャーナリストの松田雅央さんにお会いします。
とても楽しみです。
http://www.umwelt.jp/duiz/duiz.html
松田さんとスターバックスで待ち合わせ
メールで突然のアポにも関わらず快くお会いしていただけました。
環境のこと、原発、都市交通、自転車、食、市民団体、農家民宿、クラインガルデン、etc・・・
いろんな事をお話しさせていただきました。
中でも印象的だったのは、
ドイツも20年30年かかってここまでやってきたのだから
日本も少しずつ変わっていけばいい
すぐに出来ないからと言ってダメだということではなく
続けること、諦めないことが重要
またドイツ人は市民団体の影響力が強い
市民、いろいろな団体が手を取り合い環境問題に取り組んでいる
この辺の団結の仕方がとてもうまいとのことでした。
そのほかにも自転車ロードマップについてなど
環境以外にも旅のアドバイスもいただきました。
松田さんと別れたあとは松田さんに教えていただいた
ビオスーパーマーケットに行きました。
環境や安心や安全に配慮された食材です。
日本に小さなお店はありますがここまで食材豊富なお店は見たことありません。
夕食がてら試食をかねて美味しくいただきました。
7日目 カールスルーエ ヨーロッパ自転車の旅
シャトルバスとIEC高速鉄道を使って移動
フランクフルト・ハン空港からシャトルバスで
フランクフルト・アム・マイン空港へ(所要時間 1:40)
ほんとまぎらわしい名前だ。
バスから見える景色をみていると
緑の丘が連なり、ドイツは本当に森と緑の国だなと感じる。
鉄道に乗り換えないといけないので、
フランクフルト・アム・マイン空港で降り近くにいた人に駅はどこかと尋ねると
まだバスを降りなくていいよと言われ慌てて乗りなおす。
すると、バスの運転手がダメだと言う。
慌てて状況を説明しようとするが言葉通じず、焦ったが
自分が駅を訪ねた人が状況を説明してくれたので助かった・・・
やっぱりコミュニケーションである。
駅に着いた、カウンターにてキップを買い
高速鉄道IECでカールスルーエを目指す
交通機関は複雑で日本とは勝手が異なるので
状況によっては乗れなくなったりすると思う。
場所場所で細かく周りの人に確認するのが自分流。
今日もそれで何度も助かった。
IECは乗客が多かった。2時間ちょっとの旅だった。
ドイツは本当にいろんな人がいて多種多様だ。
駅に到着。
早速宿を探す。駅前にいくつか宿があったので一回りし
一番安い宿に泊まることにした。(朝食・WiFi付き 59ユーロ)
寝床も確保できたので荷物を置いて
市街地周辺を自転車でまわる。
カールスルーエはドイツ連邦共和国の最高裁判所に
該当する連邦憲法裁判所や連邦裁判所の所在地として、
ドイツの「司法首都」である。
駅のすぐ前には動物園・公園があり緑豊かな
街と自然が融合した落ち着いた印象を受けた。
今日は日曜日ということもあり。
家族連れがサイクリングを楽しんでいる。
本屋に立ち寄り、
今週行く予定のフランス・ストラスブールとドイツ・フライブルクのサイクリングマップを買う。
今日の夕飯はアジアン料理を見つけたのでここで食べることにする。
文字が読めないので写真から選んだが
タイカリーのようだった、久しぶりの米はうまかった!!!
6日目 バスはいつになったらくるの!! ヨーロッパ自転車の旅
今日は次の目的地のカールスルーエへ進む、南の方へ向かう。
今回は次を急ぐため交通機関を利用することにする。
バスも自転車をそのままつめるので体験するのにはいい機会
山合いのここからだとルートも複雑なので
昨日行ったインフォメーションへ聞きに行く
昨日のお姉さんがにっこり出迎えてくれた。
パソコンを使って調べてくれたルートは
モアバッハ(バス 12:15)→フランクフルト ハン空港(バス 13:30)→
フランクフルト ア・マイン国際空港(列車 15:50 )→マンハイム(列車 16:36)→カールスルーエへ(16:58)結構時間がかかりそうだ。
バス停もすぐそば12:30出発なので
30分ほど余裕がある。
バス停でバスを待つ、土曜日のせいもあって誰もいない。
予定より10分遅れでバスが到着
後ろのドアが開き、いざ乗り込もうとしたらドアが閉まった・・・・
嫌な予感がした。
今度は前が開いたので前に行きに運転手に自転車を乗せてもいいかと聞くとノーの返事・・・
バスは行ってしまった。
インフォメーションで自転車を乗せて行くといっておいたが、どうやらしっかり伝わっていなかったようだ。
どうやら空港まで向かうシャトルバスは自転車をそのままで乗せることはできないらしい
仕方がないので2時間後14:30の次のバスを待つことに・・・
待っている間に自転車を分解し輪行バックに入れる。
自転車は15分もあれば十分バックにいれることができる。
バス停で余っていたパンで昼食をとる。
ゆっくりとした時間が流れる。
どうやらシャトルバス以外は週末は運行していないようだ。
待っている間、他のバスは入ってこなかった。
今日の気温は17℃じっと待つには少し肌寒い。
14:50 来るはずのバスは来ない・・・
すでに20分が過ぎている。
30分、40分経ってもバスは来なかった・・・
時間通りでは来ないと聞いていたが遅すぎる。
結局この時間のバスは来なく、その次のバス 16:15に乗ることに
このバス停で4時間半も待たされた
ゆっくりとした時間が流れる・・・
フランクフルト ハン空港へ
この空港は日本で言う国内線のようなヨーロッパ地域を結ぶ空港だ。
フランクフルトと名前の付く地名は多いらしく、まぎらわしい。
次の乗り継ぎは5分しかないので内心あせるが
到着した場所の前に止まっているバスが次のバスだ、乗ろうとするとすでにいっぱいで乗れない。
自分以外にもう2・3組がいたが、次のバスまで40分待ちになってしまった。
次もバスに乗ると到着が19時以降になってくる事を考えると、
それから宿を探すのも骨が折れるので
この場所で宿を探すことにする。
インフォメーションでホテルの場所を教えてもらい、自転車を担ぎホテルへ、今日の寝床を確保。
今日乗ったシャトルバスは乗り降りの際に支払いをするところが無く、
運転手も何も言わなかったのでただ乗りしてしまった。
バス停横にチケット売り場らしいところがあったので降りた後に払うのかも知れないが
今日一日足止めをくうことになったので、大目に見てもらうことにする。
ヨーロッパ時間のルーズさを経験する一日となった。
5日目 モアバッハに到着 ヨーロッパ自転車の旅
今朝は山の中であるせいか少し肌寒い
今日は最初の目的地である再生可能エネルギーパークがある
モアバッハにいよいよ向かう。
地図を見ながら目的地のルートを探す。
丘をひとつ越える。下り坂になった。
地図ではずっと上りのはずだ、どうやらまた道を間違えたようだ。
下った丘をまた上る・・・
住宅地へ入りガレージにいたおじいさんに再度ルートを確認する
また丘を上る、かなりの急坂だ、疲れながらも丘の上の大きな幹線道路へでる
あいかわらずすれ違う車は高速道路のようなスピードで駆け抜けていく。
標高800Kmが頂上付近だ
上りがあれば今度は下っていく、
モアバッハに到着
インフォメーションを探す。
iのサインを発見(インフォメーション)
中へ入る、取り合えず、先日通過したIDAR-OBERSTEINでプリントアウトしてもらった
ホテル情報を見せる
スタッフのお姉さんあまり対応がよろしくない
よく聞くとどうやら他に詳しいインフォメーションがもっと下った所にあるようだ
お礼を言って下へ下る、振るかえると、さっきの建物の下に駐車場があり
その一角にインフォメーションがあった。
危なく通りすぎるとこだった
中に入り、宿を探す、一人で泊まることと、WiFiが使える所を条件に探してもらう。
スタッフも英語は良く分からないらしいので困難だったが
なんとか宿を見つけてもらうことができた。
宿が見つかり一安心、これからが大変、再生可能エネルギーパークの見学がしたいということを
うまく説明できるかどうか、普通の人たちは観光しない場所なので
こんな身なりの自転車に乗った自分が、行きたい場所を理解してもらえるかどうか不安・・・
なんどかやり取りをするが、どうもうまく伝わってないようだ。
自転車に積んでいる本を見せる、ようやく理解してもらうことが出来たらしい。
すると本にも紹介されている、この町の建設局のミヒャエル・グレールさんがやってきた
信じられなかった!!とても興奮した!!!
グレールさんはこの町のエネルギーパーク立ち上げに際して
企業と地域住民の橋渡しをしたプロジェクトリーダだった人なのです。
(「100%再生可能へ! 欧州のエネルギー自立地域」より抜粋)
そしてエネルギーパークの見学を手配してくれた。
ちょうど今日の2時から見学会があるらしい。
今が12:30なので急いで宿へ行き
先に宿泊の手配を行ってから、荷物をおいて見学場所であるエネルギーパークへ向かった。
時間は1時間前だったが、また道に迷うと怖いので早めに出ることにする
丘の上にあり、自転車で30分程度かかった
すこし時間があるので、手持ちのナッツとジュースで簡単にランチにし、
再度、エネルギーパークの事が書いてあるページを熟読する
■以下説明
このエネルギーパークは冷戦時にNATO軍や米軍の施設が多く立地し、地元に雇用を創出していた。
1995年にこの土地が自治体に返還されると再開発を巡ってさまざまなアイデアが出された。
当初は娯楽パークの予定だったが投資家が見つからず頓挫するが、偶然にも同年に、ドイツ国内で
再生可能エネルギー法が施行され、転機を迎える。
再生可能エネルギー法による電気の固定価格買取制度はドイツの風車ブームに拍車をかけた。
当初は地域住民との間で景観や音、日照権などの問題もあったが
行政のリーダシップの話し合いにより理解が得られプロジェクトがスタート
行政・企業・大学の研究室などが一体となり話が進んでいく。
その中で風力以外にもソーラーやバイオマス、また地域職場創出などが盛り込また。
風力発電以外に太陽光発電のさまざまなメーカータイプの実証実験が行われたり
バイオガス・コージェネレーションやペレット工場などが稼動している。
今後もエネルギー自給率を上げるため積極的な取り組みが行われる予定である。
(参考資料:「100%再生可能へ! 欧州のエネルギー自立地域」より)
しばらくするとバスがやってきた。
中から若い子たちがたくさん降りてきた。どうやら学生さんのようだ
聞いてみるとフライブルクの大学生だそうだ。
ここ四日ほど環境やエネルギの勉強をするためにツアーを組んで見学しているらしい
自分もその場に同行させてもらうことになった。
まず、セミナールームへ入り、エネルギーパークの担当者が説明を行う。
ドイツ語なので全然わからない・・・30分ほど経過する
担当者の説明後も学生たちが積極的に質問を展開し1時間ほど説明があった。
その後、施設を見学して回る。
まず始めに、風車を下から見上げ説明を聞く。
なるほど風きり音が聞こえる。風車の音は1Kmの範囲内で聞こえるらしい。
こんなにまぢかでで見るのは初めてだかなり大きい
そして次にソーラー発電。
担当者の言っている意味は分からないが参考資料の本のおかげで
なんとか理解することができる。
突然学生の一人が寄ってきて、「日本の方ですか」としっかりとした日本語で話しかけてきた。
彼は以前1年間日本に留学していたらしい。
この場で偶然にも日本語が分かる人がいるとは・・・
またしても奇跡である!!
こんなにラッキーでいいのか?さすがに自分が怖くなってきたぐらいだ
彼からの説明も受けながら、施設を回ることができ、充実した見学となった。
フライブルクの大学生と言うことで自分も行く予定だと彼につげると、
来たときは連絡してくれとフェイスブックのアドレスを交換。
そして、彼らや担当者と握手を交わし別れた。
4日かけて、山を越え谷を越えやってきた甲斐があった。
最初の目的地は大収穫であった。
今日はベリーエキサイティングであった。
ビールで乾杯
4日目 今日は野宿? ヨーロッパ自転車の旅
昨日は自転車が泥だらけになり洗ったので、チェーンに油を差し直し、タイヤに空気を入れ空気圧を調整
これは経験者情報だがタイヤの空気圧をしっかり調整しておくとパンクしにくくなるらしい
昨日、ホテル探しの最中に見つけた自転車ショップに向かう
目指す自転車ショップの手前にも自転車ショップを発見
日本にはない大きさだ。さすが自転車の国だ
まだ開いていないようだったが
ガラス越しに中を見ると思っていたようにいろいろとたくさんの商品がそろっている
オープンは9時からと書いているがもう10時近くになっている
こんなに時間にアバウトなのか?
もう一つのショップに行ってみる
こちらは自転車ショップ以外にもいくつかショップが並んでいるが
どこも開いていない
事前情報では土日はどこも店が閉まっていると聞いていたが
今日は木曜日のはず
駐車上に車に乗った人がいたので近寄って聞いてみる
今日は土曜日で開いていないそうだ
なぜ?
曜日は日本と違うのか?
でも町は静まりかえっている
せっかく見つけたバイクショップなのに残念。無念・・・
(ドイツでは自転車のことをバイクと呼ぶらしい)
列車にも自転車が乗せれるので今日は列車に乗ることにする、ドイツでは自転車を普通にのせることができる
駅に着くとキップを買わないといけないが
情報が少なすぎ、駅に停車駅の見取り図がない、駅員がいない!!!
結構大き目の駅だがチケット販売機が2つと時刻表のみ
ちょうど入ってきた若いカップルに聞く
地図を見せてなんとか理解してもらったがどうやらモアバッハはかなり田舎の方なので
列車1本ではいけないらしい、乗り継ぎをしないといけないようだ
チケットもどう買うか教えてもらい無事購入(10.30ユーロ)
乗り継ぎ駅までの金額らしい、全部は買えないのか?気になったがどう話すか難しすぎるのでやめた。
とりあえず次の駅についてからまた聞こう
列車がきた、うわさどおり自転車専用車両がある。
また駅の改札口がありません。無人です。
チケットを買っても誰にも見せなくていいし、どこからでも入れる。
だからといってタダ乗りは見つるとすごい罰金らしい。
週末ということもあってか、すでに自転車でいっぱいだ
行く方向はサイクリングコースとしてもマイナーなコースと思っていた
それでもこの数、またおじさんが何やら自分のスモール自転車が気になるようで
じろじろ見ている
自分がスモールバイクと言うと笑いながら答えてきた
家族づれでサイクリングに行くらしい、列車にはいろいろんな人がサイクリングにいくために乗っている
一人で・おばちゃんたちだけ・年配の夫婦など等、
小学生ぐらいの女の子とお母さん二人組みの自転車が入ってきた、
女の子が置くところに困っていたので
自分のところに置いてあげるとハニカミ笑をしていた。
話しをしていたおじさんたちが降りていってしまったので
奥に座っている年配の夫婦にこの電車は快速かどうか、乗り継ぎが必要か聞いた
そうこうしてると降りる駅が近づき、おじさんが次だよって教えてくれた。
危なく乗り越すとこだった。コミュニケーションは必要。
駅におり、乗り継ぎするために誰かに聞こうと思っても誰もいない。
この町にはインフォメーションがあるので聞きに行くことに。
気さくなおばちゃんがいた。日本語も英語もできないといっていたが
この町には日本語の観光ガイドブックがあった。
おばちゃんから聞いた内容によると
モアバッハ(次の目的地)にいく列車はないとのこと
山を越えれば目的地のハズなので自転車で行くことに25Kmって行っていたので
まあ、行けるかと安易な考えがこの後大変なことに・・・
この地は観光地なので人でにぎわっていた。がけの上の城と宝石採掘で有名らしい。
自転車のルートはひと駅分自転車で戻りそれから山の方へ入っていくコース
いくつもの丘や畑の中を登っては降り登っては降り途中森の中をぬけ砂利道をぬけ
当に25Kmは過ぎている気がするが、地図も分岐点での優先道路の明記がアバウトなので
いまいちあてにならない
方角や地図を見るのには自信があったが、ヨーロッパの広さでは方向感覚が狂いまったくあてにならないようだ。
せっかく丘をこえても違う方向に行ってたりする。
大きな野うさぎを発見こちらに気づき慌てて逃げていった。
16時ごろになってそろそろ宿を探さないと危険
またまた雨も降ってきた。
交差点で迷っていたら、後ろからきた車のおっちゃんが助けが必要かと車の中から
話しかけてきたので、「アイアムロスト」道に迷ったといったらつもりなんだけど
それを聞いて行ってしまった・・・
前に進む。しばらくするとキャンプ場のサインが出てきた。ベッドのマークもあるので
ホテルもあると思いいってみることに
施設の人にここに泊まりたいというとテントは持っているかと聞かれた
持ってないというと、今日はホテルが休みらしい。キャンプ場しか泊まれないそうだ。
困っているとおじさんが近隣の施設へ電話してくれた。
しばらくしてさっきとは違うコックのお兄さんが出てきた
お兄さんが言うには、どこもいっぱいだといいに来た
「こまった」と日本語でいうとお兄さんも「こまった」といった
しばらくしてさっきのおじさんが
「宿がみつかった、この先のレストランだ、3Km先だから問題ない」
といって地図で場所を教えてくれた。お礼をいってあとにする。
別れ際におじさんから「アドベンチャー」と言われた・・・
ホテルの場所まで上り坂、でもアスファルトなのでなんとか登れる
しかも3kmじゃない気がする、倍はある・・・
今日いろんな人に場所やいろんな事を聞いたが、
自分が言うのも何なんだがドイツ人も英語が良く分かっていない人がいるようだ。
結構いい加減な気がする・・・
宿はレストランが経営する宿だった。地図には載っていない。
こんな所にも泊まれるとは、また一つ勉強になった。
屋根があればどこでもいいと思っていたのだが、意外にしっかりした
作りの部屋だった、昨日より全然いい
シャワーを浴び、選択をし夕食へ
夕食はドイツにきて初めてレストランでとることにした。
というか他に選択肢がなかった・・・
お店の人はドイツ語しかわからない。若いお姉ちゃんが一人少し英語ができる程度
分からないもの同士の英会話なので苦戦した。
「お勧めでと頼む」が伝わらない。
ここでようやくスマホアプリの翻訳機が役に立った。
ドイツ語にして、お勧めでお願いします。といったら理解してくれた。
メニューは、ポークステーキ・サラダ・ポテトフライあとビールを追加した。
ドイツでは水もビールもたいして値段が変わらない。1.8ユーロ
料理もあわせて41.3ユーロ 今回が一番安い宿だった
腹も減っていたせいかポークステーキがとても美味しかった。
WIFIは使えないだろうと、だめもとで聞く。どうやら使えるらしい。
しばらくしておじさんがパスワードキーを書いて持ってきてくれた。
えらい長いパスワードだ、(20桁ぐらいある)本当につかえるのか
中々つながらない、おじさんも自信がないらしく良く分かってない様子。
どこかに電話をかけ出した。カウンターに座って飲んでるおじさんも加わり
電話のやり取りをしている。そんな中
どうやら電波が弱いことに気づき伝えると
ルータの側まで連れて行ってくれた
奥の部屋にルータがあるらしいが部屋の中には入れずその扉の前で受信することに
電波が強くなり何とか接続できた。だが自分の部屋からは無理らしい。
今日も1日いろんなことがあった。
今日はゆっくり列車の旅のはずが、一番ハードなアップダウンだった。
でも一つ旅のスタイルができそうな感じだ
こんな時もあるので自転車完走にこだわらなくてもいいのかも
しかも、こだわらなくても結構ハード!!
今日一日もホントついてるな!!って実感