午前:肥やしの匂いとルートの誤算
朝から空は明るいが雨が降っている。ベルギー・オランダの辺りではこんな天気がよくあるそうだ。今日泊まったホテルはあたり一面に畑が広がっている。そのためかホテルの室内も窓を閉めているにも関わらず、肥やしの匂いがただよっている。
オランダは干拓により領土を拡大してきた歴史があるので、河川がかなり多いが、その割に橋が少ないらしい。たしかに橋の付近は車の渋滞が目立つ。
今日、目指すのは世界遺産にも登録されているキンデルダイクの風車群、その後、ロッテルダムを抜け、実質的な国の中心地デン・ハーグに泊まる予定だ。
しかし少々問題発生である。昨日ルートを再度確認すると、最短距離でキンデルダイクに行くつもりで、川の手前にあるこのホテルに泊まったのだが、今日向かう3km先にある橋がハイウェイ専用らしく自転車は通れないとのこと。GPSナビは通常、自転車が通れるところだけをルートに表示するはずだが、どうやら誤認識したようだ。迂回ルートでまわると迂回だけで70km程距離がある……。さすがに70kmの迂回はきついので、ちょうど列車が近くを通っていて川を越えるようなので、自転車を列車に乗せ、橋を越えることにする。
駅での助けと川越えの不安
出発駅と到着駅の名前をGoogleマップから書きとめる。朝、雨が止み、出発。駅は2km先にあるのですぐに着いたが、人が誰もいない……。
しばらくすると二人組みの女性がやってきたのでたずねてみるが、うまく話せず、二人は駅の名前を知らないらしい。二人が言うには、この駅からは自分が書いた駅には行かないといっているようで、街の方にある駅からじゃないとダメだといっている様子。
今は地図も持っていないため、GPSの入力データのみが頼りの綱。街の駅までは今の状況では行けない……。昨日Googleマップで確認した感じだとこの駅は川の手前にある駅なので、とりあえず次の駅までいければ、橋はクリアできるはずだと判断し、一駅だけ乗車することにする。
次にきたアジア系のおばちゃんに次の駅までの切符の買い方を教えてもらう。しかし、バイクの切符の買い方は分からないといっている。しょうがないのでとりあえず通常の切符のみ購入し、後は車内で購入しようと思っていたら、駅の掃除のおじさんが来たのでたずねてみる。おじさんは操作して切符を選んでくれたが、今度は小銭がなく切符を購入できない……。5ユーロ札しかないとおじさんに言うと、「ちょっとまってろ」と車へ。コインを持って帰ってきた。おじさんが両替してくれて無事切符を購入。
一駅なのであっという間に着く。GPSを起動させると、かなりルートからそれている。しかし、川は越えているようだ。だが画面を見て、ハッとした。川はあと3つ程越えないと行けない……。他の川は自転車で渡れるのだろうか……不安がよぎる……。
キンデルダイクの絶景と最後の試練
ルートがそれているので、とりあえずGPSの方向を頼りに進む。オランダは結構道が整備されているので、行きたい方向に道がある場合が多いので、引き返すことが少なくてすむ。
最初の橋の方角へ進む。何度か行ったり来たりしたが橋が見えてきた。ちょうど渡っている自転車が見えたのでホッとする。1つ目クリア。

ルート上に戻ったので、ルートに沿って進む。2つ目の橋も無事クリア。


3つ目の橋も無事クリア。なんとか無事に進むことができた。

いよいよ風車群のあるキンデルダイクへ。オランダといえばやっぱり風車。風車の付近はサイクルロードも完備されている。到着し、入り口らしいところを通過する。有料かと思ったら無料で通れるらしい……。キンデルダイクは街の中にぽっかりと自然が残されている地域だ。




風車と乳牛

風車と私
風車の写真を撮っていると、おばちゃんが「写真撮ってあげようか」といってくれたのでお言葉に甘え撮ってもらった。後からおじちゃんもやってきてどこから来たというので「JAPANだ」と答える。「どこの町だ、東京か」と言ってきたので「福岡だ」と答えると二人は知らない様子……。



ロッテルダムのショートカットと驚きのホテル
雨が降ってきたので、次の目的地へ急ぐ。ロッテルダムに到着。団地のようだが日本と違ってなんともかわいらしい。GPSのルートを見るとルートが遠回りしていたので、直線距離のルートを見つけたのでそちらに行ってみる。うまくショートカットができた。

またGPSが遠回りしている。今度は結構距離が大きいが直線ルートがありそうなのでそちらに進む。なんとかうまく目的地のデン・ハーグに近づいてきたが、目的地の付近はハイウェイの大きなジャンクションになっていて、なかなか目的の方角へいけない……1km程行っては戻りの繰り返し……。やっとハイウェイを越えたと思ったら今度は河川に邪魔をされ、向こう岸へ渡れない。橋はかなり先の方にしかない……。
やっとのことでホテルに到着、しかしホテルを見て愕然とする!

ホテルは工事中! 入り口はベニア板で閉ざされている……。たしかに昨日予約を入れて支払いも済ませている。小さく看板「←reception」が目に入る。矢印の方へ行ってみる。仮設の受付があった。どうやらホテルは営業中らしい。びっくりさせられた……。
最後の最後まで何があるか分からない一日だった。









コメント
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トラブル!
なんだかんだと不安になるけど旅の醍醐味っすよね♪
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> トラブル!
> なんだかんだと不安になるけど旅の醍醐味っすよね♪
そうなんだけど・・・平穏が一番っす!