投稿者「ryoiga」のアーカイブ

12日目 羅臼 春日町→ウトロ 親子自転車の旅「北海道 800Km」

今日は、宿から10kmほど羅臼市内まで走り、それから知床峠738m
頂上まで16kmの峠を、自転車で越える!!
今日は自転車で登山!!
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昨日もらった旗、取り付けて出発!(緑の旗)
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羅臼市内の「道の駅」でスタンプを押し、昼食を買い込む
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峠の上り口付近にある『羅臼ビジタセンター』に寄り道
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知床の紹介映像や、動物達の実際の重量が分かるぬいぐるみ等、資料を見て回る
お昼になってしまったので、近くの『熊の湯温泉』で腹ごしらえ
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昼食を食べ、いよいよ峠越え!!
坂道を自転車で進むが、すぐに子供の力ではこげなくなり、歩いて進む事に
荷物があるので、自転車を押して進むのも一苦労
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末っ子だけは身軽なので、元気いっぱい!!
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途中、バイクや車の人達が手を振ってくれるが
こっちは手を振り返す余裕も無い・・・
お昼過ぎに上り始め、16時過ぎにやっと頂上の峠へ、到着
峠の駐車場は、観光客でいっぱい
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展望台で記念撮影
下りも16km、長い道のり、長女は転倒事件以来、下り恐怖症
ブレーキをかけながら、ゆっくり降りるので
ブレーキが摩擦で熱くなり、ブレーキパッドがどんどん減っていく
しばらくすると、熱でブレーキの効きも悪くなってきた
荷物を載せ重量もあるので、余計効かなくなってくる
少しヒヤヒヤしながら、降りていく・・・
降りていく途中に『知床自然センター』を発見、知床情報を入手する為、ちょっと寄り道
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明日は1日知床に滞在し、ネイチャーツアーの予定
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降りる途中、ウトロ港が見渡せる展望所
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野生の鹿にも遭遇
今日の宿は国民宿舎、温泉付き!
お盆時期と重なったこともあり、観光案内所でも宿が取れない状況だったが
なんとか見つけることができた宿「国民宿舎」
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宿の前にて沈む夕日

羅臼 春日町→ウトロ 走行距離:44km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

11日目 尾岱沼岬→羅臼 春日町 親子自転車の旅「北海道 800Km」

朝から雨、天気予報では、しばらく天気が崩れるらしい・・・
これから向かうは、自然遺産知床
今日は知床の入り口、羅臼まで行きたいが
天気やコース状況、子供達の疲れ具合を考えて、少し手前の宿にする
長女のキズの具合も心配・・・
腰のキズが広範囲にただれ、傷口が大きいのでしっかりカバーができない
バイ菌でも入らないか心配だ。
これから通る、標津町の街まで行けば、薬局もあるので寄る事にする
出発前
宿の女将さんが「おやつに食べなさい」と
子供達に、お菓子や果物などを、袋いっぱいに持たせてくれた。
また、子供達に「がんばってね」と子供達の宿泊代も、サービスしてくれた!!
「尾岱沼の女将さん、本当にありがとうございます。」
午前中の雨は激しさを増し、バケツをひっくり返したようにドシャ降り、視界も悪くなってきた
なんちゃってレインパンツをはいている自分は、下半身がずぶぬれで寒い・・・
途中昼食休憩もかねて、
日本一のサケの水族館である、標津町の『サーモン科学館』へ立ち寄る、1.2時間ほど休憩
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街の薬局へより、薬剤師からアドバイスを受ける
「最近は、病院でも傷口の手当てには、消毒や薬を使わず
水で洗って、貼って治すバンソウコが主流」とのこと
大きなバンソウコを購入
雨の続く中
いよいよ知床半島に突入。
目的地まで20km
きついアップダウンが続き、昨日の疲れが残っているのか
長女は、かなり辛そうに走っている
残り10km、雨の中、山道が永遠と続くので、子供達を励ますことぐらいしかできない・・・
長女は「頭が痛くて、息ができない」と、とうとう耐え切れず泣き出してしまった。
残り5km、上り坂が続くので自転車を押して歩く
18時頃、薄暗くなる中、ようやく民宿に到着。
今日は1日雨もひどく、みんな体はびしょぬれ
(雨がひどく、写真も撮れず・・・)
今日の宿は素泊のはずだったが、
宿の主人が「寒いだろう」と、温かい『にゅうめんスープ』をご馳走してくれた。
また宿泊客のライダーのおじさんから
「がんばって」と子供達に旗をいただいたりした。
宿の人たちの計らいで、なんだか心が温かくなった。

尾岱沼岬→羅臼 春日町 走行距離:47km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

10日目 風連湖→標津町 尾岱沼岬 親子自転車の旅「北海道 800Km」

子供達のペースで、1日どれぐらい自転車で走れるか、分かってきた
寄り道しながら、ゆっくりペースで 1日、40~50kmが最適なようだ
しかし、今日はちょうどいい場所に、宿が無いため、少し走らないといけない
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早朝、宿の湖畔にて クマのポーズ?
朝食が無かったので、出発後2km程先にある『道の駅』へ
レストランはまだ営業していないため
朝からソフトクリームとオランダせんべいを食べる
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あさソフトにご満悦な子供達!
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根室の名物が、なぜオランダせんべいなのか、よく分からないが
噛むと味が出る、昔ならではのお菓子、しかし子供にはちょっと硬い・・・
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この「道の駅」は、風連湖の湖畔にあって
展望所に設置している望遠鏡からは、湖の対岸に、野生の鹿を見ることができる
海沿いの道に出るまで30km程、アップダウンのきついルートを走る
長女がアップダウンの下り坂、スピードを出しすぎ、ハンドルを取られ、まさかの大転倒!!!
アップダウンを上った所で後ろを見ると、長女の姿が無い・・・
遥か後ろ 下りの途中で、倒れた自転車を引きずっているのが見える
もしやと思い、引き返してみると、両膝をすりむき自転車を引きずる長女・・・
派手に転んだようで、自分を確認すると安心したよう、ワンワン泣き出した
長女は震える声で
「あのね、転んで回転したんだよ」
「頭が真っ白になってね。よく覚えてない・・・」
「気がついたら立っていた」
「車が後ろから来ていたら、死んでいたよ」
「ヘルメットで助かった」と言っている
ずいぶん怖かったようで、気が動転している。
自転車を道の脇に寄せ、ケガが大丈夫か確認
両膝はすりむけ、血が滲んでいる
服もやぶれ、10円玉ほどの穴が開いている
「他に痛い所はないか?」と聞くと
腰がすりむけ、べっこり皮がむけている
「あー痛そう」と思いながらも
あんまり反応すると余計痛がるといけないと思い、平静を装う
ヘルメットにも傷が付いている
しかし不幸中の幸い、骨などに異常は無いようだ
自転車にも異常は無さそう
キズは痛そうだが致命傷にならず、少し安堵する
長女はこんな怪我をするのが初めてで、かなり動揺している
でも自分達の小さい頃は、よくこんな怪我をしたものだ
最近の子はあまり怪我をする機会も無いので
(ちょっとかわいそうだが)これもいい経験
先程通ったコンビニに引き返し、消毒液と包帯そしてテープを購入。
車を駐車していた、おじさんとおばさんが心配して
「試供品でもらった」という、小さなバンソウコをくれた
おばさんは「こんなの渡しても」と恐縮しているが
おじさんは「いいから渡しとけっ」とおばさんに言っている・・・
人の温かさに触れ、長女も少しだけ、落ち着きを取り戻した様子
気をとり直し、再び走り出す。
すると
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数十分走ると、道路わきに出てきた、シマリスを発見!
(看板の先の方に、いるはず・・・)
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今度は鹿を発見。結構大きなエゾジカだ
(2頭、いる、見えるかな?)
キツネにも遭遇する
野生の動物達に出会い、長女も少しは気分が晴れたようだ。よかった
やっと見つけた牧場カフェで昼食、なかなか雰囲気のいい感じ
料理を注文しようとすると、なんと軽く「1時間待ち」と言われた
今日のルートではそんなに時間が取れないので、残念だが他を探すことに・・・
アップダウンを越えて、昼からは海岸沿いの道に出る
漁港でトイレ休憩
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海鳥の大群が港に
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末娘がいきなり、大きな声で「整列!」と叫ぶ
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いっせいに飛び立つ海鳥達、追いかける末娘
小雨になり、霧がでてくる
昼食にしたいが、この辺は民家や漁港があってもお店がない。
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しかたがないので、手持ちの非常食のお菓子で昼食
ポテトチップとステイックビスケットを食べて出発
末娘は後ろに乗っているだけなので、体が冷えて寒いだろうに
相変わらず自作の歌を歌って、マイペース、元気がいい。
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オホーツクの海岸沿いは、荒涼としていて、少し寂しい感じがするが
今日はよくサイクリングの若い集団に会う。
「大学のサークルか何かかな?」
女子も結構いる。自転車ブーム到来?
暑くなったので服を脱ごうと立ち止まると、小さな虫の大群に襲われる
アブラムシのような小さな虫だが、大量に服や自転車にまとわりつく
振り払っても後から後から飛んできて、服の中やカバンの中にも入ってくる
とりあえずその場から離れ脱出、しかし今までに無い虫の数だった・・・
標津町の「道の駅」に到着
サイクリングの若い兄ちゃんが、「パンク修理キットを持っていないか」と聞いてきた
困った時はお互い様、キットを分けてあげる。
「こんな所を走るのに、予備の道具は持っていないの」と聞くと
予備タイヤを持っていたが、裂けて使い物にならなくなったらしい
こじんまりとした『道の駅』、
「本当にこの一帯は何も無いんだなぁ」と感じる
北方領土に向けて、『叫びの像』の前で記念撮影
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民宿の宿に到着、お客さんは1組程でほぼ貸切状態、温泉が出る新しい宿なので室内も綺麗だ!
宿の女将さんは、自分の子どもと同じ年の孫がいるらしく
怪我した長女に、いろいろ薬を出してくれたり
夕食も子供用に特別に用意してくれたり、とても良くしてくれた

風連湖→標津町 尾岱沼岬 走行距離:64km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

9日目  根室→納沙布→根室→東梅 親子自転車の旅「北海道 800Km」

根室は、朝からすごい濃霧
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ホテルの展望台から見た、根室市内
今日は納沙布まで、往復44km
根室まで戻り、それから東梅、風連湖畔の宿まで10km
根室市内から納沙布までは、霧が濃く視界は100m程
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自転車で進むのも、ちょっとためらうほど
霧がなければ、納沙布岬までの道のりは、大自然や海が広がり
とても気持ちいいのだが・・・
しかし、こんな濃霧も経験することがないので、まあ良しとする。
霧で気温も下がり、肌寒い
アップダウンの傾斜が続き、自転車にはちょっとつらいコース
お昼頃、納沙布岬に到着
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昨日市内のスーパーで、昼食に買っておいた、おにぎりとソーセージをほおばる
お土産屋さんに入る
いつもそうなのだが
末っ子は、おもちゃやぬいぐるみを見つけると、すぐに「買ってくれ」と言う
長女は「買ってやる」といっても、「別にいい」という
姉妹で、なぜこんなに性格が違うのだろう?
納沙布岬には、北方領土の兼ね合いで、いろいろな記念碑が建っている
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北方領土センターに立ち寄り、「どこから来たのと聞かれ」「自転車で福岡から来た」というと
センターのおじさんが、「本当は道民にしかあげないが」と言って
旗を2本くれた「北方領土を返せ」と書いてある・・・
さすがに、この旗は自転車につけて走れない・・・
戻りの道は、違うルートを走るが、こちらの方がアップダウンがきつい
長女はずいぶん走り方が分かってきたようで、末っ子を引っ張る自分の方がきついぐらいだ
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霧の中で風力発電の風車を発見、道東の最果ての地にも、風車が回っていた。
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根室市内へ戻る、昨日夜店に行ったお祭りは、今日まで行なっているらしく
街の中を走り抜けると、「なんだあれは!」と、神輿より目立ってしまった。
気が引ける中、通過・・・
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街を抜け、風連湖までもう少し・・・
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夕食は、宿併設のレストランで、根室名物のエスカロップをいただく
(ライスの上にカツをのせ、デミグラスソースでいただく食べ物)
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宿は湖畔のログハウス、部屋にはロフトがあり、子供達は大ハシャギ
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根室→納沙布→根室→東梅 走行距離:54km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

8日目  厚岸→根室 親子自転車の旅「北海道 800Km」

今日は厚岸から列車に乗り、根室まで行く
今のペースだと、根室へはもう1日かかりそう
しかし根室の手前の丁度良い距離に、宿が無い、
またアップダウンが続くルートで走るのが大変、天気予報も雨、子供達も疲れ気味・・・
そんなこんなで、今日は少し休息日にしてやることに、根室まで(77km)列車で移動する。
宿から厚岸駅まで3kmほど、橋を渡る
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この橋を堺に、厚岸湖と厚岸湾となる
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こちら側が厚岸湖
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こちら側が厚岸湾
駅で自転車を分解すること1時間、根室行きの電車に間に合うか、微妙な時間
しかし、列車が遅れたこともあり、
また駅員さんと売店のおばちゃんの助けがあり、ぎりぎり乗車することができた。
「駅員さん、売店のおばちゃんありがとう!!」
根室までは、快速ワンマン列車で1時間20分
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途中、厚岸湿原を通り
この路線は、モンキ-パンチの故郷浜中町があるので、駅のホームにルパンやその仲間達が立っている。
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銭形発見!
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疲れてうたた寝の子供達
根室駅に到着、外は雨が激しく降っているので
駅の売店でパンを買い、昼食とする
一緒の列車に乗ってきた
駅内でロードバイクを組み立てる、おじさん
話をすると、北海道入りしたばかりで、列車で端の根室まで来て、これから自転車で南下していくらしい
今日はこの雨の中、この時間から納沙布岬まで行くそうだ。
今日は特に計画が無いので、ぼちぼちと駅内で、自転車を組み立てホテルへ出発
根室では今、お祭りがあっているらしいので
ホテルからは少し距離があるが、夕食がてら雨の中、夜店に行くことに
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たこ焼きや、お好み焼きなど買いこんで、ホテルへ
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末っ子は綿菓子にご満悦!
明日はいよいよ本土最東端「人情岬、納沙布岬」へ

厚岸→根室 列車で77km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

7日目 釧路→厚岸 親子自転車の旅「北海道 800Km」

釧路から根室へ向けて出発
根室は納沙布岬があり『日本本土 最東端の街』、今の子供達のペースだと、2.3日はかかるだろう
今日は根室の手前、カキで有名な厚岸まで進む
昨日購入した、自転車のライトや泥除けなどを取り付けていたら
出発が11時頃に、なってしまった
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ホテルの駐車場で、準備する子供達
朝から雨で肌寒い、しかし子供達は、昨日購入したレインウェアが着れて、なんだか嬉しそう。
2人とも、サイクリングにも慣れてきた様子
旅を続ける中で、「もう走りたくない、いやだ」とか、言ったりするんじゃないかと、予想していたが
意外にも、坦々とこなしていく子供達2人、たくましく感じた。
今日も20km程続く峠道を、1つ越える
途中、雨がバケツをひっくり返したように、強く降ってきたが
長女は文句も言わず、もくもくと走っている。
さすがに峠に入って中盤頃からは、疲れてきたようでペースダウン
末っ子は自分の自転車につながれているので、いつもの調子でマイペース
この雨の中、寒かったり気持ち悪かったりするだろうに
自作の歌でも歌って、ご機嫌な様子
北海道は雪が積もるせいか、建物に軒下のような所がないので
走っていても、簡単に雨宿りもできない
時折降る激しい雨でも、雨宿りするところが無いので、ひたすら走る・・・
お昼はコンビニがあったので、おにぎりで済ませる
末っ子はセブンイレブンで見つけた、「ポケモンスタンプラリー」に夢中
セブンイレブンを見つけると「止まれ、止まれ」とうるさい(笑)
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海沿いの展望所、あいにくの天気で、霧がかかっている
天気であれば、太平洋が望め、綺麗だったのに残念・・・
「道の駅」の標識を発見!
すると、スタンプが押せると、長女が元気になってきた。
夕方頃、「厚岸 道の駅」に到着
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子供達が道の駅に行っている間、自転車の微調整
自転車は、慣れてきたら前傾姿勢で乗った方が、より疲れにくいので
少しずつ前傾のポジションに、ハンドルステムの位置を、微調整する
「道の駅」で大阪から軽自動車で旅をしているという、話し好きのおじさんに出会う
子供達に旅の話しや、厚岸の港はイカも採れるとか、いろいろと教えてくれた。
自分達の自転車が変わっているせいか
停車すると、必ずと言っていいほど、誰かしら話しかけてくる
しかも九州から来たというと、話し好きなおじさんは、もう放してはくれない・・・(笑)
今日の宿は、厚岸港近くの旅館
ネットの書込み通り、すごく散らかっている・・・
まぁ、宿の女将さんも良い人で、料理もカキ三昧でおいしかったので、良しとする。
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食堂の壁に飾ってあったポスター
子供達は、ちょっと恥ずかしそうに不思議がっていた。

釧路→厚岸 走行距離48.6km 親子自転車の旅「北海道 800Km」

6日目 釧路湿原 親子自転車の旅「北海道 800Km」

今日は釧路にもう一泊し、釧路湿原をまわる、そして時間があれば、「ルパン三世展?」を見に行く
最後は、スポーツショップで自転車のパーツや子供のレインウェア等を買いに行く予定だ。
「ルパン三世展」は宿泊したホテルに、ポスターが張ってあり、子供達が「行きたい」と言ったからだ。
北海道まで来て、ルパンは無いだろうと思っていたが
作者のモンキーパンチが、釧路周辺の浜中町の出身であるらしい。
ホテルは、今朝泊った『ホテルプラスワン釧路』にもう一泊
フロントの対応もよく、室内も綺麗で料金もリーズナブルなので、連泊する事にした。
釧路湿原展望台までは片道17km、展望台なので丘の上にある。
最後の登りは、さすがに自分でもきつかった。
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展望台は、簡単な博物館のようになっている。
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展望台から釧路湿原をバックに
展望台をまわったあと、1時間ほどで回れる、木道の遊歩道へ
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遊歩道を歩いていると、木道の脇に、黒く動く無数のものが見えた
よく見ると、タヌキの親子であった。
今回北海道に来て、初めて見る野生動物である。
タヌキはしばらくこちらの様子を窺うと、そそくさと逃げていってしまった。
子供達は初めて見る野生のタヌキに「タヌキかわいい!」と大興奮!!
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展望台から市内に戻り、『ルパン三世展』へ、戻りはサイクルロードを走る
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市内に入ると、また雨が降ってきた。
『ルパン三世展』は、今まで制作した、絵コンテや歴史などが紹介されていた
もともと、『大人向けアニメ』として出発したが、あまり売れなかったため
子供も楽しめるカタチに、軌道修正したのが、大ヒットとなったらしい。
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大人向けアニメから始まったので、初期の作品の絵コンテなどは
子供にはあまりよろしくない、刺激的なものが多かった
会場内を見て回っていたら、見学中のおば様達に声をかけられ
「どこから来たの?自転車で?」
「若いお父さんに素敵なお嬢さん、釧路にはこんな親子はいない」なんて、おだてられた
美術館内は私語厳禁だったが、容赦なくあれやこれや大きな声で、質問攻めにあう。
確かに、こんな雨の中、
自転車のヘルメットをかぶり、グローブをして見学する小学生は、なかなか釧路にはいないだろう
遅くなったが昼食と夕食を兼ね、近くにある「釧路フィッシャマンズワーフMOO 」へ
(グルメ、ショッピング、レジャー施設が集まる、ウォーターフロントのおしゃれな建物らしい)
1人で切り盛りしている、カウンターだけの小さなラーメン店に入る
店内には、雑誌などで取り上げられたらしい記事が張ってあり、ちょっとした有名店のようだ
名物の釧路ラーメンと海鮮丼、ラーメンセットのカレーを注文
しかし店主のおじさんがちょっと変わっていて、注文を覚えるのが苦手らしい・・・
何度か注文を聞き返し、自分と長女のラーメンと海鮮丼を持ってきた
そして、末っ子に向かって「何も食べないの?」と聞いている・・・
自分がおじさんに向かって「あの・・・カレーは?」と聞くと
おじさんは ハッとして「忘れとった・・・すぐ用意するから」と
完全に忘れていたらしい・・・
末っ子は、さびしそうな顔をしている・・・(笑)
暗くなってきたが
今日最後の目的地、スポーツショップへ
たぶん、この先はもっと僻地になるので、必要なものは釧路で買っておかないと、難しいと思う。
ここから少し離れていて、雨も降っているが、出発!
目的地の場所には、道を挟んで、スポーツゼビオとデポの大型スポーツショップがあった。
購入するものは、子供達の自転車用に、「安全用バックシグナルライト」、そして「クマよけの鈴」、
ハチに刺されたときに備え「吸入機」、「タイヤの泥除け」あと通気性が良い「レインウェア」、
一応レインウェアは、1000円のお子様カッパを持参してきたが
自転車だと汗で蒸れるし、これだけ雨ばかりだと、
もう少しまともなウェアを買ってやりたい。
さすがアウトドアが盛んな北海道、品揃えが豊富で、希望のものを見つけることができた。
ホテルに戻り、走行距離を確認すると
意外に色々回ったので、今日は40km程走っていた。
子供達もベットで横になると、すぐに眠りについた。
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今日も1日、お疲れ様。

釧路湿原 走行距離:往復34Km

親子自転車の旅「北海道 800Km」

5日目 浦幌→釧路 親子自転車の旅「北海道 800Km」

今日は釧路を目指し75km
途中、良い距離に宿が見つからなかったので
少し遠いのだが、釧路まで頑張って走る事にする。
朝、宿の女将さんが、自分達の濡れた靴を、ボイラー室で乾かしてくれていた。
おかげで靴は、しっかり乾いていた。
お礼を言って、出発。
まずは宿の近くの「道の駅」へ
到着すると、末っ子が「気分が悪い」と言い出した
(下の子は、ほおって置かれると、興味を引く為に、「具合が悪い」と言う事が、時々ある。)
本当に悪いのか、判断しかねて困ったが、もう少し様子を見ることに
GPSが示すルートでは、今日は峠を2つ越えないといけない
長女の体力が少々心配だが、
今朝「道の駅」で買った『北海道道の駅スタンプラリー』で結構やる気だ
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峠道に入ってから雨が降り出す、峠に入る前に、コンビニでおにぎりを買ったが
雨宿りして、昼食が食べれる所も無く、20km程、山道が続く・・・
長女はややペースダウンするが、無言でがんばっている
末っ子は、元気になってきた。
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どうやら「がんばったら、次の『道の駅』でお土産買っちゃる」が効いたようだ
道路沿いには『ヒグマ注意』の看板が・・・
峠を降りると、雨も止む
温かいものが食べたく、食堂へ入る
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午後からも、アップダウンがある道を、ひたすら疾走
雨も降ったり止んだり・・・
40km付近を越えてからは平坦な道が続き、良いペースで走ることができた。
釧路の手前にある道の駅「恋問館」で少し休憩
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日が暮れる中、やっと釧路に到着!
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今日は頑張ったので、夕食は『釧路名物の炉端焼き』
『花咲ガニ』や『ざんぎ』(釧路のから揚げ)を堪能
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今日も子供達のがんばりに、びっくりする一日だった。

浦幌→釧路 走行距離:75km

親子自転車の旅「北海道 800Km」

4日目 帯広→浦幌 親子自転車の旅「北海道 800Km」

帯広から釧路まで、少し距離があるので、今日は途中の浦幌町に宿をとる。
朝、曇っていた空も、正午前には青空が広がり、気持ちが良い天気に。
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帯広の商店街、お祭り?
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お昼前に見つけたイチゴ農園で、イチゴの入ったソフトクリームを頬張る2人
お店でスタンプラリーを見つけ
子ども達が「スタンプラリーをしたい」と言い出した。
今日の予定は比較的ゆるいので、寄り道して、行ってみることにする。
目的地は池田町「風とひつじの丘」ここから20km程の所
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近道のつもりが遠回り、農道に迷い込み砂利道を走る
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子どものロードバイクではちょっと厳しい、ペースダウン・・・
目的地は「風とひつじの丘」というだけあって、丘の上である、上り坂が多い・・・
でもスタンプラリー好きな子ども達は、がんばっている様子
思っていた以上に時間がかかり、14時半ごろ到着
昼食を丘の上のレストランで食べ、スタンプを押してもらい、羊と記念撮影。
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時間も押しているので宿へ向かうが、急に雲行きが怪しくなり、空がどんより、雨がぱらついてきた
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雨は激しさを増し、雷が鳴り出す、屋根のあるところへ緊急非難。
しかし雷は収まったが、雨は止みそうにないので、レインウェアを着て出発
まだ宿まで30~40km残っている。現在の時間は16時
子供のペースだと3.4時間はかかりそう・・・
先を急ぐ
目的地まで、ショートカットの道を教えてもらったが
アップダウンが激しく、自転車旅行に慣れていない長女には、厳しいコース
雷も再びゴロゴロ鳴りだし、雨も激しさを増す
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末っ子も「寒い、寒い」と言い出し、避難する場所も無く、少しハラハラするが
やがて雷も収まり、小雨になってきた、
しばらくすると、子ども達も、元気を取り戻し、ホッと一安心
元気に歌を歌う子供達を見て
「意外に忍耐強いんだなぁ」と成長している姿に、胸が熱くなる自分
なんとか、暗くなる前に、宿に到着!
今日の宿は、安くて古い旅館、
でも料理も美味しく、人が良い女将さんだったので、良かったのだが・・・
しかし夜な夜な部屋に、アカイエ蚊が大量発生、蚊と格闘することに!
(アカイエ蚊は、家に住み着く蚊で、ヤブ蚊と違い、見えにくくすばしっこい、探そうとすると家具の隙間などに隠れる厄介な蚊である、また刺されるととても痒い)
私はアカイエ蚊が大嫌いである。

帯広→浦幌 走行距離:54.5km

親子自転車の旅「北海道 800Km」

3日目 夕張→帯広 親子自転車の旅「北海道 800Km」

計画では、夕張から帯広に抜け、釧路・根室・知床を経由し、道東方面に向かう予定。
しかし、夕張から帯広までは、1000m級の峠を越えたり、長いトンネルを抜けないといけない
大人でも厳しいルートなので、今日は帯広まで136km、早速、列車で移動する
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今日は雨・・・
新夕張駅まで、自転車で5km 駅に到着し自転車を分解するが、列車の発車時刻に間に合わず
駅で3時間ほど待ちぼうけ・・・
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田舎の駅なので、しょうがないのかもしれないが
改札口からホームまで、階段しかなく、(しかも長い・・・)
大きな荷物を持つ人には、大変不便だと感じた。
今まで考えた事は無かったが、大きな荷物を持って移動すると、バリアフリーの大事さを痛感する
自転車社会のヨーロッパのように、自転車をそのまま載せれないにしても
バリアフリーの観点から考えても、日本はかなり遅れているようだ
ヨーロッパでは田舎の駅でも、フラットなままホームまでいける場合が多く
階段が必要な場合でも、必ずエレベーターがあった。
というか、お年寄りが多い田舎ほど、バリアフリーが必要なのではないかと思う。
この辺は、日本にも頑張って欲しいところだ
分解後の荷物は、自転車の輪行バック3台分、バック4つになる
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当初の予定では、輪行バック2台を自分が持ち、長女が自分の分を1つ、
末っ子がバック4つ(4つを1つに結び、キャリアで転がせるようにカスタムしてある)のつもりだったが、
階段があるため、長女に10kgの自転車を運ぶ事は難しく
結局、自転車3台分を自分が運び、バック4つを子供達で運ぶ事になってしまった。
駅で3時間、待ちぼうけの間に知り合ったおじさん達に助けられ、無事電車に乗り込む
15:50分ごろ帯広駅に到着
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帯広駅前は、なにやら大相撲巡業があっているらしく、お相撲さんがいっぱい
お相撲さんを横目に、子ども達と手分けして自転車を組立て、出発!!
宿は駅から5分ぐらいのところなので、すぐに到着
荷物を置いて夕食に出かける、帯広は豚丼で有名
ホテルで、おいしいお店を教えてもらい、豚丼を食べに行く!
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炭火焼きの豚丼は、ジューシでとても軟らかく、おいしい!!
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ホテルに戻り
今日は自分の誕生日、子ども達にプチ宴会を開いてもらった。
「お父さん、誕生日おめでとう!!」

親子自転車の旅「北海道 800Km」