自転車父娘旅「東京−福岡」2016」カテゴリーアーカイブ

父娘夏休み自転車の旅2016「東京ー福岡」を終えて

 

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2016年夏、小学5年生の娘とともに成田空港から福岡市の我が家までを自転車で
約1300Km、22日間で走り抜けた。

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冒険旅行は子供達に大きな自信をつけ成長させる。
そう思い、始めた今回の自転車旅。

東京の大都会を走り、富士山の雄大さに触れ、東海道の歴史を感じ、いくつもの峠を越え、自然に触れ、車の便利さ、我が家のありがたさ等々・・・
我が娘はどんな事を感じ、考えただろうか。

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ブログでは
名所観光をし、美味しい物を食べ、楽しい旅行記に映っていると思うが
旅の後半は暑さと体力減少で、前進するのが精一杯。
食事は費用を押さえるため、スーパーの総菜で済ませたり、食の偏りを防ぐため、野菜や果物を丸かじりしたりすることも多々あった。そんな時には家庭の食事のありがたみを感じた。
宿では進行状況からどのタイミングで予約するか、また予約が取れるかハラハラしたり、貧そな宿・野宿で侘しい思いをしたりして、住まいの大切さを再認識。
決して楽しい事ばかりではなかった。時には修行の様な日々もあった。
また走行距離もトータル1300Kmと結構な距離を走ったが
娘は意外にも淡々とやり遂げてしまった。

途中、転んでケガをして、泣きべそをかく場面もあったが、大事に至らず
子供の適応能力、ポテンシャル高さを見せつけられた。

全体的にはとても達成感もあり満足行く結果だったが

しかし残念だった事が2つある。
1つはこの猛暑というか酷暑!
日本全国とても暑く、自転車で走ると、手元の温度計は40度。
そのため、夜も暑く、キャンプでは十分な睡眠が得られず、
また娘との2人旅での野宿は安全の確保が難しい事、やむを得ずホテル泊になってしまい
当初の目標であったキャンプ泊・自炊がほぼできなかった。

しかし宿泊先で、洗濯・翌日のルート・宿泊先・ブログ更新等を行なう事を考えると
自炊まではなかなか難しかったかもしれない・・・

それにしても、娘はいつもどこでも、ぐっすりとスヤスヤ寝ていた・・・
父親と居る安心感がそうさせていたのでは、と思う事にする・・・・

2つ目は、今回の旅に末っ子を、半ば強引に連れてきてしまった事。
そのため、感想を聞くとやらされた感が大きく、あまり自分自身での達成感を感じられない様子
末っ子は少しアマノジャクな所があるので素直に喜べない、反発しているだけかもしれないが・・・
旅を始める前に、しっかりと娘に了承を得て、連れてくればよかったと思う。
しかし、何かしらのキッカケで娘にとって自信となり、成長の糧となる事を信じている。

前回の自転車の旅から4年が経過して挑んだ今回の旅
そして今回は、千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・滋賀・京都・大阪・兵庫・香川・愛媛・広島・山口・福岡と多くの都道県を巡った。
同じ日本でも、自転車の交通標識や道路敷設具合は各都道府県で異なっている場合があり、全国で統一されていない。自転車道も増えてきたものの、付け足し感は否めなく、自転車でロングツーリングするには、まだまだ注意する所も多く、とても走りにくいと感じる。自転車大国ヨーロッパ等に比べても、日本の自転車道路環境は、かなり遅れている。この辺はまた機会があれば別途レポートしたい。

環境にも優しく、健康にも良い自転車。日本ではママチャリがまだまだ一般的だが、自分の体に合ったスポーツバイク(自転車)は快適で自動車に匹敵するほど便利な乗り物。もっと自転車が安心して利用できる環境が整備される事を願う。

子供との自転車の長旅は、時間とお金が少々必要だが、親がペースメーカとなり、子供の状況にお応じて旅の行程を調整していけば、意外とあっさりアドベンチャー体験が可能である。ただし、子供用自転車もしっかりした自転車が必要。体力が大人より小さい子供こそしっかりとした自転車をチョイスして欲しい。

この先、自転車の道路事情がもっと改善され、いろいろな情報が発信されれば、週末1泊のショートツーリングぐらいからなら、ヨーロッパの様にもっと始める親子も出てくるのではないかと思う。そうすれば手軽にアドベンチャー体験ができ、家族のコミュニケーションもより深まる。このブログを通してそんな親子旅のキッカケ作りができれば幸いである。

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真っ黒に日焼けした我が子が、少しだけたくましく見えた。2016年 夏

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/16 我が家 福岡へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今朝は、この旅初めての雨。
しかしこの猛暑、自転車で走るふたりには、少々の雨は逆にありがたい

と思っていたら、まるで自分達のラストランを祝福するかのように

お昼には雨が上がった。

北九州のおじいちゃんおばあちゃんの家から、今日はいよいよ我が家のある福岡市へ

おじいちゃん、おばあちゃん、お兄さん夫婦、従兄弟に見送られ

お昼頃出発 のはずであったが・・・

 

荷物を載せようと自転車を見ると、末っ子の自転車の後輪がまたパンク!!!

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しかもチューブ交換のため、ホイルを外していると、外れないはずのリアディレイラー部がポロリ・・・

よく見るとディレイラーの固定ボルトが無い・・・
「こんな場所の固定ボルトが脱落するはずが無い」

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そういえば先日パンク修理でリアタイヤ交換してもらった。

末っ子のロードバイクはリアキャリヤ用の取り付け穴がないので自作のステーを付けている。

そのためリアのホイールの交換が少々めんどくさいことになっている。

ひょっとしたら、この時に外して、取り付け忘れたか、締め付けが弱くて脱落したか?

と不安がよぎる・・・

しかし、その確証は無いし、単に走行中に外れてしまった可能性もある。

最終日にまたまたトラブル発生!!!

今回はおじいちゃん、おばあちゃんの家なので、最悪は宿には困らない、何泊でも泊めてもらえば済む。

なんて事も考えたが、今日帰りたい!今日帰らなければと思い直す。

幸いな事にハブのクイックリリースを締め付ければ一応ディレイラー部の固定は出来るので

これで福岡までなら、なんとか走れる・・・

また今回のパンクは、ロードバイク、フレンチバルブのチューブに

たまにあるスローパンクという現象

空気は一気に抜けず、徐々に抜けていき翌朝になると抜けてしまっているという感じのパンクで

一気に抜けないので、空気を補充しつつ走れば、走れるはず。

厄介なのは、パンクの穴が極小のため、場所の特定ができないため修理が出来ない事。

仕方が無いので、先日パンクしたチューブを修理して交換することに

しかしこちらもパンクの穴が大きいので修理が効くか心配・・・・

パンク修理キットを貼って、空気を恐る恐る入れてみる。

なんとか修理キットが効いているようだ。

タイヤチューブを交換し、タイヤを取付けディレイラーを固定

ガタツキ等も無い様なので、これで走る事にする。

 

出発が少々遅れ14時頃、親戚みんなに見送られ出発

福岡まで69Kmラストランが始まる。

何度も車で走った事がある3号線を福岡市に向けて走る。

しかし、今まで車で走っていて全然気がつかなかったが

バイパスの一部は自転車通行が不可であった。

福岡でもそんなところがあったんだと、今頃知った・・・

またアップダウンの道路を迂回したり一部3号線を外れ走る。

15時頃、携帯の着信に気付き折り返してみると、福岡のおじいちゃんおばあちゃんからだった。

どうやら末っ子の走る姿を一目見ようと沿道で待ち伏せしているらしい。

末っ子には内緒にして先を急ぐ。

昨夜は遅くまで起きていたため、睡眠不足、旅の疲れがどっと押し寄せ、体が重い・・・

末っ子もスローペースでなかなか先へ進まない・・・

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おじいちゃん、おばあちゃんが、どこで待ち伏せしているか良く分からないが

こちらも走るので精一杯・・・

遠賀ー岡垣ー宗像を越え、ようやく福間付近へ

沿道におじいちゃんおばあちゃんが現れた。

驚く末っ子。

さらにその脇から妹夫婦と従兄弟が出てくる!!!

自分達の到着の直前に着いたらしいが、おじいちゃんおばあちゃんも気付いていなかったらしく

ダブルサプライズ!!

おじいちゃん、おばあちゃん、妹夫婦に従兄弟から拍手喝采。

なんと、おじいちゃん、おばあちゃんからの電話があった時から2時間が経過していた。

さらに電話の前からの時間をあわせると3〜4時間待ちぼうけしていた事になる。

感謝感激。孫を思う気持ちは,ものすごいと改めて感心する。

再会もつかの間、みんなに見送られ先を急ぐ

福岡市東区に入る。ここまでくれば射程圏内、もう一息。

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あたりはだんだんうす暗くなってきた。

福岡市天神、街の明かりに見守られながら通過

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末っ子もようやく帰り道が分かる範囲に入ったようで、一気に足取りが軽くなる。

自分の方が置いて行かれないように付いて行く。

六本松を抜け、我が家のあるマンションが見えてきた

妻と長女がおかえりのタスキとカメラを持って待ち構えている。

「おかえり〜」

「ただいま!!」

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我が家についに到着!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ついに、東京ー福岡間を自転車で走り抜き

22日間、総走行距離1337Kmを完走!

 

 

 

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福岡県北九州市-福岡市 走行距離:69Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/15 北九州へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今日は関門海峡をくぐり一気に福岡へ

北九州市にある、おじいちゃん、おばあちゃんの家へ

この旅、最長の走行距離91Kmを自転車で走る。

 

この先どこまで進むか昨夜、娘と話し合った。

走行距離90Km越えは初めての体験であり、しかもアップダウン100m級が3カ所。

しかし、今までの末っ子の経験からすると出来なくはない距離

チャレンジしてみようと勧めるが、すこし躊躇している。

しかし、北九州のおじいちゃん、おばあちゃんに早く会いたいと決意する。

 

いつもより1時間早く出発。

山口の道は、お盆休みのせいか、トラック等も少なく

車道の脇の測道も広く、路面も整っていて自転車で走りやすい

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午前中に順調に走行距離を伸ばす事ができ15:30頃には関門海峡へ到着

海底トンネルを抜け、北九州へ

末っ子が「関門海峡のトンネルはどうやって渡ると?」と

聞いてくるので

「酸素ボンベをしょって、海底を自転車で漕ぐと」と答える。

娘は「うそー」と言いつつも

半分信じている模様・・・

子供はいつも柔軟だ。固定概念が少ない。

 

関門海峡のトンネルにはエレベータで地下まで下り

自転車を押して歩いて渡る。

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なぜだろう?

同じ日本を旅してきたのに、九州に入った瞬間

なんだか心が落ち着く、長旅で疲労していた脚の痛みも軽くなった。

 

門司港から1時間ほど走り、戸畑のおじいちゃんおばあちゃんの家へ、無事到着。

 

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山口県防府市ー福岡県北九州市 走行距離:91Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/14 サイクリング・サロン・ヒロシゲ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今日は85kmを走る予定

日中の暑さは自転車を漕いでいると
もうゆっくり観光どころでは無く
少しでも歩を進めて1日も早く帰りたいというのが正直なところ
疲れもたまり、日に日に脚が重く
なってくる。
そんな中、唯一の癒しが宿である。

同じ値段なら、綺麗で設備が整っているに越したことは無い

その方が疲れも取れるというものである。
基本安宿に泊まるのだが、
ある所には安くてもしっかりした宿があるのである。
そんな宿を狙って、今日は85km走る。
しかし朝から走り始めて30分ぐらいしか経ってない頃
突然、末っ子の自転車からパーン!
という激しい音が聞こえた。
末っ子もかなり驚いた様子
どうやらパンクした様子。

運悪く何か鋭利なものでも踏んだんだろうと
思って替えのチューブを交換して進もうとしたら

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タイヤのサイドからチューブがはみ出している。
どうやらタイヤの劣化でタイヤサイドが破断して
そこからチューブがはみ出しパンクしたらしい

この状態だとタイヤ自体を交換しないと
またすぐにパンクしてしまう。
しかし、タイヤ予備はさすがに持っていない。
出発前にタイヤの状態は確認していたが
連日の猛暑でタイヤも悲鳴をあげた様だ。

しかも末っ子の自転車はジュニアのロードバイク
タイヤの在庫を抱えているお店などほとんど無いはず。

しかも世間はお盆休み。
営業しているお店を探すだけでも大変
この旅一番の大ピンチかもしれない!!!

とりあえす、空気圧を下げ、荷物を全て
自分の自転車に載せ換え
数キロ先の柳井市まで走る。

柳井市のサイクルショップを検索し
スポーツバイクを扱っているお店へ
ダメ元でTEL、電話が繋がり運良く営業中!
次にジュニアロードバイクのタイヤがあるか確認。
しかし、やっぱり在庫は無いとのこと
状況を話し、藁にもすがる思いで
何か良い対処方は無いか聞くと
しばらくして、布テープで内側から補強すると良いとのこと
そうこうやりとりをしていると
思い出した様にショップの方が新品の在庫は無いが

確かレンタル用のジュニアロードバイクがあったはずなので
貸出中でなければそのタイヤを外して
対応してもいいと
お店の状況を確認して折り返してくれるとの事で
数分後、電話がかかってきて
対応できるとの事!
「ヤッタ!!!」
捨てる神あれば拾う神あり
早速ショップへ向かう。
そのショップはルートから少しだけ入った柳井市中心にある
サイクリング・サロン・ヒロシゲ
柳井市はお世辞にも大きな街と言え無いが
ヒロシゲはスタッフもかなりいて
お客様で賑わっていた、ちょうどツーリングから
帰ってきた人達が押し寄せてきていた。
しばらくすると、電話口で対応してくれたスタッフさんがやってきて

丁寧に対応してくれた。
無事タイヤも付けることができ、ブレーキやホイルバランスなども

さりげなくチェックしてくれた。
スタッフさんもロングツーリングの経験が
豊富の様で、自分達の状況を察してくれた様だ。
サイクリング・サロン・ヒロシゲのスタッフさん

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本当にありがとうございます!!!

遅れを取り戻すため先を急ぐ。
お昼までには半分40Kmはこなしておきたい。
海岸線を無心で走る。
幸いな事に、ロードの状態も良く、アップダウンも少ない。
しかし、疲れがたまってか、思いのほか
スピードが出ない・・・

昼食は一番暑くなる14時頃に取る事にして
小腹を満たしつつ走る。

14時ごろ、昼食をと思ったが
今度は都合良くお店が無い・・・
さすがに腹が減ってはなんとやらで
仕方が無いのでコンビニで済ます。
走ってはコンビニ休憩を繰り返す。
今日は何本ペットボトルを買っただろう。
とにかく飲まずにはいられない。
頑張った甲斐あって
予定の時間前にホテルに到着

山口 岩国市ー防府市 走行距離:86km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/13 原爆ドームへ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

南下するにつれて暑さが増す
特にしまなみ海道から本州に
入って、温度がぐっと上がった気がする。
しかしアップダウンは減ったので体力的には楽になった
けれどもこの暑さがどれくらい
影響するかが読めないので
走行距離は短めに設定して宿を取る
お盆にも入るので宿の予約は早めにと
朝の出発前に決定

ネットにもほとんど情報が無く
宿の画像の感じも決して良いとは言えなかったが宿であったが
さらに追い討ちをかける電話での宿の女将の対応
あまりにも高飛車な感じで
何度も「えっ」って聞きかえしてくるし
お伝えした電話番号に対して
「本当にこの番号でいいの」
と疑心暗鬼な態度
そして最後には「本当は、今日は休業しているんだけど」と言われ
ちょっとムッときたが
この時期宿が取れただけでもありがたいと

気を取り直し、予約する。

しかし、不安は残る・・・

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午前中、広島市内の原爆ドームへ
観光客がすごく多く、記念公園の方はさらに多い人だかりになっていた
ご冥福を祈る人、写真を撮る人等様々だが

さすがにドームの前ではみんな、厳かな雰囲気

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今日の様な暑い日に、この空の上で原爆が爆発し

何の罪も無い市民が犠牲になったかと思うと

何ともいたたまれない気持ちになった。

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お昼はやっぱりコレ、お好み焼き
原爆ドームを後に山口 錦帯橋へ向かう。
途中2号線を南下していると左手の海岸線に宮島が見えてきた。

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観光客の車が多く他県ナンバーが目立ち渋滞していた。
時間は14時頃、1番暑くなる時間にさしかかる。

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手元の温度計は40度
ペダルを漕ぐ足も重く、なかなか前に進まずペースダウン
15時、錦帯橋に行くには岩国市から山手へ
向かわないといけないが
この暑さではさすがに、遠周りしていく気にはなれず

 

予定変更、宿へ向かう事に・・・
もう暑さを耐えしのぐだけで精一杯

18時頃、宿へ到着
しかし看板はあるが宿が見えない・・・
よく見ると敷地の奥に平屋の木造が
数十年まえのドライブインって感じの建屋がある。
朝、電話で今日は閉まっているから
こられたら看板の下のボタンを押してと
言われていたので押して見ると
しばらく経って、中から白髪の老婆が出てきた。
朝の電話の対応の訳がこれでのみ込めた。
高飛車では無く、ご高齢でした。
お部屋ももちろんご高齢、今時こんな宿探す方が難しいと言った感じ。
しかし、屋根があって、空調が付いて、布団があれば充分幸せ
今日も1日お疲れ様

広島市ー山口 岩国市64Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/12 とびしま海道から呉へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今日はとびしま海道からスタート
宿の位置がルートから外れた位置にあったので

ルートに戻るには
来た道をぐるっと回るか、峠を越えないといけない。image

 

 

 

 

 

 

 

峠を越えたほうが近道なので峠を越えを選択
朝からひと汗かく事になった。
本土広島へ戻るためには
もう一つ島を渡り
橋を2つ渡る必要がある
橋を渡るためには橋まで坂を登らないといけない
アップダウンを繰り返しやっと広島 呉へ
ヤマトミュージアムに末っ子が行きたいというので
ちょっと寄り道

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ミュージアムは人で溢れかえっていた
1/10スケールのヤマトの模型やゼロ戦、また当時の海軍の様子なども記録展示されていた。
簡単に昼食を済ませ出発

途中コンビニの駐車場で大学生の女の子が1人で

ロードバイクのパンク修理をしていたので声をかけてみた

荷物をたくさん抱えていたので、どこからと聞くと

京都の大学サークルで九州まで行って一周して帰るらしい

彼らは野宿しながら回っているらしく

彼女はキャリアに5Kgの米袋を背負っていた

彼女は野宿だと暑くて眠れないとボヤいていた

さすが大学生、ハードやなあ〜と感心してしまった。

今日の宿は広島市内
残り25kmを走り宿へ

 

広島 蒲刈町ー広島市 走行距離:50Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/11 しまなみ海道 とびしま海道 「父娘夏休み自転車の旅2016」

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今日は今治を抜けてサイクリストの憧れの地、しまなみ海道サイクリングコースへ

しまなみ海道は、四国の今治と広島の尾道を、島と橋で結ぶ全長 70Kmのサイクリングコース
また、とびしま海道はしまなみ海道の途中から一部フェリーになるが広島の呉を結ぶコースだ

まず現在地から今治まで20Kmを走る
そして今治からいよいよしまなみ海道へ、まずは大きな来島海峡大橋を越える。
橋を渡るには下から緩やかなスロープ状の長い坂を登っていかなければならない

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今日は祭日でもあることから家族連れの自転車とも多くすれ違った
日差しは強く暑かったが風が気持ち良く吹いていた、海も透明度が高く最高の景色の中を走る事が出来た。

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しかし、有名なサイクリングコースなので

走りやすいんだろうと思っていたら
結構なアップダウンがあり
重い荷物を積んでいる自分達にはちょっと辛いコース
自分達は途中から九州に近い呉へ向かうため、とびしまコースへ向かったがこのコースがさらに過酷なルートとなってしまった・・・
サイクリングコースというものの、勾配が激しい離島によくあるアップダウンのある道、車でもちょっと辛い道路を超えていかなければならない。

4時20分頃フェリー乗り場に到着、次は最終の17時40分
少し港で待ちぼうけ

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今日の宿はとびしま海道途中の民宿
本当は宿の取りやすい広島の呉まで一気に行きたかったが
お昼の時点で、まだ前半地点だったので予定変更。

しかし宿の数も少なく祭日であるので、
当日予約はなかなか見つからなかったが

なんとか民宿に予約が取れてひと安心。
フェリーはとびしまの岡村港に18時過ぎに到着

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宿までは23Km、景色は夕日に変わっていた。

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漁港周辺の集落では、日も落ちて涼しくなったせいか
多くの人が家の前でくつろいでいた。
なんとも言えないそんな風景を横目に集落を通過
「なんとか暗くなる前に宿に着きたい」と思いながらも
夕日がどんどん沈んでいき、とうとうあたりが暗くなってきてしまった
人もいなくなり、車もまばら、街灯も少ないのでかなり暗い
自転車のライトももちろんつけているが
こんな状況は想定していなかったので
照度の低い、点滅タイプのライト
街灯がないとかなり暗め
末っ子もだんだん心細くなってきたようだ

そう言えば、こんな暗い夜を経験するのは何年ぶりだろうか
自分達が文明社会にどっぷり浸かっていることを改めて感じる
た。
ようやく遠くに街の灯りが見えてきた
20時過ぎ頃、ようやく民宿に到着

前情報は無く、島の民宿で、しかもこのタイミングで予約が取れた宿
正直あまり期待はしていなかった。
しかし、ついてみると、この場にはふさわしくないぐらい
明々と照明が照らされ立派な感じ
食事処がメインで宿を営んでいるようだ、しかも温泉まであるらしい
部屋も綺麗で今時な洋室仕様、「自転車も盗難の心配があればお部屋に入れてもらって構いません」と粋な計らい
温泉は営業時間を過ぎていたが、宿の計らいで特別に入らせてもらえた。
娘と二人で貸切風呂、とっても贅沢な時間
今日の疲れが吹き飛ぶ。
夕食は食事処でいただく、というか辺りには他に選択肢は無さそう

宿までの寂しい道のりと、宿とのギャップで
財布の紐も緩み、たまには贅沢もいいかと
今日は新鮮な海の幸を使った漁師料理をいただく事に
末っ子も本当に嬉しそう

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苦あれば楽あり、今日も一日お疲れ様

愛媛県西条ー広島県上蒲刈島 走行距離:90Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/10 冷凍ミカン 「父娘夏休み自転車の旅2016」

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キャンプの翌日は決まって寝不足
朝方になってようやく涼しくなり

ウトウトしだしたら日が昇る

このまま寝てしましたいが
そう言う訳にもいかないので
眠い目を擦りながらテントを片付け出発する。
朝食は近所にあるスーパーマーケットで済ます。
スーパーで自転車好きのおじさんに声をかけられ
自分も日本中回ったと話しを聞かされてしまった。

暑い日が続いて体力が心配だが

末っ子は随分 なれてきた様で、最近では

「お父さんもう少しペースアップしてくれませんか」
と言ってくる。

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昼食に定食屋に入って
この先のルートの事を店主に尋ねてみると
お客の方から声が上がり
自分も自転車に乗っているとの事で
いろいろと四国のルートの事や宿の事など教えてくれた。
お客さんは車だったので、そこで別れたが
その後、登り坂の手前のルートの分かれ道の所で、そのお客さんは先回りして待っていた、ちょっとビックリしたが
道を間違えるといけないと待っていたのかも知れない
そして愛媛と言えばみかん、どこかで買ってきた冷凍ミカンをくれた。
坂を登りきった所で、先ほど頂いた冷凍ミカンを食べた。
こんな暑い日に食べるミカンは最高に美味かった。

今度は坂を下った所でサイクリストのお兄さんに声かけられた。
今日は手元の温度計でも40度、熱中症には気を付けて下さい。
と言って行ってしまった
今日は良く声をかけられる日だった。

香川 観音寺ー愛媛 西条 65Km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/8 うどん高松へ 「父娘夏休み自転車の旅2016」

今後のルートは淡路島を抜け四国へ渡る予定だったが
地図で本州とつながる橋は高速道路用で人や自転車は渡れないらしい
調べてみると神戸から淡路島へは船で渡れるが
淡路島から四国へは高速バスに輪行(自転車を分解して専用のバックに詰めること)しないと行けないとの事
輪行バックは成田まで飛行機でくるのに持っていたが
いろいろと荷物が重たいので自宅に送り返してしまった。
仕方がないので淡路島は諦め四国の高松へ渡る事に
高松へは、岡山、玉野からのルートが一番近そうだが
昨日末っ子が怪我した膝の傷が結構深いので
(バンソウコの間から汁が出てくる程)
ちょうど膝の可動部であり、激しく動かすと
なかなか治癒しないと思うので
今日は少し短めの移動とし
神戸から高松へ3時間半のフェリーに乗る事にする。

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フェリーには自分達と同じ様に自転車で旅している人達が
2、3組乗って来ていた、その中に白人の2人組がいた。

以前ヨーロッパに行った時に英会話の必要性を痛感した
日本は世界的にも英語力が低いというか英語が必要でない国なので
子供達にはこれから生きていく上で英語力をつけてもらいたい考えている。
しかし、英語力は文法や単語、発音が良いだけでは話せない
一番重要なのはコミニュケーション力、そして度胸だと自分は考えている

最近は外国人観光客もかなり増えているので
子供達をつれての旅では機会があれば
外国人と積極的に話すようにしている。

フェリーで一緒になった白人と話す機会が少しあったので
末っ子にも日頃の勉強の成果を発揮するように促し
挨拶する様に言うが恥ずかしがってなかなか言葉が出ない様子
仕方がないので自分が話しかけてみる事に
彼らはオーストラリアから来ていて、
3週間日本を自転車で回っているとの事
偶然にも自分と同じ43歳だった。

後で末っ子は自分に話すのを先を越されて悔しそうだった。
今度は自分が話すと意気込んでいる。
会話する事の楽しさは感じてもらえた様だ。
夕方に高松到着
今日は高松のビジネスホテルで1泊

尼崎ー神戸ー高松 走行距離:23km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016

8/7 淀川サイクリングロード 「父娘夏休み自転車の旅2016」

末っ子がグリコの前で写真を撮りたいと言うので

少しまわり道にはなるが
今日は京都から淀川沿いのサイクリングロードを抜け
大阪、道頓堀に向かう予定。

京都駅前から市街地ぬけ進み淀川へ
淀川の河川敷にはサイクリングロードがあり

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休日という事もあり、多くのサイクリストが走っている
サイクリングウエアーでバッチリ決めている人
上半身裸の人、普通のおじさん、女性など
いろんな人が走っているが末っ子の様な感じは珍しいのか
子供だからなのか、すれ違う人達は笑顔を返してくれたり
手を振ってくれる、そんな状況の中、末っ子は嬉しいやら恥ずかしいやら
という感じで上機嫌
サイクリングロードを走って20kmぐらい走ったころで
突然、末っ子は、なんの変哲も無い道路で転んだ。
転び方が悪かった様で、よく見ると
膝と肘をすりむいているというか
膝は、白い身が見えていて結構削った様だ
転んですぐは恥ずかしかったのか笑っていたが
やがて痛みが激しくなってきた様で
サングラスの下は涙と鼻水でいっぱいになっている

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調子に乗ってバランスを崩す乗り方をしていたようだ。
多分こんな怪我をするのも初めてだと思う。
慣れてきた頃が一番危ないと思っていたが
まさかこのタイミングでという感じ
まあ、これぐらいで済んで良かった。

痛みを知ると次から気をつけるだろう。
バンソウコは持っていたが
傷口が大きすぎるので使い物にならない

サイクリングロードから離れ
ドラッグストアで大きめのバンソウコを購入し貼ってやる。

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だいぶん落ち着きを取り戻したが
末っ子は痛みでペダルを漕ぐのが辛そう

道頓堀へ行く予定だったが、やる気を失い、今日の宿のある尼崎へ早めに向かう。

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京都ー尼崎 走行距離:52km

父娘夏休みサイクリングツアー「東京−福岡」2016